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【サーフィン研究所&ドラゴン・グライド・プロダクションズ】ルーツ・サーフィン_ペンギン村計画_(1468文字)

Red Dragon on The Blue Dragon

.

ブルー誌の原稿に取りかかった。

すでに10年以上にも及ぶ連載であり、

さらには、

巻頭コラムということでもあるので、

たいていは、

3〜5編ほど書いてからテーマに沿って絞り上げていく。

ときには編集長に2編送り、

選んでいただく。

今回は、

さまざまな波に乗ったことを書いている。

Tyler Warren 2+1 / 6’5″

.

澄明なもの、

啓示を受けたもの、

そして子どもたちと乗った波。

ルーツ・ミュージックという言葉があるが、

ルーツ・サーフィンという言葉があってもいいのかもしれない。

アンビエントだったりララバイだったりと、

そういうことだ。

Catch Surf ODYSEA 10’0″

.

ここまで書いて、

「自分の志向をはっきりさせたい」

と気づいた。

原始的な波があり、

その幻がある。

幻はマボロシと書けばわかりやすいだろうか。

一回限りの体験。

いわゆるフォース・ポエジーなのだが、

そのことをサーフィン研究所で研究していこうと思っている。

サーフィン研究所は、

鎌倉市七里ヶ浜に本拠があり、

所長が中村竜さんで、

副所長が中村豪さんとなっている。

(巻末リンクを参照ください)

副所長がステッカーを作ったので、

とても欲しいと感じてしまった。

そして、

物欲は常について回るということも研究したくなった。

町長選があり、

私が推していたペンギン村政策を掲げた候補者は、

167票しか取れず、

本命の5375票に敗れていた。

調べてみると、

敗因は、

町外からの候補者だったということ。

地元民の結束は固かったようである。

だが、

政治を楽しくしてくれそうなのと、

若者寄りのアイディアをたくさん持っているので、

また次回に期待したい。

ペンギン村を理想郷とする

「将来のペンギン村政策について話しましょう」

ということになった。

徒歩で向かったので、

喉と気持ちは幡多ホワイトとか、

ハイ・ボールのお世話になる。

それに合わせたカツオの燻製とか、

カツオの刺身はもちろん、

こんなビジュアルのプレゼンテーションにうっとりした。

土佐では、

カツオをニンニク醤油で食べる。

この鮮烈なる味覚を表現するのなら、

何かを追いかけたくなる味だろうか。

郷愁とも違い、

走って追うような味なのだ。

以前、

東京でカツオを同じように食べたが、

追いかけたくならなかったのは、

目利きのカツオではなく、

さらにはニンニクの質や鮮度がもたらすものだとわかった。

格闘技カポイエラの話となり、

名著の

『空手バカ一代(©梶原一輝/少年マガジン)』

では、

ブラジル伝統の格闘技として登場し、

竜巻のような足技だったが、

実際は違うのだという。記憶というのは不思議なものだ。

「そのな、ペンギン村政策やけど…」

「それそれ!」

「ウルチョラ警察隊という自警団を使って治安を守るんや」

「ここは元々、安全でしょ」

「そうやったね」

「すばらしいことだよ」

「ほなら小学校を小学園とネームチェンジや」

「いいね〜!」

「でな、ハニホヘトイロハザペプシから教えるんや」

「それはわからないよ。マニアックだなぁ」

「大丈夫や、ここの住人は細かいことは気にしないで」

「へー。そうなんだ」

「そうや!今月はペンケイガニなんやで。ペンギン村は」

「それってマンガじゃなくて、小説のプロットじゃなかったっけ?」

「ほな小説もこの町には必要やね」

【巻末リンク:サーフィン研究所スペシャル】

【サーフィン研究所スペシャル4】八卦ヨノピーク_ドラグラ予言者ジェイミー・ブリシック_ここまでのいろいろ_(2637文字)

Happy Surfing and Happy Summer!!