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naki's blog

【サーフィン研究所】波に張り付くことと、川端康成の丸いタヌキ_(882文字)

Sunset at Cape Muroto

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美しい夕陽。

室戸岬にいると、

朝陽と夕陽が水平線に見える。

島でも行かないかぎりなかなかない地形であり、

深海から陸地に上ってくる潮流があったりして、

そう考えると強いパワースポットというのは間違いがない。

前線をともなう低気圧があり、

それほどまでのうねりをつくらないだろうと予想していた。

TYLER WARREN / naki SPECIAL(ワン・オフモデル)

6’5″ x 19-5/8″ x 2-1/2″

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だが、

波はみるみるとサイズアップし、

硬い斜面でサーフボードを滑らせることができた。

ベンチュラ・セイジが

以前ここの特大号で特集した

『張り付き』説こそが上達の近道だとかかげてくれていて、

波乗りはレイルワークと重心移動が基本なのだと再確認した。

(張り付きについては、巻末リンクをご覧ください)

トンネルを過ぎると異空間となる。

まるで安倍晴明の言葉のようだが、

よく考えると川端康成の『雪国』の冒頭でもあった。

「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」

その文章は、

「夜の底が白くなった。」と続くのだが、

私の場合は、

「波の底が蒼くなった。」

ということでもあった。

須崎市のマスコットキャラクターがこの「しんじょう君」だ。

バルーンというのかな、

屋根にのっているしんじょう君が一番好きで、

ここを通りかかるたびに笑顔になってしまう。

そして衛星写真で上から見ると、

やはり丸いしんじょう君があって、これまたうれしくなった。

同様にガソリンスタンドの上にのっている

『ポン太・バルーン』も航空写真で確認してみると、

やはりこちらもしんじょう君と同様、

丸いかたまりが屋根の上にあった。

「しんじょう君の丸い姿を抜けるとポン太であった」

そうやって川端康成文体になるポン太はめずらしいだろう。(笑)

【巻末リンク:上達一直線】

【特大号:テクニック編】インパクトパドルという必須概念_張り付きの重要性_(3951文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyle!!