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naki's blog

【サーフィン研究所8月記念特大号】48年前のテッカマキ_週末は土佐の西南へ_(2088文字)

夕方ごろ、

土佐市のサンシャイン・オリビオに行くと、

このテッカマキが半額になっていた。

添えられていた醤油をかけていただくと、

ビカ!

小学3年生の夏休みに食べたテッカマキと同じ味がした。

味覚というのは不思議で、

けどなぜ小学3年生だったかを記憶していたのかというと、

あの寿司屋の味だったからだ。

あの寿司屋は、

スーパーマーケットのテナントだった。

倉庫風のマーケットは、

小学3年生にとっては巨大だった。

この青果売り場で母がパートタイマーをしていて、

私がそこにいた理由は、

用件などがあり、

母のいる職場に伝えにいったのだろう。

けれど、

このスーパーマーケットは、

小学校3年生のときに他所に移転してしまうのだった。

すると、一度だけの夏休みだと断定できた。

ここをここまで記憶しているのは、

とてもおいしいマグロ寿司をここで食べたからだ。

いわゆるスーパーのお持ち帰り店なので、

透明なフードパックの中にいろいろが詰まった寿司詰。

握り手がいて、女将さん。

今となると、

それは2マン・オペレーションだったとわかる。

あのおいしかった鉄火巻きの味は、

自分が食べるものを目の前で握っているという

乗算作用もあったと思っていた。

で、結論を急ぐ。

「この令和3年8月に土佐で食べた鉄火巻きは、
昭和48年8月に関東で食べた鉄火巻きと同じ味だった」

私にとって、

『黄金に輝く鉄火巻きの記憶』

を蘇らせてくれたサンシャイン寿司に、

購入の決め手となった半額割引にありがとう。(笑)

さて、

週末は南東からのうねりが少し上がる予想だったので、

未明に出発して、

夜明け前からサーフした。

ターボーくんやスマイリー・グリズリーたちもやってきた。

砂州はちょっとしたパーフェクション。

この波に乗ったスマイリー・グリズリーは、

「最近スマイリーとか、
グリズリはんと呼ばれることがあってうれしいです!」

そんな感想であるらしく、

カッパ事件の余韻すら感じさせないほど、

グッドサーファーの体型と笑顔になっていた。

(カッパ事件については巻末リンクを参照ください)

グリズリーのサーフ・スタイルは、

アイランダー、

またはハワイからの潮流であろう。

Catch Surf® Heritage Collection Nose-rider 8’6″

at MLB Kochi

.

私は(何の?)決勝進出へ向けて、

大技が期待されたので、

ごらんのバックウォッシュ・キックアウトをメイクした。

9.33を獲得。(笑)

全員で38万本(まんぼん)くらいの数の波に乗っていた辻野さんご家族。

土佐が誇る酒豪のひとりDJ VCA氏のご友人でもある。

志縁(しえん)くんとお父さんは平和を願い、

煌英(こうえい)くんはハンドサインなしの美しい笑顔だった。

ハッピーサーフ世界にようこそ〜。

楽しいサーフィンを続けてくださいね!

ラインナップでは、

コウスケとマサヤ、

トオルくんとターボーくんのラインに感じいった。

なかでもケイスケの

「フロントサイド、クロス・ステップのフェイド・ターン」

には恐れ入った。

海から上がり、

着替えていると、

電撃感動的存在となったコウスケが上がってきた。

私はとっさにこう言った。

「ここにコウスケ・ワクチンを二回ほど打ってクダサイ」

すると、

笑いだけが返ってきて、

どうやら冗談だと思われたようだ。

後からターボーくんが、

「グリズリのワクチンでええんちゃう?」

そんなことを言われてハッとした。

なるほど、

ワクチンを持ち出すことがSFなのだとわかった。

5kgほどのハマチが1000円。

刺身20人分は取れるだろうか。

雑魚と認定されたらこれでまるごと500円。

魚類に詳しい、

居酒屋などがこれを仕入れたら有効利用できそうだが、

地元の人は常日頃から魚を食べ慣れているので、

魚であれば、

こういう雑魚でない高級魚か、

または肉食などに人気があるように見える。

「ウイスキー大好き」

「人生はハイボールや」

数々の名コピーを輩出した

「お好みまるや」のターボーくんの大好きなシングルモルト。

サーフをたっぷりとして、

スマイリー・グリズリーオススメの中華店に行くと、

ランチメニューとして上の視界となった。

ひさしぶりのラーメン屋炒飯に、

少年時に近所にあった出前中華の味を思い浮かべようとすると、

なぜかデパートの大食堂の炒飯がのしかかるように重なるのだった。

【マンダラ・コーヒーの最新広告入稿】

(マンダラ・コーヒーについては、

巻末リンク*2を参照ください)

.

これを見て華厳さんは、

「なにかの広告賞を獲るような気がします」

そんなことを言われた、

賞はどうでも良いのだが、

そのときのことをあえてここにそう書くのは、

本日貫いている文体からそうなってしまうからです。

(村上春樹さんの文章を読みすぎました*巻末3)

そんな感想はとてもありがたいのだが、

もっとさまざまな表現をしなくてはと感じている。

どうぞよろしくお願いします。

【巻末リンク:カッパ事件の真相】

【サーフィン研究所特大号:三部作】小波日の浮力目安_コニャックに漬けたマンダラ・コーヒー_グリズリーベアVS河童_(2222文字)

【巻末リンク*2:12年前とは?】

【サーフィン研究所】12年前と今の違い_マンダラ・コーヒー第1回販売編_(1908文字)

【巻末リンク*3:村上春樹文体】

【サーフィン研究所&ドラグラ・プロダクションズ】スカシー室戸で『波の歌を聴け』の表現特性_(2106文字)

Happy Surfing and Happy Summer!!