Mini 5’0″ / March 2009
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アーバン・アイランド・ソシエティの広報誌があり、
そこに寄稿するための写真を探していたら昔の画像が出てきた。
昔といっても12年前のものだが、
私はずいぶんと小さなボードに乗っていたようだ。
エルサルバドルの南うねりはパワフルだったので、
こんな小さなボードでもよく走った。
Catch Surf® Heritage Collection Nose-rider 8’6″
at MLB Kochi
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それが12年経って、
こんな大きなボードにも乗れるようになった。
そしてミニボードのときよりもサーフィンが速く、
小波でも悪波でも楽しさが倍増した。
エルサルバドルのときに
「いま、人生で最高のコンディションだ」
そんなようなことを書いたが、
あれから12年、
パドリングがさらに速くなった。
きっと大きなボードを使い、
ありったけの気力で、
長距離パドリングしているから自然に鍛えられたのだろう。
よく聞くが、
体力が衰えたから大きなボードに乗っているわけではなく、
鍛錬したくて高浮力を選んでいるのだ。
Catch Surf® Skipper Fish Ⅵ 6’0″
Nakisurf Original Twin + Vektor VM
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ただ以前はトップ・アクション一辺倒だったのが、
そんな上下を減らして、
長いトリミングに集中している。
こちらの方が宇宙的な感覚になることが多い。
そして上陸(成仏)までの距離と、
その戻りパドリングの際の耐久力や根性も鍛えている。
【マンダラ・コーヒー】
須崎市の桑田山温泉に行くのは、
この湧き水(冷泉)のお味がすばらしく、
タンクいっぱいにして持って帰り、
コーヒーや料理に使用している。
何度もここに書いたが、
昨年からずっとコーヒーの研究をしている。
偉人タマちゃんから焙煎を学び、
それからコーヒーの愛好者が集まったのを機にコーヒー研究所を立ち上げた。
とは言っても、
勝手に研究所を名乗っているだけだが、
意識は本気でやっている。
生豆の購入からハンドピック、
焙煎さまざま、
完成から熟成期間を経て、
さまざまなものを計量してコーヒーを淹れる。
湯温を量り、
豆の重さ、
湯量も正確にするのも当然で、
抽出時間や抽出方法の多くを試してきた。
今までは、
コーヒーを淹れるのにこんなことは絶対にしたくないものだったが、
大きなボードに乗るのと同様にそれが当然になってきた。
不思議といえば不思議だ。
日本では、
輸入コーヒー生豆に対して、
農薬基準値が世界で最も厳しいらしく、
農薬が少しでも残留していれば入国許可が下りないという。
なので、
生豆からが安心だとか、
その豆もG1だったり、
ありとあらゆるものがあるとわかってきた。
ただ、
自家焙煎し始めると、
ヒットが出たり、
暴投が出たりと、
風味の迷宮に入ってしまった。
そこから3か月くらいこの迷宮を出入りして、
半年前くらいに論理と実践が合致し、
シングルオリジンは完成を見た。
そしてここからがマンダラ実験で、
生豆をリキュール漬け(世界初)とし、
それを直火焙煎をしてみた。
豆の水分が多いので、
ハゼなかったり、
糖分によって焦げてしまったりと、
こちらも試行錯誤を繰り返した。
研究所の沽券にかけても成功させたく、
文字通り石にかじりつくほどくじけず、
毎日をアップダウンさせながらようやくここまでやってきた。
現在夢中になっているのが、
エチオピア・グジとココナッツ・リキュール(マリブ)漬け。
イルガチェフェとスパイス・ラム(キャプテン・モーガン)。
(旧ラベルにアゾテアXマリブがありました)
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生豆を摂氏50度の湯で洗ってから、
一級焙煎士による渾身焙煎です。
初回はシングル・オリジン3種と、
シングル・オリジン&フレーバーを100g単位でお分けします。
すでに鳥巣さん、
ムーニーマン、
ラカ法王、
タキビ神、
シギーG、
マグヤン、
小島総料理長、
ジグザグ玉ちゃん、
シャッチョさん、
まるやターボー氏(イニシャルT)、
しんじょうヤスくん、
ハイカラM、
スカシー河合さん、
クワイエットファンクの久保田夫妻、
トロピカル松村さんたちに試飲いただき、
たくさんのインプットをいただき、
さらには「マンダラを定期便契約したい」とまで聞こえてきた。
これは焙煎量が安定したら定期便できるように企画しています。
これまでの詳しくは、
か、
mandalacoffeejapan.com
までお越しください。
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【巻末リンク:冒頭の12年前】
【巻末リンク*2:マンダラ・コーヒー】
Happy Surfing and Happy Lifestyle!!
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