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naki's blog

【サーフィン研究所】タキビ・カラーの千葉ジェフリーズ_アジテーションのシックス・エイト_(1377文字)

数日前の夜明け。

保護色のタキビ神が、

まるで松本隆さんの歌詞のようにまばゆかった。

「大きなショートボードがあるんですよ」

「へえ」

「ミッドレングス好きのNAKIさんに乗ってもらえたら」

そんな文体でやってきた68。

私たちはシックス・エイトと発音する。

NAKISURFカレンダーによると、

シックス・エイトは203cmであるらしく、

大谷翔平くんよりも10cmも大きなボードであるが、

フォルムはショートボードであり、

FCS-2の5フィンモデルだ。

@corner_designed

そのシックス・エイトをジェフリーズで滑らせると、

とっても速いし、

全てのターンはできるし、

非の打ちどころがないほど、

優等生なデキスギくん的なサーフボードだとわかった。

例えるのなら、

サーフボード界のビートルズか、

またはビーチボーイズという味わいで、

「レットイットビー」という具合なのだが、

私はドアーズのジム・モリソンに洗脳されているので、

“Girl we couldn’t get much higher”(Light My Fire)

といったアジテーションが頭の中を駆け巡った。

ふと気づき、

読者はここまで読んで、

何のことかわからなくなるのだろうか。

客観的な判断をいただこうと、

ドラグラ・プロダクションズの華厳さんに

まずはメールを送ってから電話をかけると、

「瀧朗くん的でいいんじゃないのかな」

「そのままでわかりますか」

「わからないのが味でいいんじゃないの?」

そう言って、

アジテーションは華厳さんの時代では、

アジと略されていたことにかけてシャレられていた。

でもこれではもっとわからなくなったので、

法王に聞いてみると、

楽天のお仕事でお忙しいらしく、

いつものように「うん〜」と言ったまま、

上の空であった、

とにかくまとめると、

このシックス・エイトは優等生であり、

グレイトサーフボードである。

だが、

ジム・モリソンのように反逆児でもなく、

ドラグラ政治目的で煽動(アジテーション)されるものでもなく、

反抗的な私にとっては、

シングルフィンやボンザーの乗り味こそがジム・モリソン的なのだと落ち着き、

なぜか「ハロー・アイ・ラヴ・ユー」(Hello, I Love You)の歌詞が浮かび、

それを引用しようと、

読み返してみるともっとわからない。

だが、

周りの目を気にする人、

「みんながショートボードに乗っているので、自分だけシングルフィンには乗れない」

そんな保守的というか、

マジョリティに迎合しつつ、

波の上に浮きたい、

速く滑走したい、

波の始まりからテイクオフしたい、

本当のサーフィンを知りたい人にはとても向いているサーフボードだ。

ペラペラのショートボードを卒業して、

あの偽りのターンではなく、

真のターンをしたいサーファーに向けてのサーフボード、

またはスマイリー・グリズリーのような、

体重260kgサーファーにとっての愉快な1本となるだろう。

難解なインプレッションみたいだけど、

みなさんのサーフィンのお役に立てたら幸いです。

(スマイリー・グリズリーについてはこの下のリンクを参照ください)

【巻末リンク:260kgのスマグリはん】

【サーフィン研究所】黒潮町〜四万十でスマイリー・グリズリーと38(サバ)大王降臨予感_(1783文字)

【巻末リンク*2:ジム・モリソンによるアジテーションの一例】

Happy Surfing and Happy Summer!!