ここ数年で自分にとって、
マンライ(満足ライディング)した場所を点として、
現在いる沖縄南部を線でつないでみた。
関東東海の赤色は千葉と湘南、そして伊豆。
空海由来の室戸岬を緑色として沖縄へつなぐと、
その線上に奄美バックドアがあった。
そしてブルードラゴンと黒潮MLB、
エアポートバンクは奄美カンフルガーデン前を通った。
不思議だが、
これに意味があるのだろうか?
きっと意味はないけど、
こういう線や方角を気にするのは、
平安時代以前からの習わしだ。
私たちは古来より、
太陽の位置や月、
風向き、
地形、
波高と波向きを重要視していた。
太陽が複数の土地をつなぐ線をレイライン(巻末リンク)というのだが、
サーフィンにも同じものが存在しているのだろうか。
すると、
ハッピーサーフィン師範のダニーが、
「波質は緯度に関係しているゾヨ」
そんなことをまるでウメボシ星の国王のように教えてくれた。
(©藤子・F・不二雄先生)
彼的には点でつなぐというより、
地球という球体の緯度によって、
それぞれの基調となる波質が決定されるという論だった。
そのダニー師範は、
とても誠実で穏やかな人柄であるが、
WSLの最高峰、
世界トップ44のCTサーファーだったことはあまり知られていない。
ダニーは競技に疑問を持ち、
コンテスト世界から離れ、
このすばらしいハッピーサーフィンを伝えるべく、
故郷アメリカを離れ、
沖縄にやってきてすでに十数年に渡る隠遁生活をしている。
その間もオリオンのサザンスター等で修行を積み、
多くのサーファーを暗黒面から救い出しつつ、
今日もハッピーサーフィンを説きつつ、
パイプライン・マスターズを見ていたのは、
純粋にチューブライドというものの純度を眺めているようでもあった。
それにしてもパイプライン・マスターズはすごい。
バックサイドとなると、
全身を使って高速滑走するわけだから、
まさに体術だと思えるし、
同時にグレイトサーファーが武術に優れているということもわかる。
呼吸法とか、
火事場の馬鹿力を制御するとかそんなことだ。
私の予測だが、
順当に行けば、
新皇帝のジョン・ジョン・フローレンスと、
この画像のジャック・ロビンソンか、
セス・モニーツの誰かがファイナルまで進出するだろうか。
そして
B面、
つまり裏読みすると、
ケリー・スレーターかカノアが決勝進出と発句してみた。
さて、
話は沖縄に戻る。
ジャイアンとガラさんたちは、
アーバン鎌倉に帰ってしまった。
よってこれは彼らの滞在時のものだが、
「軟骨ソーキがおいしいね〜」
というそば屋に行き、
ほぼ普通の「そば」と、
とってもおいしいソーキをいただいた。
そばがまあまあなのは、
これだけ軟骨ソーキを炊い(煮)ているのに、
スープがそのソーキ由来ではなく、
いわゆる定番というか期待外れだったらだ。
ただ、
上記したようにトロトロに煮込まれた軟骨ソーキにコーレーグースをかけ、
さらにワサビといただくというのが良かった。
ちなみにコーレーグースの語源は、
「高麗胡椒」(コウレイ・ゴショウ)だと思うのは、
沖縄の言葉に当てはめてみたからで、
ウチナーグチ(沖縄語、方言)に詳しい人なら共感してくれるだろう。
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【巻末リンク:レイラインの秘密とは?】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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