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【サーフィン研究所渾身号】冬が強い_ダニーの予言はウメボシ星由来!?_信念の波乗道とは_(2052文字)

今年の冬は違う。

誰もが口を揃える。

沖縄のハッピーサーフィン師範ダニーに言わせると

「冬が強い」

とのことである。

冬が強い=北風が強い

北風は沖縄にうねりをもたらすもの。

だが、

連日にわたり北風が強く吹くと、

オンショア側に波をもたらすのだが、

オフショアにならないと良い波にはならない。

例年だと、

終日たっぷりとオフショアが吹く、

または連日オフショア(南風)となるのだが、

今年に限っていえば一瞬、

または短い時間だけ吹いて、

また北風のオンショア三昧(ざんまい)となるという。

なるほど、

そういうことかと北風がオフショアの南部に行くのだが、

うねりのソースがないのか、

南側はオフショア、

快晴という最上のコンディションだ。

だが、

うねりはないに等しく、

見事にフラットか15cmくらいの波高で、

良波到来のパイプラインマスターズを見て、

ハワイと日本は表裏一体、

つまりこちらに波がなければ、

その分どこか、

例えば反対側が「当たり年」という現実を見せつけられた。

けれどもそこは百戦錬磨のダニー師範。

どこかから限定的に届くうねりを探しだし、

そこに届く浅く、

ハイタイド・オンリーの珊瑚礁、

または琉球石灰岩のサーフブレイクに行き、

しかも干潮時にでも行く。

この潮のプッシュならできるゾヨと、

「1時間だけマジックアワーよ」

ダニー先生は、

まるでウメボシ星国王(©藤子・F・不二雄先生)のように発言し、

その予言がまざまざと的中する。

不思議なことだが、

波を読むというのはこういうことなのかもしれない。

ダニー愛弟子のナッキーは、

今日も師範と自分が掲げた目標に向け、

それぞれのB級ブレイクにパドルアウトし、

その成果を胸にまとっている。

ハッピーサーフィンって、

優しすぎるものだとちょっぴり誤解されているけど、

こうした信念の「波乗道」みたいなものであるし、

「上達するために燃える心」でもあるのだ。

決してサーフィンしながらずいぶんと沖に浮かんで、

波もめったに来ず、

そしてフィジカルやスリルには目もくれず、

「ロハスよ〜ハッピーサーフです」

ということではない。

ちなみにロハスとは日本独自の造語で、

英語はもちろんフランス語堪能の総料理長に、

またはイタリア人くんあたりに伝えても誰もわからない単語だ。

Catch Surf® X Nakisurf Special Skipper Fish 6’0″

Nakisurf Original Twin + Vektor VMK (rear)

Photo by @happysurfingokinawa

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沖縄のB級ブレイクに行くと、

複雑な波というのか、

英語表現だと「混乱」みたいなピークとなる。

波のウエッジの中というか、

下から入れば乗れる。

そして波のトップをあまり見ずに、

波の下部に出現するダブルアップ・エッジだけを読んで滑ると、

それなりにうまく行くことに気づいた。

ただ例によって、

激浅なのでワイプアウト禁止に近い。

落ち着いて、

いつものようにテイクオフするのが良い。

具体的にはテイクオフの動作に入る前に息を大きく吸って、

肩を落とし、

ジローくんではないが、

「かんたんです」と言えたら完璧だろうか。

けれど、

こういったスリルがサーフィンの醍醐味であり、

良く聞く、

「〜〜禁止」ということでは全くない。

サーフィンとは自発的なもので、

規制はあってしかるべきだが、

この規制を逆手に取って、

それが法律だとして、

自分が警察官にでもなった気持ちで、

自由にやっているこちらを攻撃するクラブ員だったり、

NSA会員がいるから始末におけない。

アーバンアイランド・ソシエティのジャイアンは、

やはりそのことについて深く嘆いている。

「関係ないやつが言っているのならいいのですが、
たいていはサーフィン業界の連中がおかしなことを言っています。
サーフィンって感動するほど楽しいはずなのに、
これじゃまるでフォークダンスみたいになってます」

同感です。

で、

文句というか彼らだけに通用するルールを持ち出すと、

すぐに

「お前どこのショップ(支部)のやつだ?」

そんなことになるが、

私がもし881(ヤバイ)ショップの名前を出せば、

そいつはおとなしくなり、

こちらのバックがいないとなると強気&声高になる。

なんだろうか?

こんなのは間違っている&恥ずかしいので、

一日も早く改善されたら良いのだが、

相も変わらずどこもかしこも

「ローカルオンリー」

「〜〜禁止」とやっている。(ため息)

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#みんなでサーフィンを変えていく

 

〈おまけ〉

土佐室戸岬。

私と法王はサバ好きをカミングアウトした身であるので、

ふたりともそれぞれ5000円を使って、

「プルプルさば」が手に入るような気がする。

「サバの日」

3月8日までなので間に合うかな?

スカシーの河合さん、

待っていてくださいね。

【巻末リンク:スカシー室戸の蔵物語】

【ドラゴングライドプロダクションズ文芸〈長編〉】蔵ラウンジ物語: 東昇のハイライン_(3799文字)

【巻末リンク*2:サバ手の科学】

【ドラグラ・プロダクションズ・サイエンス編】サバ手の真実_(1584文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyle!!