伊豆を経て鎌倉に行き、
また伊豆に来た。
桜は、
あれからさまざまなドラマがあったようで、
葉桜になりかけていた。
レンズを向けると、
新芽の緑が、
桜のピンクとパステル・コントラストになっていて、
満開より美しいと思えた。
昨日はIRIEサーフ&シーのアッチーこと、
今村厚くんたちとサーフしてきた。
アッチーは、
こんなオフ・ザ・カーブを普通にしているが、
どうやら2ヶ月ぶりのサーフだという。
「ずっと(波乗りの)イメージはしていましたけど」
そんな2ヶ月だったようだ。
昨日は、
遠藤くんのミッドレングスサイズのフィッシュ、
ロケットフィッシュとか、
ビッグフィッシュと呼んでいるボードの初乗り日。
アッチーはIZUFORNIAという派を形成していて、
そのハッピー・サニーという思想に感じいった遠藤くんは、
『龍王』というリーフ&サンド波をうれしそうに駆けていった。
クローズスタンスでスタイルが良いのは、
アッチー仲間のある典型だ。
私は、
1973年のボードで『龍王』波を滑っていった。
最初はラホヤ系の波質だろうと、
浜から目を入れていたのだが、
パドルアウトしてみると、
まるでハワイのサウス・ショアみたいな波質だった。
冒頭の桜が午後の光で輝いていた。
カタサバ先生ならこのことをどう書かれるのだろうか?
とにかく私たちは、
さまざまなサーフボードによる、
多次元的パラレルワールドをこの美しい龍神波から得たようだ。
友、
縁、
土地の神、
波、
過去、
そして「いま」という見失いがちな、
そんな位置をちょっとだけ見つけることができたようだ。
すべてにありがとう。
伊豆出発前もレンバイ、
鎌倉市農協連即売所に行き、
総料理長と時間を過ごした。
野菜から見える季節もある。
法王はテキーラ好きなので、
これをラベル買いしてみた。
メスカルとテキーラの風味が共にあり、
炭酸が弾けるように華やかに散っていった。
悪くはない。
伊豆の前日には、
大好きなカルディに行き、
おいしいものを求めた。
1980年代のフーディ(フーデッド)をレプリカした。
そのフォルムだけではなく、
アメリカの前時代的コインランドリーも、
業務用洗濯機も耐えられる耐久性の高いブランクス『Goat』。
さらに念入れとして、
洗濯ごとに、
少しずつ薄まる(インクジェット)プリントを施した。
するとこのように経年変化して、
40年前の衣類を表現しはじめるのだ。
洗濯10回目程度だろうか。
(この詳しくは巻末リンク*2を参照ください)
「へー、これであの波に乗っていただなんて、
このボードをこうして持ったら信じられないね」
1973年のボードを見て、
きんちゃんこと、
曽根均さんは野村克也さんか、
総料理長ばりのつぶやき戦術だった。
The Sting 1973 / 6’3″ at Minami Izu
.
自称阪神タイガースGMきんちゃんは、
MLBストライキ禍から、
ブライス・ハーパーとマイク・トラウト、
そしてジャスティン・バーランダーのトリオ獲りを夢想されているようだ。
これはきんちゃんの高校大学時代に慣れ親しんだ「大新ラーメン」で、
「藤沢で酒を飲んだあとさ、つい来ちゃうんだよ〜。
ああ懐かしい〜、これこれ、こんな味だった〜〜!」
そんなことをおっしゃりながら、
視線を遠くにやっていた。
きんちゃんはどうやら、
ご自身の青春時代の走馬灯を浮かべているようだった。
春爛漫。
桃桜。
かっぱっぱ~るんぱっぱ~のぼんぴりぴん
↑の詳しくは↓を。
【サーフィン研究所特大号:三部作】小波日の浮力目安_コニャックに漬けたマンダラ・コーヒー_グリズリーベアVS河童_(2222文字)
【巻末リンク*2:サバ手】
Happy Surfing and Happy Lifestyle!!
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