星空しんじょう君@高知県須崎市
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海の色は水色(すいしょく)と書くのだが、
この梅雨入り前がもっともきれな水色だろう。
これが夏になり水温が上がれば、
多くのプランクトンが発生するし、
冬は日照というか日差しがここまで強くないので、
ここまでビビッド(vivid=鮮やか)には見えない。
よって、
海好きにはとってもうれしい季節となった。
岩場前のスマグリはんこと、
スマイリー・グリズリー。
昨日の主役でもあるし、
ハッピーサーフィンを体現する人(クマさん?)だ。
スマグリはんは、
秒速28.8フィート(約8.8メートル)という高いダッシュ力の身体能力を持ち、
得意技ベア・クロウは、
最大1,380ジュールのパンチ力だとされ、
これはマイク・タイソンに肉薄する数字であることから、
そのパワーで波をかきわけていると推察される。
Nacky on The Sting 6’3”
by @hiroyuki_maeda
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1970年代のシングルフィンの傑作とされる
『スティング』でクマ・ビーチのレフトを駆けるナッキー。
トリム由来のラインが確かなのは、
長いボードで経験を積んできたからだとわかる。
The Mid-length 2+1by @hiroyuki_maeda
6’8″x 19-5/8″ x 2-1/2″
Nakisurf Original Twin-Fins
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私はミッドレングスをツインフィン仕様とし、
この美しい斜面を何度も滑っていった。
あえてノーズライドでテイクオフしたのは、
三桁フォーシーマーのパトやんが見えたからで、
彼もまたノーズライドを愛するサーファーだからだ。
岩盤の上のバレルは、
下手をすると流血事件になるのだが、
ワイプアウトしなければ大丈夫といういつもの原則がある。
だが、
ここでサーフするとフィンがギザギザになってしまうので、
できたらフィンレスが良いという結論となった。
夏の楽しみは冷やし中華ということでもある。
券売機では7番の冷やし中華(ゴマ)を押しそうになったが、
8番の冷やしジローのほうがご飯が付いていたり、
ジローという語感やグリーンレモンの誘惑ということもあって、
最終的にしばし悩んだことを思い出した。
総料理長の伝記を書きたいと、
昨日ここで書いた。
じつはもうひとり書きたい人がいて、
それはクワイエットファンクの久保田さんだ。
その久保田さんと一緒に釣りに行くと、
あたらしいメソッドがたくさん出てきた。
やはり伝説人は伝説なりのことがあると、
深く感服した日でもあった。
この日の収穫は、
釣りには朝マズメ、
夕マズメというのがあるのだが、
ハイヌーン、
つまり太陽が真上のときの
「昼マズメ」という釣りのゴールデンタイムがあると知ったことだ。
その久保田さんは、
10フィートサイズのサーフボードを愛する波乗り達人でもあるが、
彼はこうして屋根にたくさんのボードを積んでみたいと夢見ていたようで、
そんなことがかなった日のIGポストに気持ちがうれしくなった。
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【巻末リンク:久保田さん主役編】
【サーフィン研究所:特大号】ほぼ完全月蝕_10フィート友人たちの試乗会『なぜ大きなボードに乗るのか?』〈序2〉_(3475文字)
【巻末リンク*2:ベア・クロウとスマグリはん】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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