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naki's blog

【サーフィン研究所渾身号】流行VS純粋_バリー・マッギーと瀧朗_(937文字)

波乗りの世界にも

「流行」を追う心理がある。

この手のものには進化論という盲信があり、

初心には戻らない、

戻りたくないという決別が、

楽しもうという心に鍵をかけているように見受けられる。

または進化しないぞと、

かたくなに誓い、

初心を貫く幼児式サーファーも多少いる。

この人たちのたいていは、

ロハスだとかリラックスだと言うが、

それならサーフィンでなく、

何かしらのもので浮かんでいれば良いと思える。

「波に乗ることへの純粋な思想」

スマイリー・グリズリーは、

このことをメイン・テーマとして抱いている。

Takibi God on

Catch Surf® Barry McGee Special 7’0″

at Tantei Left, Chiba

.

これこそがタキビ神やミヤサバ先生のとなえる

「透明なサーファー」ということかもしれない。

サーフィンで最も大切なことは何だろうか?

それぞれにいろいろあるだろうが、

私は「楽しいこと」だと思う。

Le chef exécutif s’amuse en mer.

Fun time for the executive chef.

.

競技や発表会の善し悪しでもなく、

もちろん勝敗でも乗った波の大きさでもない。

とにかく勝負よりも、

冒険だとか、

迫力や不安というものを味わうことだと思う。

この日、

スマイリー・グリズリーとの、

二人だけのセッションは続いていった。

ずいぶんとサーフして、

「これこそがSurfed Outだ」

そんな確信を得て上がってきて、

iPhoneをチェックすると、

タキローが美しい浜の写真を送ってきていた。

どこにいるのかと聞いてみると、

なんと、

東北にいるという。

「瀧朗くんは、

バリー(・マッギー)くんと一緒にいるんだよ」

少し前に、

華厳さんがそんなことを言っていたことを思い出した。

私はこのことによって、

さまざまな啓示や提示という言葉が浮かび、

これを次のコラムの題材にしようかと、

メモをとりつつ物語をふくらませていた。


【巻末リンク:透明なサーファーbyミヤサバ先生】

透明なサーファー・第一 / 宮鯖賢治_(1206文字)【ドラグラ・プロダクションズ製作】

【巻末リンク*2:透明なサーファー関連】

【サーフィン研究所】3.55m@8.5秒とは_透明なサーファー_クリームパイ断面図_(1089文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!