2月です。
寒さも底になってきたようで、
10度だった千葉北の水温が突然14度までジャンプした。
そろそろ春かな。
今月もどうぞよろしくお願いします。
千葉北のマイナー・サーフスポット。
私たちは、
ここをイリエ(入江)と呼んでいる。
このエリア全体は、
「ジョー」と言うのだが、
ジョーの中央がピラミッドで、
その北と南でだいたいのピークを示している。
つまりノース・ピラミッドの北端にあるのがこのイリエだ。
ここの波の特徴は、
進行方向に堤防があるので、
うねりはそこに巻き付くこと、
そして他にくらべて波の高さが半分程度と小さい。
初級者がいるくらいでたいていは無人だ。
インサイドでは、
「ボーナス・セクション」がときおり出現し、
はるか彼方まで乗っていくことができる。
これはバックドア・シュートアウトならば、
12ポイント波なので、
イリエ・トゥエルブと言っているが、
実際にその言葉を使用しているのは、
私とタキビ神だけである。
なんと!
「があたん」が大学生になっていた。
があたんこと高林大河(たいが)くんは、
極真空手の少年の部で日本チャンピオンとなったことがある。
いまは、
アメリカン・フットボール選手としての毎日で、
国際学科を専攻しているという。
たった13年前だけど、
しっかりと青年になった「があたん」。
時の移ろいにしばし呆然としたが、
元気で朗らかで何より。
閑話休題。
ご縁があって、
屋久島の片(かた)やんこと、
片山勝仁さんとやりとりしている。
片やんは、
『Honu』という雑貨屋風ギャラリーのオーナーであり、
制作アーチストがその人だ。
(横にいるのは奥さんの春奈さん)
ホヌさんは、
麦生の県道沿いにある。
屋久島の県道78号線は島を一周しているので、
時計で例えることができる。
南南東5時の位置にある小さなお店がホヌさんだ。
片やんは、
卓越したハンドメイド・アーティストで、
島の特産である屋久杉や、
さまざまな自然物、
例えば水晶や貝殻などを使って、
伝説的な芸術品を誕生させている。
そして片やんは、
サーフィンを愛している。
かなり以前よりサーフィンを日々愛し続け、
それが彼の歴史となり、
風格が出てきたほどだ。
彼の過去は、
「大手サーフショップの店長」だ。
都市部にあったという。
今からずいぶん前のことになるが、
サーフィンが熱い時代があった。
行為としてはもちろんのこと、
思想も熱かった。
片やんはその時代にショップ店長として、
悩めるサーファーたちに布教活動をしていた経験までも持つ。
よって弁が立つし、
上記したように博があるので、
いちサーファーとして論がなせる。
都会から、
この静かな世界にやってきて、
かなりの年数が経つが、
首尾一貫して自身の内面や島の神秘を表現しつつ、
静かに息をするようなライフスタイルを達成したように見える。
熱い時代と書いたが、
——あの頃は——
いまのようにSNSはもちろん、
携帯電話すらなかった。
サーフィンの知識を正しく得るためには、
達人やプロに直接聞いたり、
ショップなどで伝え聞かねばならない。
それがそれぞれの知識の骨格となるので、
論は各地で熱を帯びた。
かたやんには、
(現代にアップデートした)
すばらしいローカリズムの普及ということが、
達成できるようにお祈りします。
屋久島にある海中温泉。
満潮時には温かい海となり、
干潮いっぱいを過ぎるころになると、
体を入れられないほど熱くなる。
光源は太陽に見えるが月明かりだ。
1月23日(月)に緑色を映すことについて書いた。
私からの解答というか、
自分なりに輪廻みたいな循環を理解し、
解釈した緑色がこれだった。
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【巻末リンク:伊豆白浜の入江カフェについて】
【巻末リンク*2:13年半前のかたやん】
【巻末リンク*3:があたんがサーフしていたとき】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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