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【サーフィン研究所】イリエの12ポイント_があたんの13年後_屋久島の霊性と波乗愛について_(1585文字)

2月です。

寒さも底になってきたようで、

10度だった千葉北の水温が突然14度までジャンプした。

そろそろ春かな。

今月もどうぞよろしくお願いします。

千葉北のマイナー・サーフスポット。

私たちは、

ここをイリエ(入江)と呼んでいる。

このエリア全体は、

「ジョー」と言うのだが、

ジョーの中央がピラミッドで、

その北と南でだいたいのピークを示している。

つまりノース・ピラミッドの北端にあるのがこのイリエだ。

ここの波の特徴は、

進行方向に堤防があるので、

うねりはそこに巻き付くこと、

そして他にくらべて波の高さが半分程度と小さい。

初級者がいるくらいでたいていは無人だ。

インサイドでは、

「ボーナス・セクション」がときおり出現し、

はるか彼方まで乗っていくことができる。

これはバックドア・シュートアウトならば、

12ポイント波なので、

イリエ・トゥエルブと言っているが、

実際にその言葉を使用しているのは、

私とタキビ神だけである。

なんと!

「があたん」が大学生になっていた。

があたんこと高林大河(たいが)くんは、

極真空手の少年の部で日本チャンピオンとなったことがある。

いまは、

アメリカン・フットボール選手としての毎日で、

国際学科を専攻しているという。

たった13年前だけど、

しっかりと青年になった「があたん」。

時の移ろいにしばし呆然としたが、

元気で朗らかで何より。

閑話休題。

ご縁があって、

屋久島の片(かた)やんこと、

片山勝仁さんとやりとりしている。

片やんは、

『Honu』という雑貨屋風ギャラリーのオーナーであり、

制作アーチストがその人だ。

(横にいるのは奥さんの春奈さん)

ホヌさんは、

麦生の県道沿いにある。

屋久島の県道78号線は島を一周しているので、

時計で例えることができる。

南南東5時の位置にある小さなお店がホヌさんだ。

片やんは、

卓越したハンドメイド・アーティストで、

島の特産である屋久杉や、

さまざまな自然物、

例えば水晶や貝殻などを使って、

伝説的な芸術品を誕生させている。

そして片やんは、

サーフィンを愛している。

かなり以前よりサーフィンを日々愛し続け、

それが彼の歴史となり、

風格が出てきたほどだ。

彼の過去は、

「大手サーフショップの店長」だ。

都市部にあったという。

今からずいぶん前のことになるが、

サーフィンが熱い時代があった。

行為としてはもちろんのこと、

思想も熱かった。

片やんはその時代にショップ店長として、

悩めるサーファーたちに布教活動をしていた経験までも持つ。

よって弁が立つし、

上記したように博があるので、

いちサーファーとして論がなせる。

都会から、

この静かな世界にやってきて、

かなりの年数が経つが、

首尾一貫して自身の内面や島の神秘を表現しつつ、

静かに息をするようなライフスタイルを達成したように見える。

熱い時代と書いたが、

——あの頃は——

いまのようにSNSはもちろん、

携帯電話すらなかった。

サーフィンの知識を正しく得るためには、

達人やプロに直接聞いたり、

ショップなどで伝え聞かねばならない。

それがそれぞれの知識の骨格となるので、

論は各地で熱を帯びた。

かたやんには、

(現代にアップデートした)

すばらしいローカリズムの普及ということが、

達成できるようにお祈りします。

屋久島にある海中温泉。

満潮時には温かい海となり、

干潮いっぱいを過ぎるころになると、

体を入れられないほど熱くなる。

光源は太陽に見えるが月明かりだ。

1月23日(月)に緑色を映すことについて書いた。

私からの解答というか、

自分なりに輪廻みたいな循環を理解し、

解釈した緑色がこれだった。

【巻末リンク:伊豆白浜の入江カフェについて】

【サーフィン研究所】「光る波」徹底研究_入江カフェの地下には!?_38段_(1288文字)

【巻末リンク*2:13年半前のかたやん】

まんてんの旅から未来都市へ

【巻末リンク*3:があたんがサーフしていたとき】

MT@代官山Night_そしてメキシコ本土のサリナなんたらというブレイクと彼についてほんの少し

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!