Cosmos Surfboards
The One / 6’4″ x 19-5/8″ x 2-5/8″
Nakisurf Original Twin-Fins
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ハマムラ。
とてもすばらしい波質だ。
Photo by @mandalacoffee_japan
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この日は、
1.8m@13秒という寒波からの北東うねりだった。
ここは本来なら東うねりが良いのだが、
この日は北寄りであり、
それが回り込むことによって、
波は岬からレフトに開いていったのだろう。
うねりの向きというのは、
俯瞰するとこんな感じだ。
あなたが好きなサーフスポットがあるのなら、
あっちからうねりが来ると、
あそこが良く、
正面から来ると、
「あそこがああなる」
とおぼえておくといいだろう。
管みたいな波の壁。
こんな波に乗ると、
なかなか忘れられないことになる。
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【ドラグラ会員限定記事】🔐
ドラグラという言葉は、
ドラゴン・グライド・プロダクションズを短くしたものだ。
この前身は今から15年くらい前、
このブログ内で提案した『波乗道』だ。
柔道とか剣道、
空手道のような険しき遙かなる世界をイメージした。
だが、
「道」とつけると、
根性とか鍛錬という言葉が浮かび、
眉間のシワが深くなる。
それをかわす意味で、
「逆もまた真なり」
をテーマとした「逆真会」が発足された。
「逆もまた真なり」というのは、
オンショア波や、
波情報の評価が低いサーフスポットでの無人に感動し、
セオリーとは逆のことを喜ぶということを見いだした。
よって、
一部で熱狂的な支持を受けた。
ただ、
支持を受けるというのは、
露見されたということ。
なのでアンチをたくさん輩出した。
いまでこそ私は少数派ですとか、
多様性ですと胸を張れるが、
例えば、
フィンが付いていないボードで波に乗ると、
数日後に電話がかかってきて、
「ふざけて波に乗らないように」
とのご通達があったりもする。
よくわからないので、
このご通達先の人の話を聞くと、
なんでも各サーファーのふるまいを制定する統治者がいて、
その統治者からの伝言であるという。
で、
何が私の問題なのかの説明を受けるべく、
それぞれの統治者へ会いに行っていたのだが、
「まじめに(サーフィンを)やれ」
とか、
「笑顔を見せるな」、
「みんなと同じようにサーフしろ」
そんな根本というか基本があった。
それは私の考えとは、
どれも混ざらないというか、
平行線をたどり、
ほぼどの地区も同様な結果になった。
逆真流は、
心の中にとどめておこうと決心して今にいたっている。
で、
それから長い年月が経ち、
私は日々真剣に逆真の教えを忘れずに波に乗っていた。
そのあいだ、
シェーン・ドリアンともエルサルバドルや新島で同宿となり、
彼のたゆまぬ取り組みを受けて、
いわゆる競技人生の苦悩というのが垣間見たりもした。
ある日のことだ。
トレッスルズの南側にチャーチという岬波がある。
ミドルスから続く玉石のポイント・ブレイクだ。
ここでは教会岬と和訳して、
判明をわかりやすくしてご紹介させていただいているので、
ご存じの読者もいると思う。
話は逸れたが、
この教会岬で見たのは、
奇っ怪な、
そして古くて新しいサーフィンだった。
それはまるで、
仮面の忍者赤影に通じる怖ろしさというか、
反逆心がありありと満ちるようなラインとスタイルだった。
さらに書くと、
厚い雲の夕刻だったので、
うっすらとした色のボードが、
波面をクネクネと泳ぐウナギに見えたのだ。
そのとき私は、
瞬時に「ウナギ・クネクネ」とネーミングしてしまった。
これならバレない、
かっこ良くないから大丈夫。
かくしてウナギ・クネクネはウナクネと略されることになったが、
やはり人気は一切出なかった。
(業界の人が商談を断るときに使う言葉として数年定着した。
使用例:ウナクネすぎる、ウナクネは売れないから)
ある日、
華厳さんがやってきて、
「あまり気づかれないのももったいないよ。
サブ・カルチャー志向なんだから、
むしろかっこいい名前にした方がいい。
ゆるキャラの時代はふなっしーで終わったんだよ」
そんなことを伺った。
熟考した後に、
ウナギの正体は神の使いということを内部にも白状した。
これはウナギやヘビは龍の化身で、
龍は水神だと仏典にはあり、
西洋では、
人間界への仲介として、
神が使う生きものともされている。
もっと書くと、
神話には、
日本の初代天皇(神武天皇)は竜から生まれたとある。
で、
ここ上総に祀られているのが神武天皇の母ということなので、
海神・豊玉姫命(とよたまひめのみこと)は龍だったことがわかる。
(古事記)
そんなことで、
ウナギをドラゴンにかえて、
クネクネをグライド、
プロダクションズは特殊技能ということでドラグラとなったのだ。
こうしてたまには歴史を書いておかないと、
忘れてしまうし、
検索の遠く向こうに行ってしまうので探せなくなるので、
本日は南うねりの土曜日ではありますが、
そんなことを書いてみた。
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【巻末リンク:華厳さんから見たドラグラ】
【巻末リンク*2:ウナクネ総帥日本滞在記】
【特大号:NALU誌特集記事】エントロピー:ーENTROPYーアムステルダム・コミュニティというメッセージ_(9172文字)
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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