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naki's blog

【サーフィン研究所】昭和58年波と今の違い_(973文字)

Cosmos Surfboards The One

6’4″ x 19-5/8″ x 2-5/8″

Nakisurf Original Twin-Fins

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この日はブバラカでサーフしたのだが、

——やはりいつものように——

1980年代のことを思い出していた。

なぜ思い出すかというと、

やはり当時から波質が変わらないからだろう。

ただ、

現在のようにセブンイレブンはなく、

サンセットタウンにコンテナハウス(マリブポイント)、

「どさん娘」というラーメン屋と、

昨日も登場した「ストリーマーズ」という未来的なカフェが海沿いにあった。

丘の上の駐車場は、

いまのように舗装されていなかったが、

ここで丸井プロという世界大会が開催されていた。

台風によるクローズアウト日があり、

海は大荒れというか、

泡波が押し寄せ、

チャンネルはまるで鳴門の渦潮みたいになっていた。

このコンディションの中、

はるか沖に誰かが泳いでいた。

もしや遭難かと思い、

海上保安庁へはどうやって連絡すればいいのかと悩んでいると、

その人はさっと波に乗り、

ボディサーフをしつつ上陸してきた。

トム・カレンだった。

そのとき私は、

「サーフィンとは海遊び」

なのだと感得した。

また、

このブバラカの内陸に武道大学があり、

キャンパスの近くに

「黒帯」という町中華があった。

そこの巨大な洗面器をひっくり返したようなチャーハンのこととか、

悟の父がやっていた大黒寿司とか、

ショアブレイクで岩盤にたたきつけられて、

トラウマになったことが浮かんでは消えた。

これは現在。

生まれてはじめてのブバラカを滑った晋吾(シンゴ)。

すると、

彼もまた1980年代と同じ波を滑ったことになる。

40年近く変わらない波もあるし、

エックスやジェフリーズのように全く新しい波もあるのだと気づいた。

ラカ法王とタキビ神、

そしてルリエル。

これを撮ってからずいぶんと時間が経った気がするが、

じつのところ何も、

誰も変わってはいないのかもしれない。

高知新聞記事より

昨日は少々辛辣なるポストだったので、

これがその補足になれば幸いである。

【巻末リンク:令和3年のブバラカ】

【サーフィン研究所】千葉ブバラカ_サーフ8_別日鎌倉_(1936文字)

【巻末リンク*2:海忍者をもう少し詳しく】

夏に見る夢_部原マルイプロとトム・カレン_33年前の波_レインボー・グライド_(2268文字)

【巻末リンク*3:昨日の二郎くんのトラウマ】

【ジローのハッピーサーフィン日記】ブバラカ「なんだ、がんばんでした!」編_(3582文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!