Catch Surf® Skipper Fish 6’0″
Nakisurf Original Twin + Vektor VMK (rear)
.
バックサイドが続く。
波の前、
つまり斜面のなかにボードを落として、
グラブレイルで波壁に食い付かせる。
これだけのことだが、
少しでも緊張したり、
力が入ってしまうと、
とたんに自身のタッチを伝えるコーディネイトを失ってしまう。
沈着冷静に、
流れるように。
円月殺法(巻末リンクを参照ください)というものがある。
ちまたでは、
昭和30年代という鈍い輝きを持ったものだ。
これは鎌倉umicafeでの名人戦の模様だ。
解説役の法王三十八段は、
「後手が優勢ですね。
再開後に名人杏(あん)ちゃんがどうがんばるか」
と言いながら、
鎌倉野菜カレーセットを注文された。
きっと長い戦いになると見たのだろう。
□
逗子サーファーズ岬にあるのが、
『SURFERS』。
波の良さはワールドクラスであり、
その前にあるロケーションのCAFE&ダイニングだ。
底が見えなくなるほど掘れ上がるテイクオフエリア。
その後、
セクションは右へ左へとトリッキーに変化して、
セカンド・セクションに入ると、
長いトリムラインで陸を目指す冒険となる波となる。
南西うねりとなれば、
前出したようにワールドクラス波のピークを輝かせるロケーションだ。
そのすばらしい波質を持つサーファーズより、
新作ニュースが届いた。
表紙は噂のプリンだった。
なぜ噂のプリンかというと、
総料理長たちが、
「あれさ、やばいくらいおいしいよ〜」
そんなことになっていたからだ。
カラメル・ジュレ、
プリン、
カラメル・シロップという三層式になっていて、
「甘いけど甘くない」
一休さんのとんち問答のようであると伝え聞いた。
その噂のプリンが発売となった。
サーファーズがある逗子から千葉まで、
クロネコトラックが、
6瓶入りのスペシャル・ボックス・パッケージを運んできてくれた。
気持ちを入れて写真を撮る。
なぜならこれはサーファーズのナルちゃんこと、
成瀬一郎さんたちの渾身表現であり、
ビジュアルも花井祐介さんという、
オリジナル印のサーファーズという敬意があるからだ。
サーファーズの前身がロースカこと、
ザ・ロード・アンド・ザ・スカイで、
創業が1999年3月4日なので、
じつに23年間の歴史をまとっている。
瓶を持ち上げてみると、
みっしりと重かった。
専用スプーンのたたずまいには、
「サーファーズ岬の波の音 諸行無常の響きあり」
そんな達観があった。
なぜそこまで誉めたたえるかというと、
とってもおいしかったからである。
私は自他共に認めるプリン好きであるが、
こんなにおいしいプリンは、
いままで食べたことがなかったというほどおいしかった。
「面ツルなめらか濃厚プリン」
そんなボディコピーをまといつつ、
素材はニュース内にあるように、
鶏卵は三浦安田養鶏場の「アトムくん」、
きんたろう牛乳を100%使用し、
北海道産純生クリーム42%、
種子島の粗糖、
マダカスカルのバニラビーンズと、
まるで大谷翔平にダルビッシュ、
村上に大勢、
そしてヌートバーを加えた2023WBCチームの結束力だった。
これでプリン愛好者がまた増えることだろう。
あまりにもおいしかったので、
マンダラ・コーヒーを合わせるのみならず、
スパークリングワインを開けたほどだ。
ナルちゃんに詳しく聞くために電話をすると、
「プリンはあんまり作れないからさ、
宣伝しなくてもいいよ〜」
そうなんですか?
「そうなんだよ。
元々はお店に来てくださったゲストが、
手土産で買って帰ることができるものを作ってみたのが始まりなんだよ」
なるほど、
それにしてもおいしかったです。
「うれしいね〜。
こっちに来たらまた寄ってくれよな」
もちろんです!
宣伝はしないが、
サーファーズの情報は置いておきます。
それにしてもすごい人たちがサーファーズを支えている。
これもナルちゃんの人柄だ。
□
【巻末リンク:サーファーズの真髄とは】
【巻末リンク*2:円月の近況】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
◎