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【サーフィン研究所】水温11度作戦_Thrill is Back!!_(1279文字)

「スリル・イズ・バック・トリム」

.

これは、

瀧朗が長らく夢中になっている温故知新技だ。

名付け親は、

ハービー・フレッチャー。

Thrill is Back!!

そんな心持ちで斜面にレイルを入れて、

自身をエクスプレッションする。

Takiro on

Christian Fletcher Surfboards

7’10” Twin

.

「スリルがやってきた!」

ハービー・フレッチャーの心意気であり、

そんな半世紀以上前から続く、

波壁を疾走する愉楽が写っている。

タキローは、

フレッチャーという符号が示唆するように

親友クリスチャンがデザインし、

エリス&バーシャムズがグラッシングしたボードに乗っている。

タキローは、

これからの世の中は継承が重要ですと言いつつ、

この日2度目の

「山下達郎のサンデーソングブック」

をradikoのタイムフリーで聴いていた。

バーシャムズというのは、

ロス・モリノス通りの老舗キーショップだ。

ベルジーやタカヤマもこの

    ロス・モリノス大通り

「たった650m程度しか存在しない通り」

で名を馳せた。

ちなみにこの場合のショップというのは、

「工場」なので、

ファクトリーと表記すればよかったかもしれない。

タキローの持つクリスチャン・ボードからは、

そんな歴史的なことが思い出された。

タキローとは、

先日のエディを湘南と千葉で同時に観戦したが、

ワイメアという波の持つ風格と、

スリルと運命、

そしてサーフィンの歴史や命のシェアという品格、

それぞれの運命が全てが詰まっていた手記を寄せてくれた。

左からクリスチャン・フレッチャー、

カルちゃん・ヘアカリッチャー、

そしてスリル・イズ・バック運動の提唱者ハービー。

ご存じの方も多いだろうが、

ハービーの長男がクリスチャンだ。

カウンターカルチャーでは、

アイアン・メイデンやメタリカと同じくらいのネームバリューがある。

これまで幾度もなくここで書いて公言しているが、

私は順位やネームバリューには一切興味がない。

だが、

私がサンクレメンテに住むようになったのは、

ハービーからのつながりで、

『サンクレメンテ・イン』に滞在させてくれたのが始まりだ。

しかも3ヶ月もだったので、

キッチン付きはありがたかった。

翌年も、

このステートパークという通称の、

カラフィア・ステートパーク上の「INN」だった。

そしてそれはマクナリティ家となり、

バクスター家、

ジェフ・クレーマー家にお世話になりつつ、

永住ビザが取れたので引っ越した。

そのころ、

クリスチャンやネイザンは、

天才の片鱗をかざすような不良少年だった。

これはそして私の発見時代というか、

『他国で暮らす』という驚きを思い出していた。

ちなみにクリスチャンと法王も親友だ。

ハービーとクリスチャンへ『Pope』と言えば、

すぐにラカ法王のお顔を思い浮かべるだろう。

そんなご縁を思い出して、

ここにタキローを媒介として書いてみた。

(明日の予告)

【巻末リンク:フレッチャー家の長】

Thrill is Back. Life is Surfing._ハービー・フレッチャー2012_(11727文字)

Happy Surfing and  Happy Lifestyles!!