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【サーフィン研究所渾身三部作】シロアパ前セッション前編_タキビ神のスイーパー率_聖式カルちゃんがやってきた!(1855文字)

昨日ここで、

高知から千葉まで戻ったと書いた。

千葉の印象は、

ガソリンと玉子の特売価格が他県とくらべて安い。

だが、

先日ここに書いた市民プール価格(高知の倍額)や、

駐車場等、

さまざまが高いので、

結局はつじつまが合っているのだろう。

私が戻るタイミングで、

NAKISURFにて、

『サテライト・ヘアカット・フライデー』

というイベントを開催する予定だった。

けれど、

発表前に身内だけで予約コマが埋まってしまった。

ヘア・カリフォルニア・スタジオの人気度の高さがうかがえる。

昨日はその日だった。

前日から聖式カルちゃんが、

湘南(辻堂東海岸)から一宮まで来てくれた。

カルちゃんは、

アガベ色の瞳を輝かせつつ、

(ヘア・カットイベントの前に)

「良波で楽しくサーフィンがしたい」

そんな希望があった。

おりしも千葉は低気圧通過翌々日である。

はるか遠方から確かなるバック・スウェルが届いていた。

そこでタキビ神に相談することにした。

ドラグラ界で初の神格化を果たしたタキビ神は、

このあたりの地形にやたら詳しい。

「東うねりの南南西風で、

90センチ以上の満潮ならばシロアパ前です」

少しあって、

「干潮で南東うねりの西系の風ならばモニースです」

そんなメイカクがあった。

(モニースについては、

巻末リンク*4を参照ください)

そしていま私たちは、

「南東うねりの北西風、

潮が干いているときのゴシンコー」

を心待ちにしている。

ちなみにシロアパ前とは、

ここでは初登場となる吉田藩エリアの、

北側に位置する白いアパートの前のことだ。

ゴシンコーは、

クアトリーノのメインブレイクに位置しているが、

駐車場から果てしないほど遠くにある。

法王のようにサンダーバード二号か、

水と食料、

そして決意を持って、

エッチラ・オッチラ・ドンブラコと歩いていかねばならないので、

ほかにサーファーはあまり見ない。

Concurso área de culto

.

お仕事を調整して、

お休みとなったタキビ神。

このうねりですと、

シロアパ前は流れがかなりアリマシテ、

みなさんは流されてしまうか、

または流されづらいヨシダハン・エリアにとどまろうとするので、

いつも空いているのですと教えてくれた。

「ほぼライト・オンリーですが、

まれにレフトがバレリーナ系を展開します」

タキビ神は、

さまざまを啓示してくれる存在だ。

バレリーナは彼の造語で「バレル」のことだ。

ならば、

シロアパ前にパドルアウトしましょうということになった。

Takibi God on

EC Surfboards / Pelican 7’6”

.

タキビ神のパブリック・イメージは、

このエンゲッツ風のグラブレイル・バレルだろう。

このことを当人に聞くと、

「あれはですね。

エンゲッツよりも横に動くので、

どちらかというとスイーパーです」

スイーパーだったのか!

そこで、

ドラグラ・スペック部は、

これまで撮影された素材からスイーパーの割合を調べてみると、

ちょうど38%であり、

かなりのドラグラ精度だと、

調査チームが驚いたという。

「タキビ神のスイーパーの緩急差は、

完全にエリートレベルであり、

かなり昔から精度を磨いてきた結果ですね」

これは、

『*ドラグラ・ライン』を主宰される華厳さんの見解だ。

*ドラグラ・ライン=サーフィン研究所兼修練所

St. Karu Chan on

7’0” Twin-fin

.

シロアパ前で、

数々の良波にたっぷり乗ったカルちゃん。

私は彼のオンリー・クライアント、

つまり唯一のヘア・カッターだ。

数年かけて彼を見てきたが、

ハイ・ファッションのアイコンであるのは、

彼の才能のひとつである

「深化させた多様性への興味」

というものが基礎にそびえているのだとわかった。

そしてあの謙虚さと、

ログも乗りこなすことができるサーフ能力もすごい。

いま聴いているナイアガラ・カレンダー’78の、

B面最後の曲『クリスマス音頭〜お正月』によって、

カルちゃんは、

まるで山下達郎弦楽団だと着想できた。

達郎好きの瀧朗に、

カルちゃん=達郎弦楽団のことをどう思うかと電話すると、

「この場合と前置きしますが、

サーフィンと音楽は違うものですよ….」

そう言われてしまった。

シロアパ編はまだまだ続きます。

明日またここで。

【巻末リンク:カルちゃんの意匠】

【サーフィン研究所】ヘア・カリフォルニア・スタジオ2023_(1125文字)

【巻末リンク*2:タキビ神と音楽】

【サーフィン研究所】Rock-a-Bye My Baby_ティンパンとタキビ神_(1062文字)

【巻末リンク*3:ミヤサバ先生カバー作品】

【サーフィン研究所渾身号】『タキビ神銀河・第九章「最果てへの切符」』_喫茶ナカヨシ_(1413文字)

【巻末リンク*4:千葉モニースについて】

【サーフィン研究所】レイル加圧_蹴り出されたミッドレングス_(1099文字)

Happy Surfing and  Happy Lifestyles!!