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naki's blog

【サーフィン研究所】ノースハワイ今昔物語のオノ_(1188文字)

「ずいぶんと変わった」

多くの人からそう聞いていた。

North Hawaii

May, 2023

.

だが、

やってきてみると、

たいていの場所は、

そのままの景色を残していた。

昨日ここで、

空港までの顛末(てんまつ)を書いた。

リフエ空港に到着すると、

カイラとアニーが会いにきてくれた。

アニーはいまホノルルに住んでいるので、

私の翌々便でこの島にやってきたようだ。

それからボードを借りにフレディのところに行くと、

珍しく昔の写真を見せてくれた。

すべて彼の若い頃の写真であるが、

この日からすでに60年も経っていることに驚かされた。

フレディにボードは借りられたのだが、

ずいぶんと小さく、

スペックを見ると、

5’5のペラペラだった。

私の描いたロゴがなつかしい。

ただこのボードサイズだと、

ビーチハウスなら問題ないが、

ホワイトハウス波に乗ることはむずかしいだろう。

つまりある程度ボードに浮力がないと、

跳ねるコブの前にボードを押し出して、

テイクオフすることができないからだ。

そこでアロハ・エクスチェンジのスパーキーに会いに行き、

無事に5’10サイズのフィッシュを借りることができた。

スパーキーは、

オリジナル・ステッカー制作を趣味としている。

最近の傑作は、

キャッチサーフのパロディ版だとあり、

それは彼のiPhoneに貼られていた。

ホワイトハウスに行くと、

まんまとすばらしい波があって、

こちらも昔と同じように誰もいないのだった。

ただ、

これが遠くからの南うねりで、

波情報などで5〜6フィートだと言い始めると、

ノースショアからのサーファーによって混雑する。

なので、

このトレードウィンドからの南東うねりがありがたい。

ちなみに上の画像は、

12年も前の歴史的な南南西うねりによるホワイトハウスだ。

そのときのブイ計測が記されているが、

じつに80cmの22秒であり、

1m以下のうねりでも間隔が大きければ、

このように10倍ほどの高さとなるようだ。

たっぷりと波に翻弄(ほんろう)され、

またはマンライなどを得つつ上がってくると、

ホワイトハウス・マスターの

オライアンがやってきた。

「波はどうだ?オノ食べるか?」

そんな文体でカマスサワラをプレゼントしてくれた。

釣魚らしく、

とってもきれいに処理されていたので、

刺身でいただくと、

信じられないほどおいしくて、

ハワイ語で

「オノ(おいしい)」

と口から出た。

名は体を表すのだ。

それからカイラとブロンソンのBBQパーティがククイウラ港であり、

行ってみると、

ここも何も変わっておらず、

これまでのさまざまなことを思い出していた。

(続きます〜)

【巻末リンク:アニー】

7年後のアニー_石田さんが開いてくれた45年前の記憶_湘南Tサイト蔦屋書店&ビームス個展のお知らせ_(1111文字)

【巻末リンク*2:スパーキー】

サーフィン・シミュレータ型アトラクション_老人と海と、ノアと魚_(1359文字)

【巻末リンク*3:フレディ】

島物価上昇中_メネフネマート価格_アニーとフレディ_(1026文字)

Happy Surfing and  Happy Lifestyles!!