「ずいぶんと変わった」
多くの人からそう聞いていた。
North Hawaii
May, 2023
.
だが、
やってきてみると、
たいていの場所は、
そのままの景色を残していた。
昨日ここで、
空港までの顛末(てんまつ)を書いた。
リフエ空港に到着すると、
カイラとアニーが会いにきてくれた。
アニーはいまホノルルに住んでいるので、
私の翌々便でこの島にやってきたようだ。
それからボードを借りにフレディのところに行くと、
珍しく昔の写真を見せてくれた。
すべて彼の若い頃の写真であるが、
この日からすでに60年も経っていることに驚かされた。
フレディにボードは借りられたのだが、
ずいぶんと小さく、
スペックを見ると、
5’5のペラペラだった。
私の描いたロゴがなつかしい。
ただこのボードサイズだと、
ビーチハウスなら問題ないが、
ホワイトハウス波に乗ることはむずかしいだろう。
つまりある程度ボードに浮力がないと、
跳ねるコブの前にボードを押し出して、
テイクオフすることができないからだ。
そこでアロハ・エクスチェンジのスパーキーに会いに行き、
無事に5’10サイズのフィッシュを借りることができた。
スパーキーは、
オリジナル・ステッカー制作を趣味としている。
最近の傑作は、
キャッチサーフのパロディ版だとあり、
それは彼のiPhoneに貼られていた。
ホワイトハウスに行くと、
まんまとすばらしい波があって、
こちらも昔と同じように誰もいないのだった。
ただ、
これが遠くからの南うねりで、
波情報などで5〜6フィートだと言い始めると、
ノースショアからのサーファーによって混雑する。
なので、
このトレードウィンドからの南東うねりがありがたい。
ちなみに上の画像は、
12年も前の歴史的な南南西うねりによるホワイトハウスだ。
そのときのブイ計測が記されているが、
じつに80cmの22秒であり、
1m以下のうねりでも間隔が大きければ、
このように10倍ほどの高さとなるようだ。
たっぷりと波に翻弄(ほんろう)され、
またはマンライなどを得つつ上がってくると、
ホワイトハウス・マスターの
オライアンがやってきた。
「波はどうだ?オノ食べるか?」
そんな文体でカマスサワラをプレゼントしてくれた。
釣魚らしく、
とってもきれいに処理されていたので、
刺身でいただくと、
信じられないほどおいしくて、
ハワイ語で
「オノ(おいしい)」
と口から出た。
名は体を表すのだ。
それからカイラとブロンソンのBBQパーティがククイウラ港であり、
行ってみると、
ここも何も変わっておらず、
これまでのさまざまなことを思い出していた。
(続きます〜)
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【巻末リンク:アニー】
【巻末リンク*2:スパーキー】
【巻末リンク*3:フレディ】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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