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naki's blog

【サーフィン研究所:渾身特大号】新しい野球観の甲子園_機運と歴史を紡ぐヘア・カリフォルニア・スタジオ_(2089文字)

February, Typhoon Amami

Tyler Warren’s Bonzer 1973 / 6’5″

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中村豪さんと奄美大島の話をしていると、

今度はポパイ・ケイスケが、

本州最北部で中村竜さん親子と会っていた。

竜くんは豪くんの弟だ。

昨日は銚子まで行き、

甲子園決勝を叔母さん家でみんなで観戦してきた。

シャクレ(顔)
コロ助
メガネくん
裏メガネくん
ニセコロ助(代打)
キヨハラノムスコ

そんなフレーズも湧き、

野球の純粋なおもしろさを感じた。

試合後半に清原さんの次男が代打で出場し、

まるでコンサート状態の歓声になったことに感激した。

こんなことはいままでなかった。

慶応はたいていニコニコ。

とにかくエンジョイ・ベースボールだという。

この野球少年のスーパーヒーローは、

仮面ライダーとかそういうのでなく大谷翔平くんだという。(笑)

.

服装自由、

イビリなし、

名前で呼んでもらっていますと、

ニコニコ顔の森林(もりばやし)監督。

前出の清原和博さんは、

この決勝も観戦されてこんなことを言っていた。

「長髪、自由なエンジョイ野球の優勝で、
ぼく自身にとっても野球観が変わる思いがしました」

カルディ銚子店

.

107年ぶりに優勝という、

老舗でありつつ、

これまでなかなか勝ち進めなかった自由派チームは、

太古の歴史も掘り出して、

大谷翔平くんが開いた

「100年も前の歴史」という扉の中を私たちに見せてくれた。

おめでとうございます。

見事に戦った仙台育英の選手たちにも拍手。

実際の試合を見ていると、

どちらが勝ってもおかしくない試合でした。

銚子のおばさんが言った言葉が忘れられない。

「そろそろ真剣な顔をしないとダメだっぺよ〜」

甲子園も世代が変わった。

ということで、

サーフィン世界も悪しきローカリズムの、

再考察をのぞむ一人である。

さて、

ボサボサだった自身の髪型に決別すべく、

ヘア・カリフォルニア・スタジオに向かった。

Photo by @yukalicious

.

これがそのボサで、

よく考えると、

5月からそのままになっていたのだ。

ちなみに抱っこしているのが、

次期団長のエースくんで、

団長の妻であり、

お母さんのメグちゃんと横山泰介さんが見える。

辻堂東海岸。

ヘア・カリフォルニア・スタジオこと、

ヘアカリに到着すると、

長男のケイトが単ストロークをかっとばし、

スケートボードに行くところだった。

もう高校生になっていた。

ココちゃんとマーちゃんの娘ふたりは、

お母さんのみずえさんと一緒にいそいそと夏祭りに向かっていった。

↑ウェス・アンダーソン風の一枚。

https://asteroidcity-movie.com/

ナッキーがカットしてもらっているあいだ、

湘南スタイルという月刊誌に目を通していた。

バスキアの画集を開くはずが、

じつに不思議なことだと感じつつページをたぐると、

サーファーズのプリンがページ全面で紹介されていた。

昨日も登場したハナイくんのデザインであり、

総料理長も大絶賛のプリンなのだから合点(がてん)がいった記事だった。

「サーファーズ岬の波の音 諸行無常の響きあり」

(巻末リンクを参照ください)

ナッキーは髪質を活かしつつボブとなった。

ヘアスタイルの歴史に詳しいカルちゃんによると、

これは、

ルイーズ・ブルックスのアンギュラー・ボブの変形であり、

94年ぶりの復刻なのだという。

とすると、

1929年のヘアカット。

なんというか、

おそれいりました。

私は前述したようにボサの白髪、

プラス潮焼け金と黒髪の混合、

いわゆる三毛(ミケ)なので、

1977年のボウルとウルフの変形ショートとするべく、

カルちゃんのハサミをスニップ・スニップと入れていただいた。

カルちゃんは1977年に安心することなく、

三毛を際立たせるハイライトを各所に入れる念の入りようで、

さきほどのエンジョイ・ベースボールではないが、

エンジョイ・ヘアカットというウキウキを展開されていった。

3Dスパイラル・シャンプーを施していただいているとき、

ヘアカットは自身の縁と、

気運を呼び込むのだよと、

ポパイやBRUTUS誌を世に出した超編集者の木滑良久さんの言葉と重なった。

カット後は、

ヘア・カリから850m、

メインストリートにある「大関」へ行った。

ここは昭和の時代からいまも続く老舗だ。

大関は辻堂で言えば、

トザワ、

チミサイと続く名店の系譜であり、

とんかつ業界ならば藤沢駅南口、

石上1丁目にあった超名店「とんこ」と重なるほどの名声がある。

けれど、

大関も「とんこ」と同じように昭和の名作だが、

新進気鋭のとんかつを食べてきた身としては、

もはや今昔の感があり、

「さらば大関」

そんな気分になりつつ、

聖式カルちゃんとナッキーとでロースカツ定食をいただいた。

法王の祖父イメージ。

by Akira Kegon

【巻末リンク:サーファーズのプリン】

【サーフィン研究所】逗子サーファーズ岬の奇跡プリン_(1693文字)

【巻末リンク*2:ヘア・カリフォルニア・スタジオを文学寄りに】

【サーフィン研究所渾身号/長編】Hair California Studioの歴史_(2989文字)

【巻末リンク*3:ナゾナゾ】

【サーフィン研究所】敬うのが先か、楽しむのが先か_(1332文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!