Photo by @supertakibishiyasu
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千葉北にモニースという無人ブレイクがある。
ここにタンテイ・レフトという名前が付いていた。
というのは、
DJタンテイがこのレフト好きだったので名付けられたのだが、
そのタンテイ本人がとっても大切な人を無視するという大事件が起きた。
(本人いわく仕事中だったからという理由。タキビ池付近)
その後、
その事件の重さを知ってか、
タンテイという名前が消滅していった。
だが、
ジェフリーズとスネークにピークは存在するため、
便宜上名前がなくてはならなかった。
ちょうど開催されていたパイプライン・マスターズの、
セス・モニースが滑るボーナス・セクションのインスピレーションと、
時事性と誤謬(ごびゅう)を加味して、
「モニース」というニューネームがついたブレイクでもある。
とにかく、
そのライトはウェッジィなセクションが開き、
レフトのインサイドにはボーナスセクションが追加され、
それはすばらしい波質を展開しはじめたのだ。
最近、
とは言っても台風7号ごろから波界では、
潮位を重視して到達させることを優先しているように見受けられる。
たとえば昨日の例だと、
潮位によって波サイズを膝から胸くらいまで変化すさせる。
100cm以下の潮位だと、
セットの本数も激減する。
@hiroyuki_maeda
Evolve / Cosmos TheOne
6’4″ x 20 1/2″ x 2 5/8″ 36L
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ザワンに乗るハカセ前田くん。
前田くんバージョンのザワンと、
コスモス・サーフボードがあるが、
これを車で言うと「スバルBRZ」と、
「トヨタGR 86」のそれではないだろうか。
前田くんは177cm/ 70kgで、
とても高い敏捷性と身体能力を誇る。
こんなシェイパーはあまりいない。
前田くんではなく、
ここでは、
コスモス・サーフボード創造主の前田博士としたほうがわかりやすいだろうか。
前田博士のシェイプ&サーフボードのマジックボード率というのが、
やたらと高く、
もしかしたら10割でないかと、
シャッチョさん、
NAKISURFナカガワにしても、
もちろん私もそう思い始めている。
前田博士こと前田くんの特徴は、
「大きなラインをスピーディに」
そんな本格派だ。
テイクオフでしっかりとフェイドさせて、
ターン半径を大きく使うこと。
これによって有効斜面が広く、
そして斜面が最大級に切り立ってくるのをまちかまえる。
Cosmos TheOne 6’8”
Cosmos Orginal Twin Fin
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ナッキーは自身のネクストレベルとなる、
「切り立った速い波壁を真横に滑る」
ことにチャレンジしている。
降りすぎてはだめだし、
切り立ちすぎてもむずかしいので、
より速く、
ノーズを進行方向に向けたテイクオフが求められる。
Jun Nakagawa on
EC Surfboards “Encarnacion” 7’10”
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こちらはNAKISURFのナカガワ。
フィッシュ使いだったりミニボードの達人だが、
大きなボードというオドメーターがまだ「慣らし運転」のようだが、
持ち味であるスタイルのある美しいトリムをするから気がおけない。
Takibi God on
Herbie Fletcher’s 9’8”
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波が切り立つ、
つまりバレルになると、
タキビ神の滑りが際立つ。
98(295cm)のレイルを絶妙にセットするあたりは、
ただものではない。
Cosmos Surfboards
The Classic 8’0”
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私も80のレイル、
つまり244cmの長さの物体を斜面にかませると、
かんたんに最速が出て、
ありえないほどの距離の波壁に張りつけた。
100mはあっただろうか。
そのままボーナスセクションまでシームレス・グライド。
朝起きたときは、
波情報も貧弱で、
風予想もそこまで良くなかった。
けれど、
こんなすばらしい波に乗ることができた幸運を得た。
波乗りの神さまに感謝しつつ、
昨日も書いたエンジョイ・サーフィンだと、
慶応高校野球部のスローガン風のことを発句するのだった。
ジェフリーズやモニースのセッションは、
車から波が丸見えになるので、
アフターサーフの波および波乗り観覧が楽しい。
こちらはタキビ神とNAKIUSRFナカガワチーム。
じつはタキビ神の写真を集めて展示したら大人気になるほど、
力強く、
そして真に迫る作品をiPhone7+で撮っている。
Photo by @supertakibishiyasu
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【巻末リンク:モニースについて】
【巻末リンク*2:モニースについて2】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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