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【サーフィン研究所渾身号】コスモス・クラシック新入幕記念_(2133文字)

モデル名 ・クラシック

CE80

(コスモス&エボルブ開発共通型式番号)

【*余話】

製造的にはエボルブ、

コスモスの順なのでECなのだが、

NAKISURFではEC(エリック・クリステンソン)があるので、

混同しないようにCEと順を入れ替えている。

【キャッチコピー 】

シングルフィン&スクエアテイルの集大成

*足まわりの熟成

大きめのスクエア・テイルを踏み込むと、

美しくロールしながら、

ノーズの向きを変えていく。

英知を宿すクルーザー

*英知という字面は辞書みたいだが、

そのくらいインテリジェンスなボードと言いたい。

小波さえ、悠々と

*コスモス・クラシックのターンは、

前後のバランスが完璧で、

ライダーの感性そのままに旋回できる。

【モデル概要】

私のクイバーにキャッチサーフ86がある。

小波にとてもよく、

ダラダラならば大波にも出動でき、

柔らかいのでやさしく、

バンの荷室に縦に積めるサイズがありがたかった。

他には、

名作10フィート(キャッチサーフ&グラッシー&メロウ)がある。

だが、

これは荷室ではなく、

荷台の上に積まねばならないので、

日帰りならまだしも、

車中泊の際はなかなか持って行けないのだ。

(具体的にはシートの横まで出る)

なによりもプレミアム・モデルなので

(使うのは)もったいないという思いもある。

とにかくこの小波〜緩波の、

より鋭いターンができるものが欲しくなった。

ハワイ王朝時代から続く伝統的なフォルム(形状)の、

8フィートのシングルフィン。

そしてピンテイル、

ボランクロスと浮かんだ。

このイメージを持ち続け、

前田博士に会ったとき、

そしてタイラー・ウォーレンにこのボードのことを伝えていた。

ある日、

博士が口を開いた。

「あのハチゼロ(CE80)ですが、
小波だとやはりスクエアテイルがいいと思います」
「どうしてそう思いましたか?」

「やはり千葉とか湘南の弱い波だと、
ボード後端の「押し」が必要で、
これがピンテイルだと水が逃げてしまいます」

「なるほど、
ピンテイルは)切り立つ波壁に引っかかりはするけど、
押される感じは皆無ですね」

「そうなんです。なのでスクエアかと。
アウトラインは、
デューク・ボードからの流れですごいのがあるので、
それとTheOneのいろいろを合わせてみましょう!
ロッカーもマジックボード数値を流用させたものがいいと思います」

そんなことでユルユルと完成して、

なんと初日は、

台風3号のトリスケルのラージサイズというご縁がやってきた。

しかも私がトリスケルに滞在していたので、

博士自らデリバリーされてくるという、

ジャガー・ランドローバー納車状態。

ちなみにエンスー・ラボからここまでは、

2時間程度の道のりだ。

その結果、

およそ550mのビッグフライを初乗りでかっとばし、

CE80こと、

クラシックの輝かしいエピソードがはじまった。

550mライドの証明画像。

これがカリフォルニアでもカウアイでもなく、

日本のサーフブレイクということに自身でも驚かさせられた。

その日のブイ情報がこれで、

3m超えの、

しかも12秒という南南西うねりが入っていた。

それから熊ビーチの複雑や、

ブルードラゴンの銀絹波、

そして房総各地で走らせていた。

すると、

D師範ことシェーン・ドリアンが、

私たちにミッドレングスの光る道を指した。

「なんだ、そうだったのか!」

コスモス・サーフボードの古参であり、

新人クラシックはそんな縁を持つボードだ。

(D師範については、

エルサルバドル合宿や新島編などがあるので、

左側にある検索バーで「D師範」と入力してみてください)

さらには、

サンクレメンテは・リビエラのターナー(・ガダスカス)が、

トライフィン・モデルながらスラッシュをかっ飛ばしていた。

聞いてみると、

ハーちゃん(ハービー・フレッチャー)のミッドレングスだという。

創造主である前田博士もマルチ・マンライを決め、

このボードのポテンシャルに感じ入っていた。

博士からナッキーにクラシックは手渡され、

シャッチョさんやグリズリー、

ドラグラ父ちゃんにきんちゃんと、

クラシックこと、

スペース・クルーザーは、

その浮世離れのエッセンスをたっぷりと、

多くの人に振りまいた。

スマイリー・グリズリーのダウンザライン。

「トルクの濃厚さと滑らかさ、

ぼくが踏んだタッチをすべて波面に伝えてくれます」

そんなインプレッションだ。

こちらはドラグラ父ちゃんとジロー。

「滑らかに力強く加速します。

反射的にアイルトン・セナのドライヴを思い出しました」

とは父ちゃん。

私のクラシックのサイズ。

センチメートル表記だと244x53x7となる。

幅と厚みを調整すれば、

およそ85kgの体重の人がこの華やかさと、

エレガントかつグルーヴ感のある滑走ができるスペシャル・モデルとなった。

クラシックにこだわり、

1960年代の後付ラミネート処理が施させられている。

ということで、

コスモス・サーフボードは、

最古参が新人としてモデル・ページに入幕しました。

下の赤色のモデルをどうぞよろしく。

【巻末リンク:初乗り日】

【サーフィン研究所台風3号特大号】トリスケル波とコスモス80シングルフィン_夢の550mライド_台風波や兵どもが夢の跡_(2773文字)

【巻末リンク*2:シェイプ後】

【サーフィン研究所】極波乗文芸百科_コスモス・サーフボードの温故知新8フィート・モデル_(991文字)

【巻末リンク*3:ハッピーデイズ】

【サーフィン研究所】コスモス・クラシックの定義と実践_(1864文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!