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【サーフィン研究所】極波乗文芸百科_コスモス・サーフボードの温故知新8フィート・モデル_(991文字)

ついに狙った波がやって来た。

ショルダーの落ち方や、

自身の前に展開される「うねり」の重なり、

流れ、

位置、

盛り上がりかたという確認ごとがあり、

行くのか行かないのかを

即座に決定しなければならない。

これを「コミットメント」という。

コミットメントしたらうねりを凝視し、

波の芯のはじまりが見えたら、

そこにインパクト・パドルを絞るように放つ。

ここから漕ぎきるときもあるし、

数回だけのことも多い。

うねりと自身を合致させると、

真打ちというか滑走が始まる。

降下しつつ、

明滅するさまざまな困難や事象を瞬時にとらえ、

感得して対応していく。

落下と加重という相反する現象をレイルでくいこませ、

その滑走を波の中に展示する。

これは、

「極まった波のサーフィンを文章で表現してください」

というドラグラ華厳さんからの設問があり、

自分なりの回答をここにポストしてみた。

サーフィンというのは、

このように一瞬ごとに過去になっていく。

未来が現在となって、

過去になるというのは、

サーフィンだけでなく、

すべてのことである。

週末になってきた。

「明日から波が出る」

そんな予想と友人からの情報だが、

また意識は明滅するのだろうか。

再び感じられるのだろうか?

コスモス・サーフボードは、

伝統的なボードデザインをポリッシュ(磨)したモデルが特徴で、

この8フィートのスクエア・テイルは、

ボブ・シモンズが提唱した完全なる滑走体の、

70年後の前田博士によっての完全版だ。

ミニマリズムなシングルフィン・モデル。

小波日に使うためのボードだが、

オーバーヘッド波もすばらしい乗り味となりそうだ。

いつか私はこれに乗って波に乗るのだろう。

いわゆる温故知新モデルだが、

なんとなくそれだけのくくりではない霊的なものが、

このサーフボードには潜んでいそうだ。

今日は二十四節気の「穀雨」。

この時期の雨は、

田畑を潤し、

穀物の成長をうながすとされている。

冒頭に書いたように低気圧が多く通る2週間になる。

次は立夏。

ほんの少し前は、

ブーツとグローブをつけて、

5ミリのスーツで凍えていたのに…。

時の移ろいは早い。

【巻末リンク:インパクトパドルとは?】

【特大号:テクニック編】インパクトパドルという必須概念_張り付きの重要性_(3862文字)

【巻末リンク*2:コスモスサーフボード/エンスー・ラボ=マニア研究所】

【サーフィン研究所特大号】コスモス・サーフボード_エンスー100年ストーリー_(2088文字)

【巻末リンク*3:真冬ごろの話】

【サーフィン研究所】水温11度作戦_Thrill is Back!!_(1279文字)

Happy Surfing and  Happy Lifestyles!!