今朝も暗い内にイナリーズに行き、朝日を圧縮させたバレルに包まれた。
乗ったのはAVISO。
選んだ理由は折れないから。
帰ってきて、感謝祭で両親の家に遊びに来ていたシェーン&ギャビン・ベッシェンに会いに行き、彼らとここの波話。
ギャビンは6ftイナリーズでワイプアウトし、海面に上がらず溺れそうになったことがあるという。
ここの恐ろしさを身を持って知っている俺は、彼でもそうなのかぁ、と改めてイナリーズの凄さを思い知った。
シェーンは昨日ロッキーライトに俺と同じデザインで入ったそうで、「ミニボードは5~6ftでも機能することを証明したぜ」と目を輝かせていた。
それに「ロッキーには誰も入っていなかった」と付け加えていたから、ほとんどクローズアウトしていたのだろう。
やはり世界トップのサーファーはすごいなあ。
閑話休題。
最近、明治文学に目覚めた。
当時、文藝大将だった森鴎外から始まり、昨日からはまっているのは樋口一葉。
何事も試さねばならない性分だから、今朝の様子を彼女の文体で書いてみた。
「世にたのまれぬを男心といふ、それよ秋の空の朝日にはかに掻きくもりて、荒くれ野海に横しぶきの難義さ、出あひし物はみな其樣に申せども是れみな時のはづみぞかし、波こえよとて上の稲荷山ちぎれるもなく、男傾城(けいせい)ならぬ身の空涙こぼして何に成るべきや、昨日あはれと見しは昨日のあはれ、今日の我が身に爲す業しげゝれば、忘るゝとなしに忘れて一生は夢の如し、露の世といへばほろりとせしもの、はかないの上なしなり」
旧仮名遣いはむずかしいね。
ちんぷんかんぷんでござる。
昨日、24歳でその短い生涯を閉じた彼女の命日ということを知り、なんか魂に引き寄せられた気がした。
さらにーー彼女の命日にーー撮った写真をチェックしていると、この波がしっかりと焼き付いていた。
俺にとって、この作品から強い「樋口一葉」を感じる。
死後111年経って、彼女の魂はまだ輝いている。
(追記)
そろそろ作品も集まってきたので、『nakiphoto2007・プリントコレクション』をサイト内で販売しようと思います。
第一弾はこの作品とします。
Thanksgiving Day 2006
サイズは
Lサイズ(89mmx127mm)
六切サイズ(203mm×254mm)
四切サイズ(254mm×305mm)
の三種類です。
気になるお値段ですが、多くの方にお分けられるように、少しでも安くできるように、最高品質のプリント屋を調べていますのでお待ちください。
これもまたかっこいい写真ですね☆前に購入しました2枚お店に飾っていまして、お客様にいいね?と大好評です☆
後エクセルPROでシェーンベッシェンさんが乗ってシャークは大波用にチューンされたものなのでしょうか?
長さ、幅、厚み、テールデザインはどういった感じだったのでしょうか?
ミヤさん、
その節はありがとうございました。
新しいのがどんどん届いています。
俺が撮っているのか。(笑)
そして、
シェーンのボードはラウンドノーズでしたか?
それとも先の尖ったボードですか?
こんにちは、
先の尖ったボードです。クァッドシャークですかね?
ん~これも傑作だ!
お世辞では無く、見入ってしまいました。
圧巻とはこの事ですな。
例のデカ写真「ウルワツ」が表で、こちらは裏?です。私の感想でした。ようは巨人と阪神!??
よう分からなくなってきたけど感動したぞ!
旧仮名遣い難しいですねぇ?
でも現代仮名遣いよりも趣きがあるあるように感じますね。
プリントコレクション楽しみです♪
ミヤさん、
シェーンと話しました。
"I scored the best wave of the day, getting barreled and winning.
Definitely my most fun wave,
That board was 6’2"x18-3/8"x2-3/16"SW."
最近彼も4フィンがお気に入りで毎日4マジックを楽しんでいるそうです。
チャンキンさん、
いや長渕さん、今清原さんとハワイにいるって聞きました。
z35さんも一緒ですか?
ありがとうございます。
ウルワツはもう過去の作品です。
イナリーズに乾杯!
よしさん、
口語記とか目が回ります。
明治の文人はすごいな、と。
プリントコレクションもうすぐです。