新春特別企画第三弾 『NAKISURFなんでも対決』予選A組


船木:
新春特別企画第3弾だけど、何も決まっていないんだよね。
でね、『NAKISURFなんでも対決』というのはどうかな、と。

柳瀬(タロウ):
それは何ですか?

船木:
単語を拾って、そのキーワードでもなんでも独断と偏見で勝ち負けをつけちゃうの、16単語をひとつの組として、予選をやって、その予選A?D組の優勝者で決勝戦として何が勝つかなあ?と思ったんだ。

柳瀬(タロウ):
よくわかりませんが、とりあえずやってみましょう。

船木:
俺イチロー好きなんだ。
メジャーリーグに入ってから新人王、MVP、首位打者2回、盗塁王、シルバースラッガー賞、ゴールドグラブ賞毎年6回、2004年は世界記録のシーズン262安打、2001, 2004, 2006 シーズン最多安打、そして新人から6年連続シーズン200本安打を達成しているんだぜ。
今回の優勝候補だよ。

柳瀬(タロウ):
それにしてもよく知ってますね。(笑)それでは関ヶ原の戦いよりイチローと。

船木:
野球大好き。
関ヶ原は戦争だからな、平和主義だからイチローのコールド勝ち。
暴力反対!

柳瀬(タロウ):
では予選1回戦第一ヒートはイチローが勝ち上がりました。
わかってきました。
おもしろいですね。
次はすごいですよ、タヒチのチョープーと中村竜くんです。

船木:
チョープーさ、このあいだ12月17日にホワイトハウスに季節はずれの南大波がきたでしょ、無人でさ、あのうねりがチョープーにもヒットしたらしいけど、それはすごい波だったらしい。
でもあのうねりの厚みと強さは身をもって知っているけど、すごかったなあ。

柳瀬(タロウ):
では竜くんにチョープーが勝ったということですね。

船木:
いや、彼はNAKISURFのライダーだからチョープーより強いんだよ。(笑)

柳瀬(タロウ):
そうしましょう。
友人愛と。
それでは2ヒート目は竜くんが勝ち上がりました。
次はすごいですよ。
新旧フィン対決です。

船木:
ホントだ。誰がこのヒート組んだの?

柳瀬(タロウ):
船木さんじゃないんですか?

船木:
適当に単語を拾っていったら200個くらいになっちゃったんだ。
そこから適当に選んたらこうなったんだ。
フィン対決はね、ラピュターだよ。一昨日のスタッフブログのハニコムブラックなんてマクラーレンSLRに勝るとも劣らずかっこよかったなあ。それと水に浮くし、フューチャーフィンの溝にも付けられるから「上段回し蹴り」でラピュタフィン。

柳瀬(タロウ):
マクラーレンSLRって5千万円くらいする車でしたよね。
それ並とはすごい。
でも次もすごいです。
チャンネルアイランドとメイヘム。
ある意味アル・メリック対ロストですね。

船木:
ううん、勝負はもうついている。不戦勝でメイヘムの勝ち。

柳瀬(タロウ):
えっ?どうしてですか?

船木:
あのね、今年からチャンネルアイランドってもうアルの持ち物ではなくて、バートンに買収されたんだ。
だから勝負にならないよ。

柳瀬(タロウ):
そうだったんですか…。
ビジネスの世界は厳しいですね、
次はハービー・フレッチャーとサーファーマガジンです。
これはぼくの意見ではハービーです。
いい人だし、波乗りもいまだに現役で、個人的に大好きなんです。

船木:
じゃハービーね。

柳瀬(タロウ):
AVISO FF対ダイアモンドテイルです。

船木:
これもすごいな、コールは昔からダイアモンドテイルを作っていたんだ。
そしてこのあいだからチャンネルアイランドがやりだして、それからメイヘムがSD4だっけ、あれで取り入れたでしょ。
コールの提案するのは2?3年してからみんな真似をするな。
そういえば1年くらい前にコールにダイアモンドテイルをオーダーしたんだけど、まだできてこないよ。
完全に忘れられているね。

柳瀬(タロウ):
お客さま優先ですから。
それで軍配はどちらに上げますか?

船木:
うーん、将来性というか、未来デザインなのでAVISO FFに1000点。

柳瀬(タロウ):
はい、了解です。
次は、なんですか?このいなり寿司って?
クリス・ワードとだったら相手になりませんね。

船木:
だめかなあ?
俺好きなんだけどなあ。
タロウちゃんも毎朝ここで食べているでしょ。

柳瀬(タロウ):

……

相手になりません。
クリスです。

船木:
ではクリスの勝ち。
そうだよな。
それにしてもWCT最終戦のクリスすごかった。
セミファイナルまで勝ち上がらないと来年WQS落ちだったのに勝っちゃったもんな。
セミファイナルだって勝ってたようなもんだもん。
ジャッジに嫌われているのはハンデだよ。

柳瀬(タロウ):
最終ヒートはグラブコンケイブと明治維新です。

船木:
同着。

柳瀬(タロウ):
だめですよ。
同着じゃ2回戦で困ります。

船木:
そっか、西郷隆盛と坂本龍馬の勝ち。
歴史は変えられないし、グラブコンケイブはこれからまた勝てるよ。

柳瀬(タロウ):
いなり寿司との対戦だったら明治維新の圧勝だったのにヒート運が重要のようです。
ここまででイチロー、中村竜、ラピュタフィン、メイヘム、ハービー・フレッチャー、AVISO FF、クリス・ワード、明治維新が勝ち残っていますが、2回戦行きますか?

船木:
おお、タロウちゃん乗ってきたね。
やろうやろう!

柳瀬(タロウ):
イチローと中村竜くんです。

船木:
すごいなあ、優勝候補とジェダイの騎士か。
イチローは自主トレ行っちゃってもうヒートに現れなかったというのはどうかな?
どちらにしても温情采配で竜ちゃんの勝ち。
イチローはいっぱい賞取っているし、相手が竜ちゃんなら笑って譲ってくれるよ。
なんといってもこれはNAKISURFの新春対決だしね。
イチローは頭がいいから2ヒート目で竜ちゃんがチョープーに勝った時点で自主トレか牛タン食べに行っちゃったんだよ。(笑)

柳瀬(タロウ):
では竜くんの勝ちで。
ラピュタフィンとメイヘムはどうしますか?

船木:
むずかしいね、ラピュタフィンはやさしい名前だけど、メイヘムという意味は暴力的錯乱という意味だからメイヘムの勝ちだな。
勝負は厳しい、と。

柳瀬(タロウ):
さっき暴力反対って言ってませんでしたっけ?

船木:
もう忘れた。(笑)

柳瀬(タロウ):
ハービー・フレッチャーとAVISO FF対決です。

船木:
奇しくもバットテイルはハービーの次男ネイザン・フレッチャーモデルだったんだ。
親子対決みたいだな、でも未来的フォルムでAVISO FFの判定勝ち。

柳瀬(タロウ):
ええっ、ハービーが負けですか?

船木:
だめ?

柳瀬(タロウ):
まあ、いいです。
AVISO FFは見たことがないほどかっこいいですし、ハービーにはゆっくりしていてもらいましょう。
2回線の最終ヒートはクリス・ワード対明治維新です。

船木:
あっ、クリスはもう帰っちゃったって。

柳瀬(タロウ):
えっ?またですか?

船木:
前にロストが「Where is Wardo?」ってキャンペーンをやっていたでしょ。
その位、彼は同じ場所にいないんだ。
いたと思うとすぐに消える。

柳瀬(タロウ):
では明治維新の不戦勝。
でもみんな帰っちゃうんですね。
責任感みたいなものはないんですか?

船木:
俺のせいじゃないよ。(笑)

柳瀬(タロウ):
ベスト4が出そろいました。
中村竜、メイヘム、AVISO FF、明治維新です。

船木:
準決勝というわけだな。
まずはイチロー、じゃなかった、竜ちゃんとメイヘムだね。
これは竜ちゃんが「けたぐり」で勝ち。

柳瀬(タロウ):
えっ、もう勝負がついたのですか?

船木:
そう、竜ちゃんがメイヘムを蹴たぐって、メイヘムが怒って追いかけたら勇み足になっちゃったんだ。

柳瀬(タロウ):
メイヘムらしいですね。
かなり悔しがりそうですが、大丈夫ですか?

船木:
平気じゃない?
メイヘムは忙しいからもうシェイプルームに戻っているよ。

柳瀬(タロウ):
竜くんが決勝進出です。
でも優勝候補のイチローを破っていますから勢いがありますね。
AVISO FFと明治維新はどうなりましたか?

船木:
日本の歴史だけど、黒船来襲ということで、下田条約じゃなかったAVISO条約に俺がサインしちゃうからAVISOの勝ち。

柳瀬(タロウ):
そうですね。
色も黒いですし、黒船っぽい。
過去は振り返らないで行きましょう。
とすると中村竜とAVISO FFの決勝戦です。
このままやりますか?

船木:
もちろん!
そういえば竜ちゃんがAVISO FF乗りたいって言ってたけど、送ったの?

柳瀬(タロウ):
まだなんです。
ツールにモンダイがあるらしく、当初の生産ラインが遅れているそうなんです。
だから時間がかかっていて、予約のお客様全員にまだ渡っていないんですよ。

船木:
そうか、じゃあコンボスコアで竜ちゃんの勝ち。

柳瀬(タロウ):
コンボスコアって何ですか?

船木:
ASPは10点が満点でしょ。
だからベスト2ウエイブで、竜ちゃんが10.0、9.8ポイントを出して、AVISO FFが5.5、6.0だとすると、AVISO FFが勝つためには次の波で13.9ポイント出さなくてはならないんだ。
でも満点が10点だからそれは不可能。
そういうのをコンボ勝ちというんだよ。
ブルースがよくこれで相手をわからせているよね。
でも次のヒートで別人となって負けて、酔っぱらっちゃうらしい。

柳瀬(タロウ):
なるほど。
安定しないんですね。

船木:
天才なんだよな。
ある時は200%、あるときは50%と差が激しいんだろうね。
芸術家ならそのスランプの間、筆を折ればいいんだろうけど、サーフィンコンテストは順番がやってくるからなあ。

柳瀬(タロウ):
ということで中村竜くんが予選A組の優勝者です。
明日はB組の対戦です。
これ載せるんですか?

船木:
もちろん、俺のブログに載せちゃうよ。
いいでしょ?

柳瀬(タロウ):
船木さんのブログですからお好きなようにしてください。(笑)

奄美での竜ちゃん

野菊での結果速報に見入る竜ちゃん

「新春特別企画第三弾 『NAKISURFなんでも対決』予選A組」への16件のフィードバック

  1. すばらしいです。
    トーナメント見たら吹き出してしまって。
    ツボにはまりました!
    特に結果速報の竜さんは、傑作です。
    センス良すぎですね。
    また、明日からお仕事がんばれそうです!

  2. いや、彼はNAKISURFのライダーだからチョープーより強いんだよ。(笑)
    笑いました!

  3. からコメント残します。B組にNakiさん対バックキャモンをエントリー願います。
    目の痛さでへこんでたけど、面白くてちょっと治った。
    グラシアス。
    Ryu

  4. 何も決めてなかったと言われながら、この企画。
    閃きのオンパレード状態ですねぇ。(もしや仕込み企画!?)
    柳瀬氏の《船木さんのブログですからお好きなようにしてください。(笑)》に、ヤラレました。
     

  5. オレは負けか~。
    チキショー!おれは負けず嫌いなんだよ、ナキさん。

    自主トレにてキヨさんに言いつけてやる。

    B組には、キヨさん、ティム・バートン、長嶋茂雄、K・ロッド、ピカソ、山田太郎を出場させて下さい!

  6. 新春特別企画第二弾、おつかれさまでした。
    そしてありがとうございました。
    今日から通常営業「z33」に戻ります。

    本来、「ニヤリズム」を追求する僕のスタイルとは違い、親子愛・波乗愛をテーマに書いたので、nakiさんと同一人物と思っていた人もいたようです。

    しかし、僕の「ブンガク」はエロス、笑いを随所に散りばめた「駄文」(DA-BUN)であり、nakiさんの「ブンガク」とは程遠い所にあるわけです。

    それでもまだnakiさんでは?と思っている方は「巨人 新浦のサインボール希望!!」と書いてメールして下さい。
    僕の真骨頂であるDA-BUN「般若の心境?般若心境」に架空請求の請求書を添えて返信します?。

    予選B組では、ペペ秋山選手と桜庭選手の試合が観たいです。←今日はこのニュースに幻滅しました。

  7. ふなきさん、最高です!
    ワイルドカードに均vs健一郎なんていかがですか?(笑)

  8. >そう、竜ちゃんがメイヘムを蹴たぐって、メイヘムが怒って追いかけたら勇み足になっちゃったんだ。

    >メイヘムは忙しいからもうシェイプルームに戻っているよ。

    に笑いました。東海林さだおと椎名誠を足して割ったようなエンターテイニングな文章ですね。

  9. markee.さん、
    まだまだこれからです。
    B組は5100文字の量でした。
    お仕事がんばってください。

    得♪さん、
    独断ですので、ご容赦してください。
    チョープーはすごすぎて一般的でないので、こんなものでしょうか。

  10. Ryuさん、
    目の手術でしたね。
    早くよくなりますように稲荷大社に拝みに行ってきます。
    明日は師匠がいらっしゃる日です。
    都内お気を付けて。

    Fgさん、
    仕込みだなんてとんでもない。(笑)
    限りなく透明に近い適当です。

  11. 一朗51さん、
    すいません、相手が竜ちゃんですからご容赦ください。
    今度ミニストップのパイナップルパフェをご馳走しますから。
    B組にリクエストにあった長嶋さんを登場させました。
    さすが強くて驚きました。

    むらっちさん、
    わかりましたか?

  12. z33さん、
    ブルースさん、シュガートーストではお世話になりました。
    新浦のサインボールお持ちなのですね。
    すごいや。
    ぼくは原監督の「巨人愛」です。
    DA BUNですが、THE BUNこれが文章だ、のハワイ訛りかと思いました。
    ご謙遜されています。

    Toddさん、
    カーディフVSカールズバッド・アウトレット
    というのを考えています。

  13. マーボーさん、
    当然です。
    おふたりの弟子ですからね。
    B組アップを今しました。
    ではでは、

  14. うーん、初戦のイチロー対関ヶ原の戦いは僕的に事実上の決勝戦でした。
    でも、イチローって「五輪は出ない」とキッパリ言うように、自分にとって“違う”と思うものは絶対参加しないですよね。

  15. yararyuさん、
    白浜(西表島)の屋良商店対ロースカ
    というのはどうでしょうか?

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