新品・中古サーフボード販売、カスタムオーダー、ウェットスーツ、サーフィン用品など。NAKISURFは、プロサーファー、フォトグラファー、サーフライターで知られるNAKIのコンセプトサーフショップです。

naki's blog

風波でこんなに上がっていた!_ピョコスルリのビーチハウス波にグニャネバフィンの悦楽_文藝文体は、波乗界ではスタイルなのでしょうか_文七元結落語的文体!?_(3008文字、短編です)

20100901_kuma_

こんにちは、

「いいひ」されてますか?

アップルからiPodナノとシャッフル、

そしてiPodタッチの新発売日です。

また小さくなって、新機能がついて、

あれもこれもと夢のようです。

日進月歩と言いますが、ものすごい「進」ですね。

こちらノースハワイでは、

ブイは全方向で下がってしまい、

多くのサーファーたちがつかの間の休息をしている日のようです。

俺は日本育ちであるので、

「ヒザ波でサーフするのはやぶさかでない」

と思い、ホワイトハウスを見に行くと、

ヒザ波の三倍はゆうにあった。

2010_NH_T4703

もちろんサーフ可能で、予期せぬ波にドキリとした。

なぜ波があるのかを推測すると、

強いトレードウインドが夜半からずっと吹いていたので、

その風波であるに違いなかった。

波情報ではわからなくって、伝えていない現地波ですね。

センターを見るとふたり入っていて、

それはツヨシさんと、DMVヴォアンだった。

2010_NH_Tsuyoshi kun_T4649

ちょうど波を撮ろうとカメラをかまえたところで、

ツヨシさんがドッキーのBWGで斜面をうんならかしていた。(cオガマさん)

天気は悪く、曇り、雨、晴れの繰り返し。

ツナくんも雨を煙らせながらやってきた。

2010_NH_Tuna_T4654

彼のレンタル車をトヨタ・ヴィッツと先日書いたんだけど、

何人かのお客さまから

「あれは違います。ヴィッツではありません」

とお叱りのメールををいただいた。

で、調べてみると、

これは北米仕様の「トヨタ・ヤリス」であるらしく、

日本(タイ)名を「ベルタ」というので、

ここに改訂しておきますね。

2010_NH_T4725

ツナくんは、念願のパパジョニーとお会いして、

「なんでも正直に言ってしまう人ですよね。

実物は本当に○かボンのパパそっくりで驚きました」

と興奮していました。

「正直パパのブログ日」はこちらです。

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/15204

今日もファイヤーブレードを駆って、

ホワイトハウスのインサイドでクルーズするツナくん。

いいお休みになりましたね。

2010_NH_Tuna_T4689

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/15400

昨日のグニャフィン滑走記の続きです。

1I0T5480

「(試乗の波乗りは)連続写真を載せてもらうのが、

いちばんわかりやすいです」

と鹿児島のHさんから感想をいただいたので、

また連続写真柱を作りました。

2010_SQ_T5180

回転半径の狭いカットバックターンをしてわかったのは、

グニャリフィンはじつに粘性の強い動きをするということ。

「対応力」

「許容範囲」

というのかな、変な挙動は一切なくて、

それは確実なターンとなるんです。

グニャネバ?。

下の写真はカットバック時の一コマだが、

(連続写真だと上から4コマ目)

bd5

あんなグニャフィンなのに、

この時点では真っ直ぐだということを知った。

当て込んだ時とか、

フルボトムターンをしているときは、

フィンはいったいどんな曲がり方をしているのでしょうか?

いつか海中から検証してみたい。

次のシークエンスは

「昔話風」

にしてみました。

2010_SQ_1I0T5065

昔でなく、今。

あるところでなく、ノースハワイに、

グニャリフィンがやってきました。

新しい波乗りが大好きな船木どんは大喜びです。

BD5にそのフィンを付けて、

ビーチハウス波を乗りに行くと、

それはそれはやわらかく、しなやかで やさしく、

そして優雅な乗り心地に夢心地となりました。

「よーし、ひとつノーズにでも乗るか」

とノーズに乗ったままでも 愉快な時間を味わいました。

けれど、波が終わってしまうのに

欲張りものの船木どんは ノーズに乗ったまま動きませんでした。

やがて、船木どんとBD5は海に沈んでしまったとさ。

(浦島太郎話に続きます)

2010_NH_Surfing_T5175

これは二段になっていて、

緩慢な斜面上部をハイラインメイクしている画像ですが、

こんなにフルレイルをかけても、

ボードが斜面に食いこみ過ぎることはなかった。

これもグニャフィンの特徴なのかな?

ビーチハウスのインサイドは、

バックウオッシュでピョコリと切り立ち、

ライト側にセクションはスルリと移動するのです。

見ていると簡単ですが、

乗ってみると、なかなかむずかしいんですよ。

昨夜は、

三遊亭圓朝さんの”文七元結”を読みました。

落語を読むというのは、初めてで、

これがなかなかおもしろく、

いつかこれを寄席で見てみたいと強く感じた。

『浮雲(1887年)』

の作者で知られる二葉亭は、

「言文一致体』の祖とされているが、

彼はこの”文七元結”を手本として書いたというのは、

文藝を勉強していて知った事実なんです。

文体にも色々あって、

少し挙げてみますと、

シーナマコトさんの「昭和軽薄体」

をはじめとし、

芙蓉鼓鑄化融結當鴻といった漢字だらけの「漢文体」。

坪内逍遥の「雅文体」、

他にも口語体、和文体、公文体、

文語体、公募体、書簡体、論文体と色々あるが、

やたらと漢字、特に当て字(例えば「御座居ます」)が多いのは、

道路工事看板体。

読んでいるとお腹が空いてくるのは「定食屋体」。

自分の文章に酔ってしまうのは「陶酔体」。

やたらとへりくだって書くのは「謙遜体」で、

最初はいいのだが、だんだん誤字が多くなるのは「タイプ倦怠体」。

擬音が多いのが「マンガ体」かな。

やたらと話があちこちに飛んでしまうのが「D先輩体」。

とにもかくも、文章は波乗りと同じようで、とっても奥が深いです。

『文武両道』

ってすてきな言葉があったが、

今の子どもたちは、はたしてこの言葉を知っているのだろうか。

なんといってもゲームボーイで国語を勉強する時代ですからね。

P1030322

今日もお越しくださってありがとうございます。

お忙しいでしょうから、

逆に少しのんびりと見ていってくださいね。

ニュースとしては、

あの名作グラスホッパーがAVISO化となります。

遂にというか、

「待望の」と表現したほうがいいのかもしれません。

これでポリエスター、エポキシ、

エポキシハイブリッド、フレックスライト、

ハイドロフレックス、

そしてAVISOと全素材制覇したのはこのグラスホッパーだけです。

名作とされる由縁は色々ありますけど、

成功譚としては、

お兄さんモデルであるファイヤーフライの小波用モデルであるということ。

そしてファイヤーフライこそがネオクアッドフィンの祖、

教祖、始祖、あけぼの、先駆者、

学長、教頭、師範、

達人とされるコール・チューンが施され、

世界中で大人気となっているんですね。

ファイヤーフライの登場は、

今から10年以上も前に遡れるというのですから、

やはり年季が違います。

その「グラスホッパーAVISO化」

の詳細がこちらのスタッフブログに出ていました。

https://www.nakisurf.com/blog/staff/archives/11098

このブログを読みますと、

10月11日アップルストア銀座で、

“NORTH HAWAII”ブック発刊記念スライド&トークショー

をやりますので、

その時にはこのグラスホッパーAVISOを

みなさんにお披露目できることとなりそうです。

史上最高の円高に加え、

先行予約分はさらにお得にしましたので、

この機会をどうぞご利用ください。

ショールームブログでは、

「ポスタープレゼント!」も伝えられております。

https://www.nakisurf.com/blog/showroom/archives/12422

船木渾身のデザインなので、

こちらもどうぞご利用くださいね。

今日もすばらしい日にしましょう!

来てくださって、ありがとうございます!!

ALOHA!