北風。
季節はいよいよ冬になったようだ。
ただ水温は温かく、
いまだに20度もあるので、
いわゆるサーフィン日和なのだとわかる。
これは少し前のタキビ神。
同じ北風で、
この日は風速7〜8mくらいあっただろうか。
北風はサイドウィンドなので、
斜面はざわめき、
ワイルドさがセットアップされる。
タキビ神は大の宮沢賢治ファンで、
自称研究者の私をはるかに上回るほどの読書量と記憶を持つ。
で、
私はタキビ神を見るたびに、
グスコー ブドリの物語を思い出す。
グスコー・ブドリは、
イーハトーヴの大きな森のなかに生まれました。
ブドリにはネリという妹があって、
二人は毎日森で遊びました。
こんな冒頭のジュブナイル小説だが、
私はブドリをタキビ神、
ネリをルリエルとし、
森をタマサキとして読み進めるのだ。
ざー、
ざーと波の音が、
やっと聞こえるようになったのは、
陸風のしょうこです。
目をさました二人はモニースに行き、
かわるがわる波に乗りました。
するとあちらでもこちらでも、
ぽう、
ぽう、
とスナメリが鳴き出すのでした。
閑話休題。
(話は変わる)
フィッシュのお勉強をしていた。
この世に登場してすでに57年となるフィッシュの歴史は、
NALUやBlue.という本格専門誌に書いたのでご存知の方も多いだろうが、
レイルとアウトラインのコンビネーションで乗り味はガラリと変わる。
私は、
上の図表が示すFISH/Eはあまり好きではなく、
許容範囲が広いCのモダンハワイアン的なソフトレイルを選ぶ。
【お知らせ】
明日からチーチー・イベントだ。
グレイトフル・デッドの『Ripple』で優しいメロディと、
ジェリー・ガルシアに目覚めた私が、
グレイトフル・ウッドのカズ君たちと一緒にタキビを囲みつつ、
デッド的なライブを感じるのだ。
ということで、
明日のNAKISURFは午後から休業します。
現地でお会いできるかたはどうぞよろしくお願いします。
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【巻末リンク:フィッシュというサーフボードの歴史】
【巻末リンク*2:ドラグラ会合の報告編】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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