
テイクオフして、
波のトップにボードを上げていく。
とても重要だが、
ネクストレベルな技術のひとつだと気づいた。
というのは、
最近の満潮時は、
友人たちとエックスでサーフするという流行がやってきた。
パーフェクト波がやってきて、
浜から仲間が見守るなか、
テイクオフをメイクできず、
逆喝采(ブーイングとも)を浴びていた。
要は、
テイクオフ内で横にボードを向ける必要があるのに関わらず、
まっすぐテイクオフして、
それからレイルを入れていては波に合わないし、
それは完全遅延行為なのだ。

さらにそこはショアブレイクなので危険だし、
仲間たちが目撃するシチュエーションで
「栄光波をメイクできない」
英雄となるか、
文字通り墜落するかという表裏一体事件だった。

2本目の彼は、
やはりまっすぐテイクオフしてからレイルを入れるので、
ターンのときに泡波がかぶさってきてギブアップしていた。

私のクライアントである彼は、
最近めきめきと腕を上げて、
グッドサーファーだと目を細めて見たばかりなので、
なぜできないのかを考えた。

そういえば彼は、
オーバーヘッド以上の波は苦手であり、
リーフブレイクの作法を先日教えたばかりだった。
これは重要だ。
「横向きテイクオフを会得しましょう。
早い波で有効ですし、
張り付きの術と発展し、
大きい波に相対する最大の体術です」
さらには、
「新世界がはじまります」
と熱く説くと、
彼は翌日、
フィンレスでビシリと張り付いていた。

そのことをどう表現しようかと考えていると、
閉店後に仲間がやってきたので、
茂原サイゼリアまで行き、
炭酸水に白ワインを注ぎ、
マルガリータ・ピザをほおばった。
フクメン調査員である私は、
このピザを*ミシュラソ3星印() で評価した。
*ミシュラソガイド(le Guide Mischrazo)のこと
すると、
ターくんの歌唱が評価されはじめ、
沢田研二だとか、
玉置浩二並だという意見が出た。
これを二日酔い気味の心平さんに聞いてみると、
「やはりハイボールは効きますね」
そう言った。
それを聞いたターくんは、
「心平くん、
おれのトマトハイも飲んでたよ」
そんな江場土ナイトの話題となるのだった。

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【巻末リンク:近隣目線でのエックス編】
【巻末リンク*2:ちょうど昨年の夏ごろ】
【サーフィン研究所】盛夏週末のNAKISURF千葉_エックス_コスモス・ザ・ワン&ノーズライダー、そして各種ボードと逸品スイカのご案内_ハナ・パトロール_(1369文字)
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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