この週末は波が小さかった。
ヨワケ(夜明け)前にタキビ神が行き、
「井上さんもいません」
そうメッセージが届いた。
井上さんは、
タキビ神と並び、
たいてい暗いうちからパドルアウトしているエンスーサーファーだ。
彼はただのエンスーではなく、
サイズアップしてもパドルアウトしてくる猛者だ。
その後、
しばちゃんから連絡があり、
SS氏からもやってきて、
「大きなボードならばできます」と、
口を揃えて教えてくれた。
昨日は日曜日だったので、
閉店後にサーフする予定としていた。
夕刻の来店予約が入り、
開店前がチャンスだと、
急遽7時半ごろに海に向かった。
到着すると、
その井上さんがサーフしていて(上画像)、
誰よりも遠くまで遅速波を駆けていた。
彼の根性とサーフ愛は、
夜明け仲間のタキビ神の知るところだが、
私は北方謙三の主人公を井上さんが演じたらいいのにと思う。
着替えていると、
一宮のケイスケさんがいて、
私のブログは文学的でじつに良いと褒めていただいた。
ケイスケさんのことは、
太古の昔から知っていて、
「うんならかし」の用法について聞いたりしている。
ならば、
私小説風に文章を連ねたのは、
彼の言葉を受けてのことだとここに記しておく。
文章の流行があるようで、
最近のもの(SNS系)には句読点はなく、
下手をすると句点「。」すらない。
私からするとその文章を表すのならば、
靴を履かず、
または服を着ないで外出しているような違和感がある。
パドルアウトすると、
エックスを愛するマニアがお二人、
エックス大好きな諸氏が6人(前出のケイスケさん含む)いた。
さらには、
波情報によって一宮と決定し、
駐車料金500円を払った人が50人くらいいた。
私はさまざまな心象風景のなか17本の波を得たが、
16本目の波で、
こちらに向かってくる猪突猛進サーファーに遭遇した。
(要はライト波をレフトに滑ってくる)
で、
夏に鍛えた急ブレーキで難を逃れたが、
当の逆走薄ムラサキボードの彼は、
直線視界すぎて、
最接近した私にすら気づかないようだった。
危険といえば危険なのだが、
これまでの例によって、
私は何も関与しなかった。
気になっていると、
彼は次の波でも競走馬視界のナチュラル・バックサイド滑法を再び決めて、
他者を混乱または衝突の恐怖におとしいれていた。
これはたまらない。
上がってきて、
iPhone XRで波写真を撮ると、
ちょうどナッキーが波に乗っていた。
ちなみに私は、
キャッチサーフ10フィート、
クワイエットファンク&グラッシー&メロー特注ボードで波に乗った。
それとこのグライダー98(295cm)でも乗った。
良く晴れて、
風も弱くすばらしい日だったことは間違いがない。
NAKISURFでは、
ハナ(華)が、
インディアン社のVツイン・エンジン音を轟かせながらやってきた。
3歳後半の彼女は、
パウ・パトロールが大好きであり、
「すみっコぐらしよりもアンパンマン!」
次点はそのようである。
「リン(妹)の影響があるのかもしれません」
父であるハスラー・マサさんが冷静に言った。
そのVツインエンジンと共に、
レストアから戻ってきた新生Boxがお披露目された。
前述のリン(凛、2歳)が、
センタースタンスで見事に乗ったが、
どうやら彼女もバックサイド傾向の加重気配であるようで、
先ほどの危険なサーファーを思いだしつつ、
画面上のシャッターボタンを押した。
【渾身号のおまけ】
カリフォルニアのガソリンは、
リッターあたり330円ですと、
友人からメールがあった。
東洋経済オンラインでは、
ニューヨークのラーメンは二人で1万円だとあり、
生活を乗り切る秘訣は日清のラ王で、
これなら1食あたり412円だとインフレを嘆いていた。
NAKISURF千葉の本日(12/2月曜)は、
仕入れ日として、
来店予約だけの営業となります。
0475363883
(携帯電話に転送されますので、
出られない場合は末尾532番号よりコールバックします)
どうぞよろしくお願いします。
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【巻末リンク:人気渾身号】
【サーフィン研究所渾身号】低気圧からの太い波_波乗道に集う_Blue.104は永久保存版_キャッチサーフの歴史2_(2270文字)
【巻末リンク*2:ヨワケ(夜明け)系】
【渾身号の巻末リンク*3:古典芸能編】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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