【サーフィン研究所】ジュール・ヴェルヌによる「ローマ数字TEN」という波について_(1206文字)

(昨日からの続き)

この画像は、

左からやっちん、

涼くん、

トロちゃんの東京三人組だ。

彼らは、

カルチャー的ファッション世界に生きていたり、

最高峰のクイジーヌを目指して日夜渾身奮闘していたり、

ファッションやカルチャーをタイムマシンでひっそりと行き来している。

この3人を登場人物として、

ジュール・ヴェルヌ(Jules Gabriel Verne)の文体で物語を書きたくなった。

(ジュール・ヴェルヌ=1800年後半のSF作家)

トロちゃんは、

「マグマサンクタム」からフロントサイドで涅槃に向かった。

ヴォルカニック・シャフトとジョウブツの二刀流。

意味は*マガハあたりでわかるよと、

涼くんに言うと、

彼は純粋な瞳をいっそう輝かせて「へー」と言った。

*マガハ=編集者用語でマガジンハウスの略。

歌舞伎座の裏にある社屋あたりを示している

その涼くんは、

いくつものワイプアウトを繰り返した。

七転び八起きであり、

不遠千里、

不撓の精神、

ローマは一日にして成らず、

堅忍不抜の涼くんである。

最近は失敗のなかに栄光という燦爛(さんらん)を受けはじめた。

「波の上で栄光をいただいたということは、

私がそれに値しているというわけではありません。

それを証明する権利ができたというだけのことです」

そんなコメントを残した。

ちなみにこれは彼チームが作成した天然鰻による前菜である。

彼チームは総料理長を頂点とした、

アラン・デュカス山脈のひとつの山だ。

加筆すると、

彼の着ているブラガールTが欲しくなった。

*ブラガール、BRAGARD=国家最優秀職人章(M.O.F)用の

コックコート制作で知られる衣類ブランド。

トロちゃんも

「最高の夏休みになりました」

「家族でまた来ます!」

そう繰り返し、

やっちんも大喜びですと、

「こんな空いているとは思いませんでした!」

と言ってこの爛漫笑顔を咲かせた。

新潟経由、

妙高高原、

そして太東岬の名店「アサガオ」の女将ちーたんもやってきて、

キャッチサーフの優しく柔らかい乗りごこちで、

これまで蓄積したサーフィンの不安障害を解消していった。

(本当のこと)

山シリーズとくればこの人。

長野県北安曇郡小谷村大字千国乙のマウントケアの院長であり、

ドラグラ極秘諜報部隊の、

ベテラン工作員であるムーティは、

「ローマ数字TEN波」

の秘密のドアをいくつも開けていった。

「ここはいつも秘孔がありますね」

そんな確信めいたことを言ったのが印象に残った。

エックスでサーフを始めたナッキーは、

「ローマ数字TEN」という波はお手のもので、

ピークの少し後ろからテイクオフし、

その完璧な斜面をあますところなく楽しんでいた。

@mandalacoffee_japan

【巻末リンク:登場人物の2年前がわかるポスト編】

【サーフィン研究所】低気圧通過の千葉北と現在の海水温_淡路島マンダラコーヒーの記憶_昭和トロちゃんから知った諸行無常のナカグロ3・3・6_(1260文字)

 

【巻末リンク*2:ムーティと涼くんが少しわかるポスト編】

【サーフィン研究所特大渾身号】ムーティのTheOnePureの衝撃と感動_霧中タマサキの493フィート_ミズモリさんのグランド・ブダペスト観とは?_(2608文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!

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