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naki's blog

5.5m波高_砂浜を車で走る方法_ドノヴァンと大晦日はアナハイムで_Jクアッド詳細!_ハワイ文化を模型に_ダブルグルリンにシングルニコリン!_(3444文字、短編です)

こんにちは、

北うねりは、

昨日よりちょっぴりサイズと威力を上げたようだ。

波情報サイトを見ると、

Surf along north facing shores 14 to 18 feet

そこには14から18フィートとあって、

20フィートという昨日の予想より実際には下げている。

でも18フィートという波高は約5.5mもあるので、

波乗りには十分すぎるほどのエネルギーが押し寄せてきているんですよ。

ソフトサンドリーフに到着すると、

レンタカーが砂に埋まっていたので。

この写真を撮ってから現場検証した。

すると、以下の事実を得た。

1)タイヤの空気がパンパンに入っていた

2)砂浜で鋭角にハンドルを切っている

3)斜面を登ろうとしていた

これらは、

【砂浜を走るときにやってはいけないこと3箇条】

でして、

さらには、はまってから脱出しようと

a). 後退していない

b). 進行方向の砂を固めていない

c). 車から降りて押してもいない

のナイナイづくしだった。

運転者(たち)は、

きっとこうなったらすぐにギブアップし、

レンタカー会社にでも救出連絡をしに行ったのだろう。

というところまで見えてしまったのであります。

実際俺もこの島に越してくるまでは、

タイヤの空気をあんなに抜いていいとは知らずに、

プシューーーー

とはできずにプシュプシュ…

と怖々抜いていたことを思い出した。

でもこの空気圧を低下させることは砂でなくても利用価値大でして、

以前エルサルバドルの大雨の際に、

車がぬかるみの泥坂を登れなくなり、

慌てず騒がずプシューーーっとやって無事に走り始めたり、

雪の日にもかなり有効でした。

覚えておくといつか役立ちますよ?。

ちなみに圧を下げるときは20psi程度。

それでもだめならば、

15psiまで下げちゃいます。

タイヤ空気圧計は1000円以下で売っていますので、

どうぞ車内に携帯ください。

役立つ日が来ますよ。

スパーキは8psiまで下げたことがあると言っていたけど、

そこまで砂が柔らかい場所を走るのはやはり恐ろしい。

あ、だからソフトサンドなのか…。

ドノヴァンからメールがあって、

大晦日の日にシュガー・レイたちと新年記念ライブを開催するそうだ。

場所はアナハイムGROVEという大きなアリーナで、

松井選手が在籍していたエンゼルススタジアムの横にあります。

ドノヴァンたちはこれを終えて、

そのまま日本各地のクアトロライブに流れ込むので、

もしかしたら俺もここにいるかもしれません。

よろしかったら会場でお会いしましょうね!

ジャーン!

フォーカラット

“Jクアッド”

のお話をする日がやってきました。

Jとは、

ご存知ハワイ出身の

元日本チャンピオン純城の頭文字だが、

これは純がケリー・スレーターの持つクアッドボードに乗ったとき、

「クイックで押し出すような、そしてハヤイヨ」

というインスピレーションを受けたという。

純がそれを公平さんに伝えて具現化したのがこのボード。

俺用に削っていただいて、

日本のビーチブレイクで乗って、

そのポテンシャルの高さにノースハワイ島に持ってこようとしていた。

前にも書いたが、

乗って調子の良いボードを語ることは大好きなので、

マジックとなるボードは人を囲んで何がそのマジックの由来なのか?

を探りながらディスカッションしていく。

こうすることによって、

再び自分のマジックボードを手に入れるためのキーワードを発見できるのです。

ちなみに俺は丸めのアウトライン、

エントリーロッカーを極抑えて、

レイルはソフトで、

この厚みで、ノーズ幅は広く、

等々をシェイパーに向けていつも発言できるように設定済みなんです。(笑)

さて、

このマジックボードをショールームスタッフ、

アジト大西たちに

「一度乗ってみてくださいね?」

と渡すと、彼らは

「これマジックです!ずっと乗っていたいです。

ハワイには持って行かないでくださいね!」

と強制懇願されてしまった。

そんな特別な経緯を持って、

この俺用のJクアッドは現在千葉アジトに置かれている。

元々ケリーのクアッドは、

公平さんのような一流シェイパーの目から見ると、

整合性とシェイプラインのストーリーを欠いていた。

きっとそれは

“コールが発掘し、創作したネオクアッド”

にケリーなりのひねりを加えたくてそうなったのだろうが、

それはケリー・スレーターという稀代の天才が乗るからこそ、

その矛盾に気づかなかっただけだと思える。

そのネオクアッドのコンセプト、

いや運動能力をそのままに、

そしてケリーのやりたかったことを再構築したのがこのJクアッドだ。

千葉公平氏のクラフトマン技術がここに惜しみなく用いられていた。

それは、

【新コンセプトに対して、

何も抑制しないでKシェイプしたらこうなる】

という典型的な現代のハイパー・ブリードなシェイプとなりました。

いたるところに施されたスペシャルなチューンをお楽しみください。

絞られたテイルと、

絶妙な位置に設定されたフィンプラグ。

テイルを踏み込めば速度に転ずる。

確立されたアクセルエリアだ。

この後足から、

テイルエンドまで絞りこむ角度が大事らしく、

それをさらに安定させるようにダブルウイングが入っている。

セミポイント、

セミワイドノーズという50/50のデザイン。

多くのサーファーに乗られただけあって、

前足の位置もそれぞれついていますね。

けれど共通するのは、

乗った全員がレギュラーフッターということがワックス跡からわかる。

全体的には丸いフォルムで、

波をつかみやすく、

つまり揚力を得やすくしてあり、

さらにはVEEからレイルに伸びるラインは薄く、

確実にコンケイブが彫られていて、

それはレイル操作への継承という使命がこのラインから見える。

公平さんシェイプの証であるラミネートも封入されて、

この拡がりに華を添えているように映る。

珠玉の一本となることは間違いない。

もちろんNAKISURFオリジナルモデルですので、

ご安心してお求めください。

船木が胸を張ってお勧めします!

クレイグが、

「フナキさん?、

すごいミニチュアカヌーを削り出す人を見つけました!」

というので、

その人のワイメア工房に行ってきました。

拝見させていただくと、

それは珍しいコアウッドで、

カメハメハ王の乗ったカヌー(アウトリガー)を復刻していた。

(コアはかつては王族のみにしか使用が許されなかった木材。

現在でもコアの木の伐採は厳しく制限されているのです)

カメハメハ王を模写した象徴が船首に奉られていました。

全長41.5インチ(105.4cm)

幅10インチ(25.4cm)というクラシカルな模型です。

片側だけに浮き腕があるシングルアウトリガー。

なぜ片側だけかといいますと、

外洋航海でうねりのあいだを滑走し、

飛び上がり、着水したときに

両側だと衝撃を受けてしまい簡単に折れてしまうのだそうで、

さらには”タッキング”という向かい風への航法も

両腕デザインは苦手としているということ。

結果、

このようなハワイのエクストリーム船は、

シングルウイングのデザインとなっていったのですね。

浮き腕部と、

本体の接合部もハワイ現地方式で編まれている細かさ。

ハワイ語ではこんな形の船のことをヴァァ (wa’a)と呼んでいたそうです。

これは制作者のエディさん。

コアウッドから削りだしたジマンの釣り針コレクションを持っていました。

「このカヌーを欲しい人がいたらどうしますか?」

と聞いたらこっそり値段を教えてくれました。

ご興味のある方は、

メールで「カヌー希望」

と題名に記載いただき、

shop@nakisurf.com

までお知らせください。

代金をお知らせしますね。

一艘だけですので、

先着順とさせていただきますね。

発送の際は、エディに厳重梱包していただき、

船木が保険付き郵送を請けおいます。

釣り針、すごいなあ。

こんなので魚を釣っていた時代があったのですね。

どんな魚がかかったのだろうか…。

さて、

直ったルースキャノンを持ったノアが

「グルリンするからフォト撮ってね?」

と言うので、

カメラを構えたらいきなりダブルグルリンをしてみせた。

2回転目でようやく緊張がゆるんだのか、

いつものニコリンしてますね。

波裏で見ていた子どももきっと驚いたことだろう。

やり方を聞いたら、

「簡単よ、あまりテイルに乗らずにノーズを波に入れちゃうの」

ですって。

よく見るとフィンがついていないぞ。(笑)

今日もNAKISURFにお越しくださってありがとうございます。

明日は少し波が下がるそうですが、

風が強そうです。

今日もいい日にしてくださいね!

ALOHA!