嵐が完璧に去ったようだ。
クリスちゃんたちもサンクレメンテに帰っていってしまった。
彼にはノーズライドの真髄を見せてもらった。
完成度、
いや感性度の高さを知り、
これからの波乗世界がとっても広くなったようだ。
クリスチャンたちがいる間は風もなく、
すばらしい日々だったなあ。
空港街でお別れをし、
ノアはジマンの逆真会North Hawaii道着Tにサインをもらっていた。
(道着Tについては、このリンクが詳しいです)
https://www.nakisurf.com/accessories/nakisurf-originals.html
ニコリンの伝道ですね。
「ノア、ケリースレーターみたくなるんだぞ」
と言われ、それには何も答えずに笑顔だけを返していたが、
それはこれから進む高く遠き山々を知っているからに他ならないのだろう。
「楽しめ、がんばれ、喜べ、尊べ」
そんな言葉を俺からここに置いておきます。
近道などない世界なんです。
みんなでパシャリして、
「またね?!」
としばしのお別れ。
□
さて、今朝。
南向きのブイが2ft@14秒という強いうねりを伝えていた。
それで何気なくホワイトハウスを見に行くと、
DMVのヴォアンがCOLEフレックスライトで滑っていた。
「うおー、ひさしぶりのホワイトハウスだ!」
とヨロコビ勇み、2ラウンドサーフしてから、
波を撮ろうとしていると、
「これから干潮になるから波がさらによくのなるのじゃ」
と言いながらフレちゃんが現れて波に乗っていた。
レフトがフレちゃんで、
ライトに入ろうとしているのは、
5時間入りっぱなしだったパパ・ジョニー。
この波なのにすごいスタミナだ。
なんだか懐かしいメンバーですね。
□
ノアがこれからやってくる誕生日を先取りして、
水中(3m防水)に入れるカメラを買った。
ビーチハウスに連れていくと、
「ドボン」といきなり飛び込み、
このホヌ(ウミガメ)を撮ってきた。
「そのまま甲羅に捕まって、海の中を撮ってくればよかったのに」
と冗談を言うと、
「だめよ、ホヌの力はすごいから溺れちゃうよ」
と本気で返された。
先日、
ノアの友人の叔父さんがクジラ(尾)のキックに巻き込まれ、
それは海中深く沈められたそうで、
彼は2?3分は潜れるフリーダイバーだったからことなきを得たそうだけど、
そんなことになったら俺は耐えられるのだろうか?
背中を硬くしながらそんなことを想像していた。
自然界は何が起きるかわかりませんね。
ホリデーシーズンなので、
こんな少年少女合唱団がショッピングモールで明るく元気に歌っていた。
この合唱団の名前が、
“Sunshine Express”
直訳すると、「陽輝を表現する」だろうか。
いい名前であります。
余談だが、
“メリークリスマス”というのは宗教的なものであるらしく、
最近では他宗教に配慮して、
“Happy Holiday”
と言うようになってきた。
ハッピーホリデーなら、
アジア人ならば、
『お正月』に当てはまるから具合がいい。
それにしてもメリークリスマスの人たちの浮かれ方はものすごい。
まるでお祭りか、カーニバル。
日本だったら
「新年三が日」
が感謝祭から続いているような雰囲気です。
クリスマス商戦での小売売上高は米国GDP*の6割を占め、
(*Gross Domestic Product =国内総生産)
小売業界は年間売上高の25%をこの時期に計上するほどなんです。
「あれもこれもそれも、クリスマスだから買いましょう!」
そんな風に映ります。
日本で育った俺には理解しがたいのだが、
「消費させるマーケティング」
の勝利ですよね。
でも本来のクリスマスって、
人々が慎みながらお祝いすることだったような気がします。
もうすぐ年が明けちゃいますが、
まだまだやることはたくさんありそうですね。
すばらしい日曜日をお過ごしください。
Aloha Sunday!!
■