新品・中古サーフボード販売、カスタムオーダー、ウェットスーツ、サーフィン用品など。NAKISURFは、プロサーファー、フォトグラファー、サーフライターで知られるNAKIのコンセプトサーフショップです。

naki's blog

激烈波5DAYシリーズを終えて_(2288文字、短編です)

おはようございます。

ソフトサンドリーフ詣でがついに5日目となり、

サイズは下がり、胸から頭くらい。

しかしパーフェクションはいまだに続いている。

これは一番良かった3日目の写真だが、

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/18089

波とは、

ここまでパーフェクトとなることを俺は知らなかった。

下の画像が拡大写真で、

絵に描いたような波に驚いている。

しかも永遠に続くようなバレル穴。

波の高さは6?7mといったところだろうか。

そこに向かってテイルを絞り、

しっかりと踏み込んでさえいればいい。

高速滑走も慣れてくると、

さらなる速度を求めてしまうことを知った。

人の欲望というのは止まらないのだろうか。

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/18050

この五日間のソフトサンドリーフは快晴で、

流れも入らず、風も変わらず、潮位までもがなぜか関係なかった。

ボードも壊れず、体も傷つかずにマンライ日々だった。

だが、3日目のセッション中盤で、

バレルが貝が閉じるようにつぶされた時に、

膝から半腱様筋、縫工筋、

そして下腿三頭筋を痛めてしまった。

簡単に説明すると、

バレル内で上から波が覆い被さってきたのだが、

足を曲げていなかったので、

立ったままその波の重量を受けてしまったようだ。

バキ

折れたような音が聞こえ、

水の中で最初に考えたことは大腿骨か膝を骨折したかと思った。

グワー、ブクブク…

と両手だけで漕いで浮かび上がってきたが、

激痛と、

患部が心配なのでそのまま動かずに波を何本も受けていると、

やがて足首が動かせるようになり、

そして膝も動いたので骨折ではないと判断し、

また昂奮した精神状態に戻して沖に出ていった。

昨日も今日も痛いが、無理をしてサーフしていたけど、

ようやく*アドレナリンが切れたのか、

(*アドレナリンは痛覚を麻痺させる)

または痛みが今頃出てきたのかはわからぬが、

歩くだけで激痛となっている。

“すばらしい波は体を痛める”

という両刃の剣だということに気づかされる。

戦を終えたような気分でもあります。

水って、手にとってみると柔らかいけど、

速度がついたり、こうして凝縮して振り落とされたりすると、

ものすごく硬くなって、その威力は半端ではない。

そういえば大きなセットをダックダイブしたときに、

沈めきれなかったようで、

爆撃のような波泡を喰らってしまった。

その体感を、

「高速道路でダンプカーにはね飛ばされたような」

と例えてみたらその場にいた全員が頷いていたのだから、

あながち大げさでな表現ではない。

毎日サーフするというのは楽しそうに見えて、

自分の体との勝負のようなところもある。

氷で冷やしたりしながら様子をみてみますね。

ソフトサンドリーフは、砂と岩のミックスブレイク。

リーフが沖にまで出ているのだが、

最近ずっと続いていた北うねり群。

そして先週の大きな北東うねりが砂をこのリーフにきれいに付け、

それは「サーフポイント」

と言っても過言ではないほどの規則的で甘美な波だった。

(ポイント=岬)

この地形が決まる前に帰ってしまったクリスちゃん。

もう一週間いられたら、一週間ずれていたらなあ。

波乗りに「たら」「れば」はないが、

俺たちはこんなすれ違いの中で

いい波を当てたり、外したりしているのだろう。

いい波に巡り会うのも縁だと思う。

けど、クリスちゃんも俺も波が上がる前のこの波を愛していたんだ。

波の上も下もね。

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/17928

よく考えると、

この頃に『ソフトサンド5日間波』の伏線があったのだろうな。

ここでドノヴァンから電話があり、

明日マンモスリゾートでライブがあるので、

こちらを離れ、飛行場まで着いたようだ。

日本に行くのを心待ちにしていて、

さらには、

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/17706

「コンテストの応募具合はドーデスカ?」

と来たので、すばらしい応募が集まってマスよん。

と返しておいた。

南東うねりが入ってきたので、

ノアたちをホワイトハウスに連れていった。

少年たちはこの地で育ち、

この波から教わっているのだろう。

ここに新しいサーファーがデビューしたようだ。

こんな虹日にスタートしたのなら、

それは彩りあるサーフィンライフになるはずだろうね。

すばらしい日にしよう。

It’s Time! 海を感じる日が来たぞ。

https://www.nakisurf.com/blog/hayato/

勇人さんブログがカリフォルニア後半を迎えていますね。

メキシコ大ちゃんと行ったメキシコはすばらしかったようで、

それもそのはず、国境近くは危険が渦巻いていて、

俺が知っているだけでも強奪、追いはぎ、恐喝、強盗、泥棒という

『犯罪松竹梅』の場所である。

ここに精通する大ちゃんだからこそ、

楽しくサーフできたのでしょう。

ちなみに俺は警察に恐喝されたことがあります。

エルサルバドルも特級に危険で、

「ここも日本もなんて安全なのだろうか」

とそれら地を通過して肌で感じる。

安全も健康もこれ以上すばらしいことはないので、

どうぞこのままであって欲しい。

ブレードランナーみたいなトーキョーも、

ターミネーターみたいなロスアンジェルスもノーサンキュー。

それでは、すばらしい土曜日になりますように。

いつもありがとうございます。

ALOHA!