北西から、そして南西、南南西からと3つのうねりが届いている。
いっぺんに届いても乗れる波はそれぞれ1本なので、バラバラにやってきて欲しいと願うのだが、波はそんなことを知るよしもない。
こんな朝はどこに行こうかと、思案のときである。
満潮、風は東トレード20ノット、うねりは北西2?3フィート、
南西2?4、南南西1?3フィートだ。
ハワイ表示のフィート高測定なので、2で頭、3でオーバーヘッド、4となるとダブルサイズも混じると考えていただきたい。
今日の波乗り場所には、
1.メジャーリーグ・ベイ
2.ソフトサンド、イナリーズ
3.闘牛
4.ホワイトハウス
5.スイミングプール
の候補があがるが、1.2は北西うねりをとらえるが、地形があまりなのと満潮だと行くには遠いし、波は弱いだろう。
さらには東トレードウインドが強すぎるので、ナパリコーストから風が回り込んでくるおそれがある。
3の闘牛がオフショア、南西、南南西を受ける、ということで一番良いのだろうけど波質が弱いのと、こんな日は人が多いので「うーん」とうなる。
4.5は南西だが、この東トレードは横風になるので斜面でこぼこ。
そして鮫が出現しているのでこれも怖い。
結局、一度うなった3に焦点を合わせることになったが、いまいち気乗りがしない。
そのブレイクを思い浮かべると、そうだ!
この闘牛のアウトサイドに「ファントム」というリーフがあり、このうねりならそこがブレイクしているはず。
しかもここは浅いので満潮しかできないのでばっちりだ。
とファントムに駈けて行き、リーフの亀裂に乗るダブルアップの波でバレルや高速ターンを楽しみました。
3回ほどワイプアウトをして、「ぐあっ、リーフに激突するぞ!!」と身構えたが、なんとどこにも当たらずに深い潮に感謝する。
ファントムから200メートルインサイドの闘牛を見ると、スタンドアップパドルサーファーが増えていて、5人もいた。
海面に立っているから数えやすい。
後からカイルがファントムにやってきた。
開口一番、スタンドアップサーファーを見て「来年にはこの3倍になるぞ」と警告にも似た予想をしている。
スタンドアップはうねりから波に乗れるので、岸側にいるパドルサーファーにとってはノーチャンス。
一台なら次の波を待てばいいのだろうけど、5台もいると次から次へとひっきりなしに乗っていくので、思考はチャーリー・ブラウンみたいにフキダシ内が「まっくろのぐにゃぐにゃ線」となる。
(確か谷川俊太郎訳だと、このまっくろのぐやぐにゃ線は→「ため息」となっていたはず)
前出したカイルは「一時ロングボード流行の時に味わった気持ちと似ているぞ」と言って少しショックを受けていた。
俺たちは、ロングもスタンドアップもやって来ないファントムにいたから難を逃れたが、共存共栄のためにいまのうちからしっかりとしたマナーを確立しないと、みんなが楽しめないかも、とチクチクする気持ちとなった。
海から上がって食べたリンゴのおいしかったこと。
その波乗り後、ずっと今まで作業をしている。
Lost社メイヘム、AVISO社ジョン、Fourkarat純城より電話があり、各人、口を揃え「ミーティングしましょう」とのことなので、飛行機のブッキングを始めるが、11月中旬から航空運賃が3倍になっていて驚く。
よく考えると「感謝祭」が控えているからで、この祭日を境にアメリカはホリデーシーズンに突入する。
休みが多く、仕事をしていても休んでいるような人が多くなり、具体的にはサーフボードの仕上がりが遅くなり、約束が守れず、進まなくなり、主力映画が多く公開され、お店は賑わい、道は混んで寒くなる。
もうそんな季節なんですね。
ハッピーホリデーズ!
まだ早いですね。(笑)
(おまけ)
先日のワールドシリーズ予想ですが、正解者がいないため部門正解者に「にっこにこ」か「ありがとう」、または「すてき」ステッカーを差し上げます。
結果が以下です。
4勝0敗 レッドソックス優勝
↑これが誰も当てられなかったのですが、以下のカテゴリーで正解者がいるはずです。
松井稼頭央野手 5安打 1盗塁
松坂投手 1勝、 5奪三振
このうちのどれかを正解投票された方は、希望されるステッカーの種類と、色(黒か白)、
そして郵便番号が明記された住所と、お名前、読みがな(ローマ字でここから送ります)をメールしてください。
小さなプレゼントと一緒に郵送いたします。
みなさん投票ありがとうございました!
メールはこの右下の ふなき という文字をクリックしてください。
メーラーが開きます。
キンチャンズ でした 最高の面子です
深くお詫びいたします (#^.^#)
なんでブラジルのWCTはあんなにブラジル人ばっかり
出れるのですか? 多すぎませんか?
個人成績部門も擦りもせず(涙)
次回にぜひ!!
ミーティング続きの11月ですね!
お忙しそうですが、お体には気をつけて下さいね。
あちこちで「スタンドアップパドルサーフィン」の文字を見かけます。
これは今の流行りなのですか?
マウイではスタンドアップ人口確実に去年の5.6倍、いやもっとだな、増えました。うまい人、昔からサーフィンしている人はすごくマナーを考えて、自分が乗れることを良く理解して、必ずみんなサーファーがセットに乗ってからしか自分は乗らなかったり、インサイドでみんながのらなかったおこぼれに乗ったりしています。またサーファーが多かったり、あるいはサーファーは少なくてもスタンドアップサーファーが増えると威圧感がルので他に移動していますね。でもそういうことを考えずに来た波はじからとっていってしまう人もいてこれからかなり問題になりそうです。それでなくてもシーズンはじめでみんな波に植えていて、この間もウインドサーファーとサーファーの間で大きなトラブルがあり警察とライフガードまで巻き込んで裁判沙汰になったくらいなのでほんとにみんなでなかよく共存したいものですねえ。それぞれが思いやりをもてばルールも要らないと思うんだけどねえ。私はサーファーが見向きもしない波でも十分スタンドアップで楽しいのでぜんぜんオーケーです。
muitomoさん、ありがとうございます。
これはどなたかが火をつけたブームなのでしょうか?
江ノ島あたりでも、混んでいるサーファーの間にウィンドサーファーがビシューって入ってきて、恐い思いをした事が何回もあります。
みんな、ケガなく楽しく譲り合って波に乗れたらいいのになあ。
コースト誠さんがフロントになるのはピースポイントと言うそうです。
先週の日曜日あまりにもいい波に乗れたので、なでなでお地蔵さんに500円あげました。
gasさん、
知ってましたか?
後10年すると、WCTはブラジル人のみとなるのですよ。
ミックもアンディもブラジル亡命ですね。
Fgさん、
私もです。
自信あったのになあ。
keiさん、
スタンドアップはとても楽しいものですが、なぜか混んでいるブレイクに多く入っている傾向が見られます。
日本はどうなのでしょうか?
mauitomoさん、
やはりですね。
わかっている人ならいいのですが、こちらではまだ沖からがんがん波を取ってみんなを閉口させてます。
これは来年はイッシューだな、と言っているのをよく聞きます。
民度でしょうね。