桜の日本にこんにちは。
俺のフライトは夜11時発だった。
半分睡りながらふわりと飛び発ち、
機内食も見ず知らずに睡り続け、オアフ島到着。
今日の飛行時間は七時間弱。
貿易風の関係で、日本からハワイがこのくらいの時間で、
ハワイから日本が九時間弱。
日本時間で朝6時に入国審査を受けながら、
ハワイの時間を見ると、昨日の午前11時。
不思議な話だ。
遠いような近いような。
ホノルルで機をハワイアンに乗り換え、
午後2時出発HA373(ミナミ)便でノースハワイ島にやってきた。
到着がちょうど午後4時。
波を見に行くと、南南東から、
そして南西からのうねりがドッカンドッカンとやってきていた。
「すごいタイミングだなあ。さっきまでは小さかったったんじゃよ。
ただ、先週まではそれはすばらしい波だったんだ」
とフレちゃんから南うねりが連続していたことを教えてもらい、
着ていたTシャツのまま海に飛び込んだ。
俺はホワイトハウスの最大ダブル近いセットに乗り、
ノアは、ビーチハウスのリフォーム(再生波)でしっかりと遊んだ。
それにしてもハワイ波のパワーはスゴイ。
まるで台風並だった。
□
空港出発前は時間があったので、
昔住んでいた鎌倉に行ってきた。
大仏通り(県道32号線)、
常盤口付近にある超が付くほどの名店『ちんや』さんに行ってきた。
「ちんや」さんでは、
三代目ヘッドシェフであり、人生を空手と料理に捧げ、
子供たちの教育を支えるお父さんのお料理をいただいてきました。
八一歳なのに、お若いお若い。
「老師唐仁」さまご近影。
「道」
なんの道もまっしぐらに進めば開けるのですね。
『しいたけそば』
これをいただくと、
そのおいしさと縁起で万人が元気になるという言い伝えがある。
じつはこれ俺が言っているだけなんだけど、
本当にそんな気がするのです。
源頼朝が鎌倉入りしたのが治承4年(1180年)。
その年の中国、
宋の梁山湖畔にある朱貴の店では魚肉饅頭が食されていて、
鎌倉ではしいたけそばが名物だったのだろうか。
「鎌府(れんぷ)頼朝、征夷大将軍のしいたけそば」
こんなコピーを得ながらお酢をかけてさらにいただき、
至福の幸せを七五〇円と交換した。
明治初年、
神田佐久間町の三河屋からのハヤシライスがこの
「鎌倉ちんや食堂」昭和元年看板にあった。
さらには「ここにもぜひ!」
と教えていただいていた新店にも行くが、
火曜日は休店日でした。
桜は北に移動し、
そして新緑の季節がやってきていた。
日本の色々なことを思い出していた。
ちょっぴり複雑な2011年の春旅でした。
フレちゃんも元気です。
陽が沈み始めた。
時差の関係で、この夕陽は鎌倉で見たものと同じと知り、
意識はスパイラルしているのか、またはループなのか。
何もしないでもまぶたが閉じてしまうのは、
時差ぼけなのか、疲れなのか。
今日もすてきな日にしましょう。
よろしければ明日も来てくださいね。
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