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naki's blog

初夏日、楽し月光展に学ぶ銀座_2011 the Greenroom Festival前夜祭_(2231文字)

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初夏の日に 銀座で師匠の 月見哉

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清日に ちからあふれた 夢の月

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渡水復渡水(みずをわたり またみずをわたる)

看夢還看夢(ゆめをみ またゆめをみる)

春風海上路(しゅんぷう かいじょうのみち)

不覚到君展(おぼえず きみのてんじにいたる)

*いくつもの水(海、河)を越えて、

数々の夢を見ながら、

春風の吹く海の上を飛んで、

いつのまにか先生の展示会場に着きました。

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大師匠である嵐山光三郎さんの作品群と一緒に。

いつか温泉旅行にご同行したいです。

安西水丸さんがしたためた、

クールでシュールな台詞が頭から離れない。

水丸さんはドリブ時代からのファンでして、

嵐山さんとのコラボ絵本も、

村上春樹さんとの共著も大好きです。

↑南しんぼうさんは、やはり群を抜いた天才だと思いました。

しんぼうさんの新しい表現は、「印象派」以上の印象派だろうか。

飄々とした空気感と、ご自身の持つ茫洋さをかけ合わせながら、

印象と、間を作品の中に映らない無=空白とし、

たっぷりと、ゆったりと描いているように感じた。

これらの作品を見ていると、

俺は現実から遊離しはじめ、

彼の描いたおぼろ月夜の中をさまよっていた。

芸術以上のゲージツでした。

国立の宝、略して「国宝」の関頑亭先生の作品。

彼は92歳の仏師・彫刻家なんです。

すごい気を発する絵画と、文字というものに出会いました。

俺は先生のまだ半分しか生きていない、

とうれしくて、視界をにじませながら拝見した作品群。

少し前の話になるが、

ナチュラルローソンで、

これはすごい!と”パンダ肉まん”の写真を撮ったら

「撮影禁止です!」とアルバイト店員に叱られた。

以来、写真を撮るのが怖い俺にとって、

この企画展会場では、「まさか」のことだったが、

「作品一点一点に寄らなければいいですよ?」

と快く撮影を許可してくれた月光荘画室さん。

ふところが深いというか、

暖かくやさしい気持ちとなりました。

ちなみに俺の展示場も写真撮影自由ですので、

パシャリしていってくださいね。

そしてすばらしい展示物の数々があった。

あまりにもすばらしいので、

先生たちの作品を購入しようとしたら、

あいにく全て売約済みだそうで、

「ありがとうございました。今度は初日に来ます!」

と記帳しながら、

こちら月光本寨の『月光荘画材店』に向かう。

ここではスケッチブック二種と、

8Bという柔らか太芯鉛筆、

そして画具入れバッグを求めた。

お値段を見ると、

昭和40年?と思えるほどの信じられない安価で、

こんな大きなスケッチブックが695円じゃ、

紙代にもならないのでは?

と人ごとながら心配となった。

先生のコラムにもあったが、

「少しでも値段を抑えたい」

ということで、包装紙はチラシを用いたり、

そんな様々な努力があって、

さらには店員さんたちの誠意あふれるにこやかな対応に渾然となった。

さすが95年も銀座で商売をされているだけあり、

接客、商品開発全てに上のまた上をいっていた。

「NAKISURFニコリン寨スタッフはこちらを視察」

と新しいスケッチブック(小、215円)に8B鉛筆でメモをした。

月光荘バッグを肩に乗せ、

夏風と共に銀座中央通りを歩くのは、

それは誇らしく、うれしいもの。

銀座アップルストア。

イベントをやらせていただいているありがたき場所。

iPad2、すばらC。

大好きな竹葉亭と健三さん。

それにラムコーヒー。

あ、鯛茶漬けをいただきました。

ご飯を5杯もお替わりしちゃいました。

鯛一切れでご飯一杯というのが、

学生時代を思い出して、まだこんなに食べられる自分にもニッコリ。

なんといっても関頑亭先生の半分の歳ですから。

そのまま「みなとみらい線」に乗り継ぎ、

横浜は赤レンガ倉庫に行き、設営済みのブースに到着!

寄り道しちゃって、すいませんでした。

作品群にサインをし、

ボード群と共に展示開始。

今回は

Catch Surf ビーターちゃん、

COLE キャノンボール

AVISO BD3

CANVAS バターゾーン

Surf Prescriptions ハートブレーカー

聖剣LOS DOS (Nation)

FOURKARAT J-Quad

をめでたくここに陳列させていただいた。

とおる、おおにし、ヤス、谷沢という

弊社自慢のニコリンスタッフたちにも会いに来てくださいね。

ヱビスビールとコカコーラでお待ちしております。

場所は、

赤レンガ倉庫2Fの特設会場です!

前夜祭では、

ライナスの吉村潤さんがソロライブを。

あまりにもかっこよくて一同驚く。

松風王国の国王、お后にもお会いし、

王子と王女のブースでパシャリ。

王子はみなさんご存じのUSKEさんです。

こちらにもぜひ!

そうこうしていて帰ろうとすると、

「へへー」

とDセンパイがいきなり登場した。

まずはお写真を。

とDセンパイマニアの俺を撮るのは、

そのさらにDセンパイファンのとおるでした。

超夜型(朝8時就寝、14時起床)のDセンパイが来てしまったら、

俺たちは帰れるわけもなく、

「眠たいです」

と呟くように時間を見ると、

ハワイではすっかり朝になっていた。

ずっと起きているので、

意識は朦朧としてきて、センパイの語りもこころに響かず。

そんな夜でした。

今朝もすっかり晴れて、すてきな日となりそうです。

グリーンルームフェスティバルにお越しくださいね!

センパイもお待ちしております。

(ギャラリースペースは入場無料。

向かいの大駐車場は、一日最大1200円です)

それではまた明日!!