台風九号ムイファー。
奄美大島は、空も海も全便欠航しています。
自然の猛威。
上の写真波は、
比較対象がないからわからないが、ビル4階建てはあるだろうか。
大きく、ワイルドで奔放な波が止むことなく続いている。
波貯金というのがあるのなら、今が貯蓄のチャンスですね。
フラットな日に波が引き出せたら…。
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奄美大島龍郷町手広、午前四時。
グリーンヒルの台所では、
「おかあさん」が『ばくだん(おにぎり)』を作っていた。
これは夜明け前に出発する俺たちのために、
「波が良すぎて朝食時間には帰って来られない」
と判断してくださっての「ばくだん」でした。
さすが老舗のサーフペンション。
グリーンヒルさんの情報はこちらです。
http://www.greenhill-amami.com/
夜明け前のミーティング。
どこでやろうか、いや波はこれからどうなるのだろうか、
そんなことを話していたようだ。
グリーンヒル二階から見える太平洋側。
「!」で示した位置でブレイクしていた。
沖合1km先でのスーパーブレイクが出現していた。
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青い海を横に見ながらの島ドライブ。
台風が来ているので、船が防波堤の上にあげられている。
このアロー・バーズまでの道は、
ほとんど車が来ないので、犬ものんびりしていた。
緑の間に見える海。
しんから美しい島なのであります。
(しん=真、芯、心、信、神)
「キャッスル」という名前のブレイク。
ここはビーチ、河口、リーフ混合ブレイクだが、
この通り遙か彼方沖から波はやってきていた。
岸側のショアブレイクであれば、
胸から頭くらいのサイズなので、ここでもサーフ可能です。
「ばくだん」を頬張る田中英義さん、
千葉県出身、グレイトサーファーで、いい男です。
こんな湾の中にまで波はやってきていた。
新しいレフトブレイクを発見してしまった。
もちろん無人。
やさしい波を長く滑走したい方はこちらにお越しください。
夕陽時刻になると、気になるのが食事であります。
この日はナナちゃんの担当で、
おかあさんと一緒に郷土料理の『鶏飯(けいはん)』を作ってくれました。
ナナちゃんは、なつかしのクラシックNAKISURF Tシャツを着ていました?。
具材をご飯に載せ、
たっぷりの鶏スープをかけて召し上がります。
この食は、ダシとなる鶏の味が試される。
九州は地鶏がおいしいので、すばらしき味となっていました。
「うまい!」
「やばっ!」
そんな声が食堂に満たされた。
たくさん波に乗って、
おいしく、やさしい食事をたっぷりといただいたら、
後は黒糖焼酎の酔いにまかせて寝るだけのシンプルライフ。
まだ見ぬ波。
いつかやってくる波を夢見て、風の音の中で睡る至福。
俺はずっとこんな波乗り生活をしたかった。
明日の波はどうなるのだろうか?
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