新品・中古サーフボード販売、カスタムオーダー、ウェットスーツ、サーフィン用品など。NAKISURFは、プロサーファー、フォトグラファー、サーフライターで知られるNAKIのコンセプトサーフショップです。

naki's blog

奄美の島時間、波食酒のシンプルライフ_(1152文字)

台風九号ムイファー。

奄美大島は、空も海も全便欠航しています。

自然の猛威。

上の写真波は、

比較対象がないからわからないが、ビル4階建てはあるだろうか。

大きく、ワイルドで奔放な波が止むことなく続いている。

波貯金というのがあるのなら、今が貯蓄のチャンスですね。

フラットな日に波が引き出せたら…。

奄美大島龍郷町手広、午前四時。

グリーンヒルの台所では、

「おかあさん」が『ばくだん(おにぎり)』を作っていた。

これは夜明け前に出発する俺たちのために、

「波が良すぎて朝食時間には帰って来られない」

と判断してくださっての「ばくだん」でした。

さすが老舗のサーフペンション。

グリーンヒルさんの情報はこちらです。

http://www.greenhill-amami.com/

夜明け前のミーティング。

どこでやろうか、いや波はこれからどうなるのだろうか、

そんなことを話していたようだ。

グリーンヒル二階から見える太平洋側。

「!」で示した位置でブレイクしていた。

沖合1km先でのスーパーブレイクが出現していた。

青い海を横に見ながらの島ドライブ。

台風が来ているので、船が防波堤の上にあげられている。

このアロー・バーズまでの道は、

ほとんど車が来ないので、犬ものんびりしていた。

緑の間に見える海。

しんから美しい島なのであります。

(しん=真、芯、心、信、神)

「キャッスル」という名前のブレイク。

ここはビーチ、河口、リーフ混合ブレイクだが、

この通り遙か彼方沖から波はやってきていた。

岸側のショアブレイクであれば、

胸から頭くらいのサイズなので、ここでもサーフ可能です。

「ばくだん」を頬張る田中英義さん、

千葉県出身、グレイトサーファーで、いい男です。

こんな湾の中にまで波はやってきていた。

新しいレフトブレイクを発見してしまった。

もちろん無人。

やさしい波を長く滑走したい方はこちらにお越しください。

夕陽時刻になると、気になるのが食事であります。

この日はナナちゃんの担当で、

おかあさんと一緒に郷土料理の『鶏飯(けいはん)』を作ってくれました。

ナナちゃんは、なつかしのクラシックNAKISURF Tシャツを着ていました?。

具材をご飯に載せ、

たっぷりの鶏スープをかけて召し上がります。

この食は、ダシとなる鶏の味が試される。

九州は地鶏がおいしいので、すばらしき味となっていました。

「うまい!」

「やばっ!」

そんな声が食堂に満たされた。

たくさん波に乗って、

おいしく、やさしい食事をたっぷりといただいたら、

後は黒糖焼酎の酔いにまかせて寝るだけのシンプルライフ。

まだ見ぬ波。

いつかやってくる波を夢見て、風の音の中で睡る至福。

俺はずっとこんな波乗り生活をしたかった。

明日の波はどうなるのだろうか?