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naki's blog

最上級のホワイトハウス波と、キャノンボール_アベさん_波の出るプールみたいなビーチハウス_サーフ8カタログ_クリアーフィンへの変更のお知らせ_(2642文字)

こんにちは、

昨日の『真・波乗道』ブログの伝搬なのか、

友人たちからメールが多く来た日であります。

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/25151

多くの文字がここにあるが、

語り尽くしたことなど何もなく、

実際には、

一本の波に乗ったことを表現するのには、

2万字を要することを知った。

いつか、

長編小説『サーフィング』な場で書き尽くしたい。

そんなことを考えながら海に行くと、

今日はついにうねりの高さが下がったようだ。

その理由がひとつ、

そして南南西200度と、

ほんの少し南西寄りに角度を変えたうねりが、

極上のホワイトハウスを創り出していた。

サイズはあるが、

「昨日耐えられたので、大丈夫」

と心に秘めながら、

しかし「謙虚に謙虚に」という言葉を忘れずに波に挑んできた。

ボードはCOLEキャノンボール5’4″。

昨日と同じAVISO BD3でも良かったのだが、

キャノンボールで、

この波壁を滑ることはできるかどうかを知りたかった。

「夜明け時間にここで」

と約束したらその時刻にきちんと来たスタン・アベ。

彼がわかる人は、かなりのNAKIBLOGマニアです。

そうです!

彼とは、

エルサルバドルトリップで一緒だったのです。

カリフォルニアに住む日系3世のグレイトサーファーです。

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/3065

特大セットを見たアベさんは、

「アベサンには大きすぎるダヨ…」

とギブアップ宣言をしたが、

「大丈夫、ブイが下がっているし、アベさんなら乗れます」

きっぱり目を見て言うと、

「alright!」

といきなり気が入った。

ふたりでパドルアウトしていく。

硬い表情のアベさんが、

「まずはここで見学デス」

とチャンネルで見守る中、

キャノンボールセッションは、

自在に、そして支配的に進んでいった。

サーファーがたった三人ということも相まって、

乗るだけ乗った2時間半でした。

キャノンボールを今まで300%好きだったが、

今は300000%好きです。

と言えるほど、このボードのポテンシャルを味わった。

大きなスタンディングバレルに包まれ、

その揺れ動く垂直の壁でもスライドせずにトリムし続けられる妙。

それはすごいボードデザインだ。

今日はなぜか空いていたが、

これだけ波がいいとそれは隠しようがなく、

最後の60分は突然混んできてしまった。

そんな理由で

「後一本」

が60分もかかったこともお伝えしておきます。

上がってきてしばらくしてから、

カメラを取りだして何枚か撮ってみた。

「すばらしかったキャノンボールも記念に残そう」

と海岸沿いの茂みに置き、

ボードに焦点を合わせ、

次は波に焦点を合わせてシャッターを押していった。

そうだ、

今日はレギュラーリーシュを忘れなかったので、

それを装着したが、

一度もボードを捨てるようなセットはこなかった。

NAKISURFリーシュだけど、太いほうを

『EVERYDAY』と設定しているのですね。

車内にBD3も見えます。

後はZ1サーフスーツ。

ウエットを着ると、少しだけ早く浮き上がってくるので、

大きい波の日には有効なヒントです。

大好きなオルカイサンダル。

「水に濡らさないでください」

と注意書きにはあるが、こうして濡らして履きこんでいくと、

自分の型ができるようで、

時間のかかりかたもそうだが、それはまるで野球のグローブのようです。

ネコ好きなので、

この三角形(耳)がふたつ見えると、

しばし幸せになります。

このネコは、お隣に住むベアで、

なんと20歳という年齢であります。

人間の年齢に置き換えると105歳という老師。

食欲旺盛で、よくご飯を食べに来てはこうして昼寝している。

なんだかネコも幸せですね。

長生きバンザイ!

円周魚眼レンズを手に入れて、

それは気に入って使っています。

道路がこんなパースで撮れたりしちゃうんですよ。

さて、夕方はノアが「ビーチハウスに行く」

というので、カメラ係をしてきた。

ビーチハウスのアウトサイドは、

リーフがもたずにこんなガメラ状態。

これが沖でドカンと崩れ、

それが泡となってインサイドに入ってきて、

再生する波がビーチハウス。

それは不思議な波質で、

こんな日は全ての波がブレイクしているので、

エンドレス・ウエイブプールみたいだった。

『ワイルドブルー・ノースハワイ』へようこそ!

最後の岩の前まで来ると、

チャンネルを使って、沖まで流されていき、

泡に向かってパドリングしていくだけで、

波に滑っている。

チャンネルとカレントが絶妙で、

俺がここで30分サーフすると、なんと15本は乗れてしまう。

だからここでサーフしている少年少女たちが上がってくると、

中距離走を終えた選手のように息を切らせていることに気づくだろう。

ノアは60分で、20本の波に乗り、

そのうちの20本がマンライだったようで、

それは楽しそうだった。

「すごいパワーがあったよ。ストームサーフだね!」

と大喜びでありました。

夏のノースハワイの陽は、

ホワイトハウスで修練を積む者あり、

ビーチハウスで楽しむ者あり、

さらには闘牛岬で、

長い波を楽しむ者たちでそれぞれ暮れていく。

それではまた明日!

もう9月になっていたのですね。

今月もよろしくお願いします。

(お知らせ)

マイクロファイバー製のポンチョ、

サーフブーツ等のアクセサリーメーカーで知られるサーフ8さん。

http://shop.nakisurf.com/shop/index.php?main_page=index&cPath=3_234

その秋冬カタログで、俺の作品を使ってくださったので、

ここにうれしく報告します!

中身を開けると、

すばらしい商品が満載でした。

どうぞよろしくお願いします。

うどんランチを食べていたらクリスちゃんから電話で、

「あのー、キャンペーンのことデスガ」

「はいはい、キャンペーンですね」

「そのプレゼント用のフィンのシーフォームという色が製作不可らしく、

クリアーに変更したので、それをお知らせしておきマス」

「了解?。ブログを修正し、お客さまにお伝えしておくね」

「アリガトゴザイマス」

ということで、

プレゼント用のクリスチャン・ワックフィンが透明となりました。

大好評のキャンバス・ロングボードキャンペーンです。

どうぞよろしくお願いします!

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/25099