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naki's blog

「白い糸は染められるままに何色にも変ずる」_キャノンボールの虜になったジョーダン師範_いきなりハングテンを296_カイネヘの初ミニノーズライダー_(2060文字)

「松阪牛と神戸牛」

「ホワイトハウス波とビーチハウス波」

「味噌ラーメンと博多ラーメン」

「ヱビスビールとプレミアムモルツ」

どれも似ているが異なるものである。

曹操孟徳の野望書を読みながら

「覇道と覇王」

ということを考えていたからだろうか。

諸葛亮孔明時代に生きていたら俺は何をしていたのだろうか?

ぼんやりそんなことに気を巡らせていたら夜が明けた。

「白い糸は染められるままに何色にも変ずる」

こんな言葉もありましたね。

台風12号の『目』が直径200kmもあったと聞いて驚いています。

31400平方kmもの目を内包していた台風。

自然の驚異ですね。

生きている幸せをたぐり寄せていきましょう。

こちらノースハワイはいつもの夏が戻ってきました。

波も小さく、

典型的な夏日です。

キャノンボールと、

AVISOミニノーズライダー6’12″を持ってビーチハウスに行く。

ボード修理を生業とする友人ジョーダン。

芝生に置かれたキャノンボールを見て、

彼が異常反応しているので、

「乗っていいよ」

と言うと、

「ホント?」

「ほんとにほんと。乗って乗って!」

「WOW!」

と一緒にパドルアウトした。

ジョーダンの一本目は、

アウトサイドレフトをつかんだ。

そして彼のファーストターンは、

こんなスクエアなオフザリップとなった。

初乗りで、しかも人のボードでこのターンとは、

ちょっと信じがたいが、本当の話であります。

「こんな最高のボードに乗ったことがアリマセン…」

感嘆符まで忘れてしまうほどの感動にうちひしがれていた。

キャノンボール、やはりすごい。

https://www.nakisurf.com/brand/cole/detail-cannonball.html

ジョーダンはこの地で生まれ、

育ったビーチハウス師範の一人だけど、

いつも日中の誰もいない時間にやってきては、

笑顔で30分だけサーフして仕事に戻っていく。

本当にいい人で、波に乗りながらもノアのように笑顔。

波乗りが本当に上手なので、

「ジョーダン、試合には出たことあるの?」

「え、サーフィングの試合?」

「そう」

「出たことないんだよな。NAKIはあるの?」

「それがあるんだよ」

「ふーん、おもしろい?」

「勝てば面白いけど、たいていは優勝できるわけではないから」

「サーフィングに順位をつけるのって、変だよな」

「最近そう思うようになってきました」

「試合に出なければ全員が優勝だからさ!」

「そうそう、その通りだよ。ジョーダン」

「オレ、仕事に戻るね。すばらしいボードを貸してくれてありがとう!

オーダーしたいからヘルプしてね。日本にも行きたいんだ」

「もちろん!」

そんな会話をしていた。

先週だったかな、お客さまから

「達人のクリスチャン・ワックたちがノーズに乗れても、

普通の人がノーズに乗れるボードかどうかが判断できません」

というメールをいただいた。

そこで、

「ノア、キャンバス乗る?」

「うん、いいよ?!」

とノアに初乗りしてもらいました。

AVISO / CANVAS MINI NOSERIDER 6’12”

https://www.nakisurf.com/brand/aviso-model.html#mininoserider

ノアはいきなりクロスステップ。

誰もこんなことを教えていないのに、

なぜこんなクラシカルなテクニックを知っているのだろうか?

『門前の小僧習わぬ経を読む』

ということだろうか。

天然?

そしていきなりハングテン。

えー!

「いきなりハングテンはやりすぎだよ」

俺でもまだむずかしい技のひとつなのに…。

とDセンパイよろしくノアを296(ニクム、笑)。

「ニコニコニコリン」

と上がってきた。

ノアのライディングを見ていたカイネヘが触発されたようで、

「あ、ボクモそれに乗りたいデス」

と控えめに言うので、

「ドーゾドーゾ」

と貸し出した。

9歳のカイネヘも上手にボードを滑らせてくる。

比重が軽いAVISOだから、

取り回しも良さそうだ。

.

うりゃ!

クヌヤロー!(cDセンパイ)

インサイドまでやってきて、余裕のポーズ。

ミニノーズライダー6’12″には、

サーファーを優雅にさせるスパイスがたっぷりと詰まっているのでしょうね。

AVISOボードは強いので、

不注意でテイルをゴン!

とぶつけても修理するほどの傷にはならない。

だから、それに慣れてしまい、

先日、BWG(サーフ・プレスクリプション)のノーズをサビタ号のドアにぶつけて欠いてしまい、

ジョーダンのところに修理行きとなってしまった。

AVISOなら無傷だったので、その強度の違いに愕然となった。

逆に言いますと、AVISOでないと、

生まれて初めて6’12″に乗るカイネヘには岩場では貸せません。(笑)

明日は今日よりもすばらしい日に。

「少しづつ羽ばたけるように」

今日も来てくださってありがとうございます。

キャンバス・キャンペーン大人気です。

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/25099