「松阪牛と神戸牛」
「ホワイトハウス波とビーチハウス波」
「味噌ラーメンと博多ラーメン」
「ヱビスビールとプレミアムモルツ」
どれも似ているが異なるものである。

曹操孟徳の野望書を読みながら
「覇道と覇王」
ということを考えていた。
諸葛亮孔明時代に生きていたら何をしていたのだろうか?

ぼんやりそんなことに気を巡らせていたら夜が明けた。
「白い糸は染められるままに何色にも変ずる」
諸葛孔明にはこんな言葉もあった。
台風12号の『目』は、
直径200kmもあったと聞いた。
31400平方kmという大きさの台風。
驚異の地球。
私たちはこの偶然と奇跡のなかで生きている。
こちらノースハワイはいつもの夏が戻ってきた。
波も小さく、
典型的な夏日だ。
キャノンボールと、
ミニノーズライダー6’12″(70=213cm)を持ってビーチハウスに行く。
ボード修理を生業とする友人ジョーダン。
芝生に置かれたキャノンボールを見て、
彼が異常反応しているので、
「乗っていいよ」
と言うと、
「ホント?」
「乗って!」
「WOW!」
と一緒にパドルアウトした。
ジョーダンの一本目は、
アウトサイドレフトをつかんだ。
そして彼のファーストターンは、
こんなスクエアなオフザリップとなった。
ジョーダンはこの地で生まれ、
育ったビーチハウス師範の一人だけど、
いつも日中の誰もいない時間にやってきては、
30分ほどサーフして仕事に戻っていく。
いつも笑顔。
波乗りが本当に上手なので、
「ジョーダン、試合には出たことあるの?」
「え、サーフィンの試合?」
「そう」
「出たことないんだよな。
NAKIはあるの?」
「それがあるんだよ」
「ふーん、おもしろい?」
「勝てば面白いけど、
たいていは負けてしまうから」
「サーフィンに順位をつけるのって、変だよな」
「最近そう思うようになってきたよ」
「試合に出なければ、
全員が優勝だぜ!
それにコンテストは金儲け、
戦争と一緒だとミスター・ミヤギが言っていたよ」
「そうなんだね」
私は日本でよくある級認定の登録料のこと等を思い浮かべていた。
ノアはいきなりクロスステップ。
誰もこんなことを教えていないのに、
なぜこんなクラシカルなテクニックを知っているのだろうか?
『門前の小僧習わぬ経を読む』
ということだろうか。
天然?
そしていきなりハングテンをしていた。
ノアのライディングを見ていたカイネヘが触発されたようで、
「あ、ボクもそれに乗りたいデス」
と控えめに言うので、
「ドーゾドーゾ」
と貸し出した。
カイネヘは9歳にしては大きいが、
お父さんのケリーも大きいのでこうなるようだ。
.
うりゃ!
クヌヤロー!(©Dセンパイ)
インサイドまでやってきて、
余裕のポーズ。
ミニノーズライダー6’12″には、
サーファーを優雅にさせるスパイスがたっぷりと詰まっている。
明日は今日よりもすばらしい日に。
「羽ばたけるように」
今日も読んでくださってありがとうございます。
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