新品・中古サーフボード販売、カスタムオーダー、ウェットスーツ、サーフィン用品など。NAKISURFは、プロサーファー、フォトグラファー、ルポライターで知られるNAKIこと、船木三秀のコンセプトサーフショップです。

naki's blog

自同律(principle of identity)とは、同一原理・矛盾原理・排中原理・充足理由の四つ_33年の滑走、一夜さまよう_SURFSURFSURFとは、大宇宙を婚姻せしめる同質。それを吾々は認めねばならない_「すべてのサーファーは純粋である」「俺はサーファーである」「よって、俺は純粋である」=アリストテレスの[三段論法]_公平さんの、レジーの、そしてクリスちゃんの生き方_(2291文字)

私とは、何か。

それは、飛躍によって、

あるいは、徒歩によって、

自身以外のものに絶えずなりたいと志向するところの不思議な精神である。

――――

埴谷雄高著『論理と詩との婚姻』より

おもしろい映画を見ていたらそれは夢だった。

どこのレストランだろうか、

食料がたっぷりとある倉庫に白い幕をたらして、

折りたたみ椅子にひとり座って見ていた。

映画の内容は忘れてしまったけど、

折りたたみ椅子というところに、

中学生のときに行っていた『文芸地下』という映画館の記憶が蘇った。

俺は、ベータとVHSが新発売された時代に無声映画に魅せられて、

毎週土曜日は、前売り券を持ってこの地下に潜んでいた。

メトロポリス

巴里の女性

戦艦ポチョムキン

ベン・ハー

黄金狂時代

街の灯

という名作はこのときにここで見た。

「戦艦ポチョムキン」を見て、

資本主義と共産主義の対立を知り、

「街の灯」では献身と、

人のこころの美しさが淡い音楽と共に暗闇に浮かび上がっていた。

今考えると、

すばらしい半ドン土曜日の過ごし方だったのだと思う。

33年前の話であります。

佳き時代。

さて、ノースハワイの波はようやく落ち着き、

こころからリラックスできる日となった。

晴れたそらの下、

友が波に乗るのを見ながらパドルアウトしていくノアは、

奇しくもその映画時代の俺と同じ年だ。

33年後に彼は夢でこのかけらを思い出し、

「佳き時代だった」

と思い出すのだろうか?

俺が名作映画名を羅列したように

ビーチハウス

ホワイトハウス

イナリーズ

ソフトサンドリーフ

闘牛岬

とブレイク名を思い浮かべるのかもしれない。

ならば、

波乗りという行為全てがどこまでも純粋でなくてはいけない。

自分自身の思い出のためにも、そして人生のためにも。

303さんと、フォーカラット(NAKISURF扱い)を主宰する千葉公平さんと、

電話でお話ししていた。

四国の地形がかなりいいそうで、

「身体はズタボロだけど、やる気はいつまでもあるで!」

公平さんの深い瞳の光と、

強い意志が受話器からも伝わってきた。

じつは俺も連日の大波や中波、そして強波でボロボロの身であるので、

おっしゃることは身をもってよくわかった。

日本の波、特に房総波の話題となり、

それに合わせたデザインの提案をし、

さらにはモダンで、

ロング並の浮力を持ったボードのデッサンを近日中にお送りしますので、

公平さんのチューンナップ案を教えてください、

と受話器を置いた。

それからしばらくは、

窓の向こうにある青い空に浮いた、

白い雲を眺めながら四国の、清水の先にある河口波を想像していた。

波乗りの原風景。

子どものときに見た波。

生まれてはじめて乗った波。

はじめての自分用のボード。

楽しい波乗りをいつまでも。

自由に、清らかに、美しく、幸せに笑顔で波を滑ろう。

海はいつも俺たちに何かを問いかけ、そして教えてくれる。

とすると、サーフィングとは、

なんとすばらしいライフスタイルなのだろうか。

それにまつわるビーチサンダルまで自分用のものをこだわり、

サーフボードも大好きなものに乗っている。

ノースハワイにはBD3が最低3本存在している。

左側に見えるJJロケットフィッシュはレジーのもの。

レジー(左)はこの春、大手術から奇跡の生還をしまして、

本日は彼の帰還後初めてのサーフセッションでした。

「生きて帰ったらサーフするのだ」

それだけの念で、黄泉界から戻ってきたのだそうで、

一緒にパドルアウトすると、

レジーはもちろん、親友フレちゃんの目から涙がこぼれていた。

波乗りとは、そういうもの。

生き方。

こころの拠り所。

存在の全て。

その生き方を一問一問と問いながら、

カイル鞠黒と気を入れてプリントしています。

【SURFSURFSURF】

俺たちにとって、

「サーフ」という動詞には、人生の全てが詰まっている。

話は変わって、

カリフォルニア、サンクレメンテ市。

サーフィンプロフェッショナルとモデル業、

TVCMや、

サーフボードプロデュースを生業としている幸運なる青年がいる。

クリスチャン・ワック。

親しみを込めて彼を「クリスちゃん」と俺は呼んでいる。

波乗りの天才とされている彼の13歳のときの記憶はどんなものだろうか?

後25年は熟成させなくてはなりませんね。

クリスちゃん写真をこのブログにポスト(投稿)しようと、

未現像ファイルを探していたらワック家のフラッフィーが出てきた。

上の写真をRAW現像していると、

そのクリスちゃんからのメールがあり、

そこには彼が撮った今日のフラッフィーが添付されていた。

(下の写真)

なんという偶然。

ここでの偶然はきっと必然なのだろうが、

不思議なことは今朝の夢から続いているようだ。

ミニノーズライダー・タイプ2(2012予定)

のテスト版が仕上がってきた。

↑これはミニノーズライダーのオリジナル版。

↓パーチェスのこんなアシッドカラーがあった。

サーフボードは美しい。

美しいサーフボードはすばらしい。

俺たちの気持ちを夢を、

人生を乗せて、海に浮かび、波の上を滑らせるものですから、

100人100色の想いと魂がここに入り込んでいるのでしょうね。

十五夜お月さまは、

夜明け後に沈むようになって、こんなに薄くなってしまいました。

また来年!

記念月なんですよ。

スタッフたちが懸命となって、

ブランドページを制作しています。

各モデルの違いや性能が一目瞭然ですので、

よろしければ下のリンクをご覧になってくださいね。

https://www.nakisurf.com/brand/canvas.html

それではまた明日!

季節の変わり目ですので、

お体にはお気をつけてくださいね。