島の西の端、
そしてオフロードの終点まで行くと、
こんな波がやってきていた。
WOW!
確かな北うねりだ。
これは日本に猛威をふるった台風15号のうねりかと思ったが、
15号に先行し、
太平洋を通っていった(あまり被害を与えなかった)
台風16号からのうねりだと知った。
この台風16号の動きが早かったので、
うねりの向きが西北西からあっという間に北に変えている。
日本からのエネルギーだと思うと、俺にとっては感慨深いものがあります。
このうねりは明日までだそうで、
サーファーにとっては、すばらしい週末の波のプレゼントでした。
さて、あの恐ろしかった台風15号からのうねりはいつ入るのか、
そしてどのくらいの大きさになるのか?
と思って調べてみると、
そのうねりは明日くらいから届き始め、
火曜日にはピークを迎えるが、
波はそこまで大きくならなさそうだ。
あんな勢力のあった台風なのに波が大きくないのは不思議だと思い、
波情報屋ブルースに聞いてみると、
「15号は列島に上陸したから、
海上にはそこまでのうねりを創り出せなかった」
という明確な答えが返ってきた。
ついでにホワイトハウス側は南うねりだが、
そのうねりの素、
つまり南半球の概要をチェックしてみると、
あちらは「おだやかな春」を迎えたのだそうで、
当分は波が見込めそうにないようだ。
NAKISURFディレクターの森田はオーストラリア在住だが、
きっと彼女も春の訪れを感じている日なのかもしれない。
俺は「おだやかな」という字を見て、
いいなー、とゆったりとしてしまった。
波があるのは、どこかの海が荒れていたからで、
それならば小波で結構とも思うが、
こればかりは自然の摂理なので仕方がない。
2011年の美しい夏の日よ、さようなら。
夢と志はそのままで時は移り、
俺たちのフィールドが変わっていく。
南から北へのフィールドが移行していくのは毎年のことだが、
今年はとても感慨深い。
加齢して感じることもある。
若いときには何も気づかなかった。
波に感動し、石に祈る。
神さまを味方につける。
永遠の幸せを引き寄せよう。
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