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超弩級イナリーズ・ショアブレイク_(939文字)

「この北西波は、週末には下がっていきます」

という波情報だが、

昨日よりもさらにサイズアップしていた。

こうして岸から波を撮ると、

丸くて、愛くるしいお姿だが、

実際には日本の寒波で、

それは北海で荒れ狂った波が遙々5000kmも旅してきたうねり群。

http://blog.nakisurf.com/naki/archives/11356

その威力たるや、

人の骨などは軽く砕けてしまうだろう。

カメラ片手に入水して、その御波を撮らせていただく。

こんなに分厚い波って見たことはありますか?

それはものすごい圧力の怪物。

元スケートボーダーで、

ノアの友だちのエービーがボディボードをしていた。

ノアよりも3つくらい年上ということは17歳。

あっという間に大きくなりました。

この波に対して、このアプローチ。

ボディボードってすごい。

もちろんメイクしていったが、

もしメイクできなかったらどんなことになるのだろうか?

ちなみに水深は50cm程度。

岩盤の上に砂が一層というショアブレイク。

スリル&パワーの命がけサーフです。

俺も怪物くんを撮って、

自分なりに表現してみた。

深く、暗いバレル。

分厚いリップ(波先)。

俺たちが波写真を見る時は、

このリップの透け具合で波の強さを判断している。

もちろん、大波はリップが透けないのです。

でも透けているのもやさしく、

美しいので大好きですよ。

さて、今日のイナリーズは、

「超ド級」というほどの吸い込みで、

後半巻き上げられて、

気絶するほどたたき付けられ、

鼓膜が破けたと思うほどふらふらになってしまった。

こうなってくると格闘技みたいだが、

波乗りの佳いところは完全にメイクすると、

「静」となるということだろうか。

決死決行撮影の気持ちが乗り移ったのか、良い作品が撮れました。

「生きている証はお腹が空くこと」

とロコモコ(3ドル)を帰りにおいしくいただいたのは言うまでもない。

ご飯と目玉焼きでハンバーグをはさんであります。

味付けはケチャップと黒こしょう。

ノースハワイ式は、

ただこれだけの朴訥(ぼくとつ)なるメニューなんです。

ノアもロコモコで、

セイジはいつものプレートランチでした。

それではすばらしい日曜日に!

暖かくしてお過ごしくださいね。

ALOHA!