“San Onofre” by Jim Severson

ジム・セバーソンが描くサンオノフレ。

車とボードから推測するに１９５０年代だろうか。

ボードこそ変われど、

このビーチには６０年前と同じ空気が流れている。

「ローカリズムなどない、幸せで楽しいブレイク」

「みんなで乗って、ゆらゆらとグライド」

ロングボーディングの極地である。

そんな深い意味を込めて、

自由を強調してサンオノフリー（San Ono Free）が誕生した。

CANVASボードって、やはり奥が深い。

そのCANVASシェイパー、

ライアン・イングルが主宰して、

NATION/CANVAS合同の試乗会が昨日、

サンオノフレで開催された。

幸運にも最近では一番暑い夏日でありました。

CANVAS主宰のヤングジェダイ、クリスチャン・ワック。

たくさんの友だちに囲まれてそれは楽しそうでした。

ノーズライダーの最高傑作、

パーチェスを削りだしたライアンが海に漕ぎ出す。

引き潮のサンオノフレ・ポイントと、

フォードアーズの中間が空いていたのでそこでサーフ。

なんと向こうからやってきたのは、ブライアン・ベント。

タイミングがぴったり。

さすがブライアン。

クリスちゃんは、

「ココサンシャインをタクサン塗ります」

と顔中に塗っていた。

冬でも日差しは真夏並のカリフォルニア。

俺はパーチェスと、

AVISOミニノーズライダーを持ち込んだ。

あと、もちろんサンオノフリーもね。

駐車場にはいつものクラッシックデザインがあった、

しかもピカピカで、

年代物の男が乗ってきて、

さっとワックスをかけてパドルアウトしていった。

ブライアンのパドルアウトはニーパドル。

トランクスにウールセーターだけというから恐れ入る。

ちなみに水温は１４度。

今日の江ノ島の水温が１６度だというから、

それよりも冷たいという事実。

上手くなると濡れないロングボードってすごい。

クリスちゃんも

「ワイプアウトしませんからダイジョウブ」

と言ってトランクスとタッパでサーフしていた。

パーチェスの10’6″、

特製巨大ノーズライダーをそれは見事に操っていた。

レイシオのガチャリフィンを付けて、

簡単にフィンを抜いていた。

どんなに巧みなボードコントロールをしているのだろうか？

スイッチスタンスで、

ハングファイブしてサイドスライド。

なんだか違うレベルですね。

あ、クリスちゃんは元世界チャンピオンでしたね。

ライアン・イングルのハングファイブ。

なかなかやります。

というか、

いきなりロングに乗ってこれはすごいと思う。

やってみるとわかるけど、

なかなか先端まで行けないのです。

しかも干潮で浅いので、

ワイプアウトしたら玉石についたウニがぐっさり刺さります。

ブライアン・ベントが波に乗ると、

海の色が1930年代となるのはなぜだ？

後ろでライアンが乗っているのも見える。

沖でクリスちゃんが立って波待ちし、

ブライアンがニーパドル。

どうやらここはオールスターサーフの様相を帯びてきた。

2時間近くサーフして冷え切り、

「暖かいー」と喜びながら真夏のテントに戻り、

CANVASファミリーのマックスことデクスター自慢のバーガータイムとなった。

浜でこの美味しさはすごい。

うれしくなって、

2個も食べてしまいました。

こんなドアの開き方をするサーフバンもありました。

すごい。

マルコことミゲールとディナ。

ディナは日本人とアイリッシュの混血であるという。

まるでサイボーグ009の島村ジョーみたい。

ミゲールも海で遊ぶことを全身で表現するひとり。

ディナは波乗りをはじめたばかりだけど、

スタイリッシュに波に乗る子でした。

アマンダも美しい滑走を見せていた。

こんなに上手なのにサーフ歴が2年だなんて信じられません。

センスがいいんだなあ。

ブライアン終了。

すばらしいグライドでした。

ロングならではのテクニックをここに。

やるなあ。

ブライアンとリフカ帰宅。

さよならー。

このステュードベーカーもかっこいい。

それにしてもこんな車がやってくるというのもすごい場所だ。

俺のノーズライドもちょっとだけ登場させてください。

最後はミゲールとフラッフィーの仮想タンデム。

いつかこの日が来るといいなあ。

俺の夢でもあります。

ミー♪

お後がよろしいようで。

サンクレメンテ、今日も波が小さいです。

それではまた明日。

Have a great day!

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