ワイキキで10ドルを払い、SOLのリリちゃんに波乗り指導をしてきました。
ここはクイーンズというブレイクで、ここは「世界で最も初心者にポピュラーな(人気のある)場所」として一般に認識されている。
あまりにも混んでいるので、脇のチャンネル境で波待ちしていたんだけど、そのメインエリアではさまざまなドラマが拡げられていた。
すごかったのが、初心者同士で横並びテイクオフしたのはいいのだが、お互いのレイルがくっついてしまい、それでもガニマタで波に乗っていく2人に、「もう俺はここ5日目だからね、もうローカルみんな俺の友だち」という白地に花柄トランクス、そして購入したばかりのボランクロス&グロスフィニッシュのピカピカロングに乗った派手な日本人が膝波をひとり横に走り、その二人に追いついてしまって、にらめっこしている。
さらにはその3人の進行方向を見ると、「サーフボードをはじめて触ったのが30分前」というアイオワ州(多分)白人カップルの女の子の方が、ロングボードをノーズダイブさせたまま、ヨロヨロとパドリングみたいなことをして、男はこれからやってくる五者衝突に備え、ボードから降りて真剣な顔をして、助けを求めるように俺を見た。
結局、全員は衝突して、リーシュがこんがらがってしまうのだが、誰も怪我などはしていなく、少し経つとみんな何事もなかったようにそれぞれの持ち場に戻っていった。
さらに麦わら帽子をかぶった『波乗りインストラクター』のハワイアン兄ちゃんは大声で、
「Up up?!(立て立て?)」と叫んでいる。
彼は引き連れてきたその5人の生徒の横について乗れそうな波が来ると、押して波に乗せている。
生徒Aは60才くらいの白人男性で、筋がいいのか経験者なのか、とりあえず波に乗っていく。
生徒Bは「ジェイソン」と呼ばれるこれまた白人で、軍隊風の肉体をしているが、波に乗ると立ち上がることができずに四つん這いのまま、犬のように波に乗った。
生徒CはそのBの彼女らしき、ジェニファー。20代の白人だが、ハンバーガーとコーラがお好きらしく、まるで両国か蔵前にある相撲部屋にスカウトされるような体格をしていて、ボードの上にまっすぐ乗れずに、斜めに膝から海の中にずり落ちている。
生徒Dはタウン&カントリーの白いラッシュガードを着、タトゥーもサーファー風なのだが、パドリングがかなり辛いらしく、ゼイゼイと息をしながら両手でノーズを持ち、平泳ぎキックだけの推進力で海面をゆっくりとバシャバシャ移動している。
生徒Eは最初いたのだが、一本乗ったら帰って来られなくなったのか、上がってしまったのかは不明で、2度と見ることはなかった。
よく見ると、こんなサーフスクール・グループが他にも5?6あって、みんなそれぞれ
「サーフィングは、90%がパドリング、10%がライディングデース!」
「ノーペイン、ノーゲイン!(がんばらないとむくわれませんよー)」
「人の後ろをパドリングしてはイケマセン!顔にフィンの切り傷がデキマスヨー」
とそれぞれのスタイルで、世界各地から来た初心者たちを指導している。
さらに妙齢のSUP(タチアガリ)オバサマが波が来る度にその初心者たちの間を縫って波に乗り、
さらにレンタルであろうモヒカンSUPは、これ以上ないほどの限界ガニマタで波に乗るが、
あれでは(彼が)何も制御できないことには誰も気づいていない事実。
チャイナ・ウエムラ風のグッドサーファーに、
ショートボードで膝波にパンピングしている鵠沼風のヤング日本人チームと一緒に来たのかはさだかではないが、一切波に乗るそぶりを見せないロキシーとビラボンの白とピンク、そして水色のラッシュガードを着たボディボードギャルたち。
俺がいるチャンネルではSUPに乗ったビデオグラファーが2人いて、そのクライアントたちのライディングを撮っている。
そんな奇人変人波乗りショーの中で、俺もたまに波に乗り、スポンジボードで内股が擦れに擦れて、これは長時間使わせないために仕組んだレンタル店の策略ではないのか、と疑いながら朝10時のワイキキビーチを海から眺めると、ビル・ビル・ビルの圧倒的な近代建築が立ち誇っていた。
リリちゃんに「そろそろ上がろう」と声をかけ、次に来た波に乗るとレンタル屋の前までうまく乗っていけた。
このレンタル屋の前は少し深いのでブレイクしないので、初速を逃がさないボードバランスと、絶妙なる過重が重要で、それが交響曲のように上手く行って、ショアブレイクまで乗って行くことができた。
最後にフィンが砂浜に接触し、そのままテイルを踏んでボードを抱え、満点ライドを終えた。
そんな「誇らしい俺を見てくれ?!」、「拍手はおきないのか?」と思ったのだが、誰も気づかなかったようだ。
少し悔しい気持ちのままその大きな重い11フィートのスポンジボードを返し、濡れたままでデューク・カハナモクの銅像前まで来たら、日本人カップルがピースサインをしながら携帯で写真を撮り合っている横でパントマイムを披露している大道芸人。
こんなワイキキのすごさを感じながら、いつものダイヤモンドヘッドグリルに行き、旧友ボブリー・吉田とパイと豆乳紅茶の朝食を食べる。
ボブリーは18年前ノースショアのリアムハウスで修行していたパイプライン(じつはロッキー)マスター。
そのときに知り合った友人だが、彼の結婚を境に疎遠となってしまった。
こういうのってありますよね。
ボブリーの針と灸の腕前はプロ級だったので、ハワイ州に見初められてこの地で開業している。
また一緒にサーフしたいです。
次の約束時間が迫ってきたので、「ではでは」と別れ、ボブリーのフェラーリF430を追走するように
アラモアナセンターに行き、白木屋で銀ダラ弁当(8ドル)を食べ、
子供たちに「柏餅4ヶ入り」のおみやげを購入し、
スターバックスでナナちゃんとトモくんと待ち合わせをする。
このブログのコア読者ならご存じのナナちゃんは、ホノルルホテル業界の秘蔵っ子で、
現在はスターウッズ・グループの「LAST HOPE」とされている実力コンシェルジェちゃん。
トモくんは来季NBAのドラフトの候補者で、桜木花道そのままの高校生活を送ったという実力派。
「もうすぐBD3が届くんですよ!アラモアナでサーフするのが楽しみです」
と彼の地元長野のサンクゼールのあんずとりんごジャムセットをいただいた。
↑トモくんの身長の高さがよくわかる写真ですね。
スラムダンク&サーフィンの青春かあ。
あっ、青春って死語ですね。(笑)
こちらはSOLキャプテンのアイちゃんが写っていますね。
ワイキキのアップルストア。
健三さんと、ノリさん、そしてレイちゃんはいますか??
↓こちらはフェラーリストア。
エルサルバドルで会ったTJを思いだしてしまった。
跳ね馬、かっこいいなあ。
アサイにバナナ、ブルーベリー、ストロベリー、グラノーラにハチミツをかけたものを食べ、
リリーちゃんに「船長は、お茶ばかりしてますね」と指摘され、ヘヘーとD先輩のようにごまかす。
気づくと、帰る便の出発時刻が迫っていて、
あわててアラモアナを後にし、渋滞のニミッツハイウエイ・ルートで空港に向かった。
チェックインし、警備過多で恐ろしいまでのセキュリティゲートを通過し、
ようやくゲートまでたどり着くとこの夕陽が出迎えてくれた。
美しいなあ、と機上の人となると、さらにこの夕陽は窓の外に拡がっていた。
で、家に戻り、さっきからまた連載コラムと格闘していて、
最初に「世界初の波乗り実況中継風」というのを書いたのだけど、
誌風にそぐわないなあ、とボツにし、次に書いたのがこれ↓
□
かなり前の話になるんだけど、深夜にフジサワ駅北口の吉野屋で大盛りツユダクを食べていたら、そこに唯一いた店員と、少しカタギではなさそうな風の客がもめた事件があった。
俺はその一部始終を全て見ていたのだけど、それはどこまでもくだらなく、でも書きたくなっちゃって、ここに書いてみることにしました。
店員:「らっしゃいませ?。なに、しますか??」
男:「牛丼」
店員:「並と大盛り、どっちしますか??」
男:「牛丼をくれって言っただろ?」
店員:だから、「並と大盛り、どっちすか?」
男:「おめえ、俺をなめてるのか?ぎゅうどん、ギュードン。わかる?」
店員:「だから並と大盛り、どっちすかって聞いてんでしょー?」
男:「表に、出ろ」
店員:「行ってやんよ?」
と、店員くんは帽子を投げ捨て、前掛けを外して男の後を追って外に出ていった。
俺は紅ショウガを牛丼に追加しつつ、
「マニュアル重視バイト対吉野屋初心者プラス機嫌が悪かったチンピラのタタカイ」
だなあ、とこのタイトルを命名して「いつかこの話を書いてみよう」と粉緑茶を飲みながら誓ったのでした。
俺が食べ終わっても、店員とその男は帰ってこなかった。
(終わり)
これもボツだあ。(笑)
ノーペイン、ノーゲイン!とは、確か岩村選手が入団会見にて言っていましたね。
さて、牛丼話の追加です。
以前に友人がもりそばの大盛りを出前して欲しく、電話にて頼んだ時のお話。
友人:大もり2つ、くださーい
お店:はい、何の大盛りですか?
友人:だから、大もりだよー
お店:だから何の大盛りですか??
友人:だから、もりの大盛りだよー
お店:何の大盛りですかー???
友人:おめぇーふざけてるんか??大もりって言ってんだろうがー!
お店:ガシャン!、プー・プー・プー・・・・
おそまつ!!
さっき、ビーチでリリーさんに逢いました。
パペルボン723さん、
イチローさんの暴投についてはどう思われますか?
「あいつは酢イカの食べ過ぎだ。喝!」
と張本さんがおっしゃっていましたが、岩本さんの番記者としての意見をここにちょうだいしたいです。
へへー。
これは新作、昨日のアラモアナセンターのマクドナルドでの一コマです。
日本人の女の子:わからないのかなあ?ポテト、ポテト!
バイザーをかぶったアメリカ人女子店員:コノ、バンゴーからオネガイシマス!(と下敷き風の日本語メニューを見せる)
日本人の女の子:だからあ、ポテトだってばぁ。ポテトォ。
女子店員:(下敷きメニューに目を落としながら)テトー? ??
日本人の女の子:もういやだ、ポテトって言ったらポテトなのぉー。
横入りした俺:フレンチフライを頼みたいミタイデスヨ。(と女子店員に告げる)
女子店員:(ほっとした表情で顔を明るくし)サイズは?
日本人の女の子:ポテトだってばぁ。
俺はそれを聞いて立ち去りました。
今日のブログ最高に楽しかったです!!(^o^)V
Kawikaさん、
ソルトポンドのおばあちゃんが「カビカはまだ来ないのかねえ」と心配していましたよ。
いつ来られますか?
yamasurferさん。
ありがとうございます。
もっとクイーンズサーファーについて書きたかったんですが、時間切れです。
またコメントくださいね。
本日のブログは、本編、コメント欄、Wで笑わせてもらいました。
おいしいです。(笑)
Fgさん、
おひさしぶりです。
最近、3日間もいらっしゃらなかったので、少しシンパイシテマシタ。
おいしいブログもっと書いてみますね。(笑)
あこがれのワイキキ・・・
初心者パラダイスのクイーンズ、一度は行って見たいです~
「サーフィングは、90%がパドリング、10%がライディングデース!」・・・改めて、再認識させていただきました。
そのレンタルスタンドで俺は働いていたんだ。80年代当時、サーフブランドで身を固めた日本人を、ロコは「BOBOLA」と呼んでいた。ワイキキで波乗りする時は、海底の岩に注意が必要だ。菌が入ると壊疽になり、足を切断した友人がいる。
のりさん、
クイーンズもいいですが、その横にある沖のブレイクはたった5人くらいでしたよ。
ワイキキに来られたらそちらをお奨めします。
私は、サーフィングは99%がパドリングだと思います。
G13さん、
そんな昔にあのスタンドにいたのですね。
すごいなあ。
岩、そういえばロータイドだったので、かなり浅かったです。
気をつけないと。。
イイですね?、たまにこういう回をお願いしたいです。
アイオワ州(多分)が好きです。
吉野家に関しては、あの殺伐としてるあのカウンターに北方謙三の言うところの「ハードボイルド」を感じるのでありまして、僕も数年前の狂牛病事件明けの「吉野家復活祭」当日、「クレイジービーフ、爆盛りで‥」と、ビーフのポーズ(一般的にはロックのポーズと言われているらしいのですが、グーから人差し指と小指を立てたポーズです)でハードボイルドに決めて、吉野家から紅ショウガ3年分を頂いたというロックスターな伝説をもってます。
偶然なのですが、先日僕も吉野家で起こった出来事をポエムにしたので、そちらはメールします。
オジー・レフトさん、
ありがとうございます。
たまにこういうことを書きたいのですが、
なかなか理解してくれる人が少なく、次は吉野屋でなくゼンショーすき屋編にしようと思っていますが、同様なんだろうなあ。
クレージービーフとビーフサインのTシャツを作りたくなりました。
ポエム読みました!
LOW BLOWで下腹に響くおもしろさです。
『月刊漫画ガロ』に連載してもらえるように青林堂さんにメールしておきますね。(笑)
では次は銀座の富士そばでお会いしましょう!
nakiさんこんにちわ♪
クイーンズサーファーです。笑
近所なので仕事後に毎日のように入ってますが、プロもよく見かけますが、私を含め危なっかしいサーファーがいっぱいです。
この日アラモアナのBlue hawaiiで実はお会いしたんですが、こちらが喧嘩中だった為声をかけることができず失礼しました。。
今度は勇気もってお声かけたいと思います♪
mayuさん、
昨日BLUE HAWAIIに行きましたよ?!
今日はこれからまたクイーンズに行ってきます。
コメントありがとうございました。