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naki's blog

赤い顔が閃き、孤高のグライドを求めた日_(1334文字)

ずっと追い続けていた赤い顔のハミングバード。

警戒心が異常に強く、やたらと速い個体。

上の作品は波が主題なのだが、

陽光の反射が美しく、

その煌びやかさにこころを動かされたショット。

昨日も書いたが、被写界深度がやたらと浅く、

調べてみると、たった一段ちょいしか絞っておらず、

パンフォーカスに安心しきった慢心ショットとして自分を戒めている。

ちなみにF5.0でした。

ひさしぶりにコスコに行くと、

自分のカメラが売っていて、複雑な気分となった。

でもカッティングエッジというのが全てではなく、

『大衆派』という言葉もあるくらいなので、

当分は大衆派でもいいじゃないかとも感じる。

とがっているばかりが生き方ではないから。

さて、本日のサンクレメンテは南南西うねり、

そして西北西うねりが届いているのだが、

それぞれの高さが膝程度なので、

サーファーたちは牙を抜かれた獣ではないが、

そんな日を過ごしたところ。

この辺りでは、

一番サイズがあると定評があるソルトクリークに行き、

まあまあの斜面を得た。

カジキ辻くん。

石垣島での釣り達人として名を馳せています。

愛船『仁恵丸』を駆使したチャーターボートのドラマ。

暖かな気候、超が付くほど濃い魚影、

青珊瑚礁、世界トップクラスの透明度の高い海。

釣りキチ三平も追い求めたブルーマーリン、

磯マグロ、カンパチ、アカジン、カスミアジ、

南方系クエなどがやけに釣れます。

南海上の秘境での大物釣りをどうぞ楽しんでください。

http://blog.goyah.net/skipjack/

グリーンレーベル。

AVISO291。

極みのグライドを続けているプロフェッショナル中のプロ。

グライドができなければ、死があるのみだろう。

悩みも税金も何もないだろうが、

孤高で、

シンプルな生き方は斬れ味が良い両刃の剣だろうか。

夕方はサンオノフレで、

キャッチサーフのオディシーセッション。

夕陽が斜面に溶けて、

そこにレイルをかたむけていく至福。

カジキ辻くんもサンオノフリーで、

暖色斜面に自身を委ねていた。

「俺は誰なのだ?」

そんな哲学なる時間でもありました。

大波だけに全てをかけることはない。

こんな波でも人は熱狂できるものである。

自分の波紋が遠くまで続いていく先に夕陽があった。

「明日はやってくるのだろうか?」

そんなセンチメンタルな気分にもさせられる瞬間でもある。

コールに行き、

浮力の話をしたが、あまりにも委細詳細なので、

少しまとめてからここに紹介します。

コールがMPツインを削るのは珍しいことだろう。

MPツインは正真正銘のCOLE印のマスターピースだが、

ここにはマーケティングというものがないので、

このモデルはマニアのものとなっている。

それもまたサーフボード。

正しい姿でもある。

売れている本数が多いからといって、

すばらしいボードデザインというわけでもなく、

さらに言うと、

「(波に乗るには)たった一本だけのサーフボードがあればいい」

という事実。

どのボードで波に乗るのか、

波はまた自分にやってくるのだろうか。

波に乗れば自分に充実は訪れるのか、

空漠な毎日に火は点けられるのか?

そんなことが気になった。

さようなら今日。

明日よ来い。

新しい日よやって来い。