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弱弱強強弱強波_映画ジャッキー・ロビンソン物語_(2070文字)

こんにちは、お元気ですか?

二日前にポストしたDセンパイと杉本さんの

『第1回ニマリンサーフ・ジャワ珍道中』ですが、

多くの方からの前向きな感想をいただき、

作者のDセンパイに伝えると大喜びされていました。

ただ、昨日その続きがあると思われていた人が多かったようで、

「まだですか?」

「次回はいつですか?」

という質問を多くいただいた。

じつは後半部分はまだ届いていずに、

センパイにメールをすると、

「来週書きます。どうぞお楽しみにお待ちください。

ランボルギーニ・ミウラ」

という返信がありました。

なので、気長にお待ちください。

俺もセンパイたちの珍道中が楽しみです。

5日目となるサンオノフレ・レフト。

もはや中毒状態で、

ここでサーフしないわけにはいかなくなっている。

到着すると、

ご覧のような見事な波が来たのだが、

今思うと、どうやらこれが大トリの波だったようで、

今回の南うねりでの最終セット波のようです。

「ろうそくが消えるとき」ではないが、

最期に大きなオバケセットが来ることってありますよね。

今日はカーブボールを片手にパドルアウトしようとすると、

やけに上手なロングボーダーがいて、

その彼が上がってくると、JJ・ウエッツェルだった。

彼もこの波を最終日にしてようやく見つけたようで、

「教えてくれたらよかったのに?」

と言うが、どこも良さそうだったので、

それには及ばないと思っていました。

彼と入れ替わりにサーフする。

この波を何度も乗って、わかってきたのが、

ここの癖のある波質。

切り立ち続ける壁と、

すぐに崩れてしまうパートが混在していること。

テイクオフしてすぐに切り立たないセクションがあり、

そこはレイルをかませずにフワリフワリと通過していき、

そこを過ぎると、

しっかりとした芯のある波が続くので、

そこは好きなようにターンしていくといい。

そして後半、

突然切り立たないセクションが出現する。

それをサラリと抜けると、

浅瀬に乗り上げるパワフルなショアブレイクとなり、

長距離波は終了する。

1本の波の中に強弱がある波はいままで乗ってきたが、

弱斜面があまりにも弱すぎることが難易度を上げたのだろう。

正確には強、超弱波だろうか。

ここは元々ロングボードのブレイクなので、

弱いセクションはやたらと弱い。

ロングであれば、

そこをトリムやノーズライドをしてメイクできるのだが、

ショートボードだとやたらと難解でありました。

ようやく「弱弱強強弱強」

というリズムを感じるに至った。

上がってくると、俺と入れ替わりに、

コールボードを持ったお兄ちゃんがパドルアウトしていった。

夕方にかけて満潮になっていくので、

波質がまた変わりましたね。

あ、乗った乗った。

グラブレイル・トリミング。

お兄ちゃん、なかなかやります。

子どもが真剣にサーフしているのって、

すばらしいと感じています。

このまま波に乗ることがずっと好きでいてくれますように。

遠くからのうねりなので、

一時間に2?3本、このサイズの残波が届く。

だいたいこういう予期せぬ波は、

沖で待ちつづけた人が乗ることとなる。

それは昔も今も変わらないこと。

4月12日に全米公開されるドキュメンタリー映画『42』。

42とは、

野球ファンならご存じジャッキー・ロビンソンのことであります。

彼は黒人初のメジャーリーガーであり、

新人王、MVP、首位打者、盗塁王のタイトルを得た選手。

今の選手で例えると、

イチローさんに肩を並べるほどなんですよ。

しかもこの時代は、人種差別のまっただ中。

その環境内で、

唯一の黒人として紳士的にプレイし続け、

結局はチームメイトからも尊敬され、

チームを牽引してワールドシリーズでも優勝。

1956年に引退。

そして野球殿堂入りを果たし、

1997年には彼の功績を讃えて、

彼の背番号42は、

MLB全球団全体の唯一の永久欠番となる。

(ヤンキースのマリアノ・リベラは、それ以前から背番号42をつけていたので、

特例として、背番号42を継続使用することが許可されている)

人種の相違を理由に重く強く迫害されながら

自身を貫き通した男の物語が映画化されました。

早く観たいです。

アメリカでは遅ればせながら「チビ」ブーム。

こうして2頭身キャラが席巻しているのは、

時代を反映しているのか、そうでないのか。

若者の海外旅行離れが進んでいるという。

なんでもインターネット等で情報が簡単に得られるようになったから、

「行かなくてもわかるからいいや」

ということが最も大きな理由だと識者は分析している。

だが、旅は情報だけで満足するものではない気がする。

食べものもそうだし、

もちろん波も実際に乗らないと、

本当のところはわかりませんよね。

バーチャル時代も便利でいいが、

もし波乗りがバーチャルでできたら、

それは楽しいことになりますね。

でも自然なものが一番ですから。

実際には若者の人数が激減しているからのようで、

そう考えてみると、

波に乗る若者が少なく見えるのも同じ理由だろうか。

そんなことを考えていました。

それではまた明日ここで。

暖かくなりましたか?


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