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AVISOプレイングマンティス_波乗り自由化の告発壁_インアウトバーガーの裏メニュー_(2898文字)

AVISOプレイングマンティス5’4″

そういえばインプレッションを書いていないことに気づいた。

コールのプレミアムシェイプ。

そしてAVISO社が製作する中空カーボンファイバー。

2012年からAVISOはレイル部5層という構造となっていて、

「軽すぎる」

「しなりすぎる」

というプロライダーからの要望を強度で応えた形になった。

AVISOボードは「硬い」と思われがちだが、

所有している人ならわかるだろうが、

弾力がある素材なのでやわらかいのです。

それと、「軽いボードが良い」とされていた時代から

「しっかりとした比重があるボードが良い」

ということになってきた。

なので、

軽すぎる旧EPS素材はすでに生産中止しているほど。

元々AVISO社は軽く作ろうとしていて、

1kgというグラスホッパーを手に取ったことがあって、

そのときは「WOW!」と俺も感じたものだ。

思い違いの時代でした。

さて、プレイングマンティス。

コールがショートボードに革命を起こすべく、

彼の全てをつぎ込んで、

そしてマスターシェイプに費やすこと半年あまり。

完成したときの感動は大巨編作品のようでありました。

これを乗った全員が

「速い」

「走る」

「軽い」

という感想を伝えてきた。

それもそのはず、

シングルダブルコンケイブの新展開というデザインで、

それを2年ぶりにAVISO化しようという、

コールの意気込みがこのシェイプに転化されていました。

当初は生産が追いつかず、

予約のお客さまが待たれているのに、

自分で所有することはできなかったが、

試乗時のポテンシャルは

「やはりCOLE」そして「さすがAVISO」だと、

心の底から認めてしまったほどであります。

お正月の試乗会に持っていき、

多くの人がこのボードでサーフしたが、

その走りを見て、うれしく思ったことを思い出していました。

↑サンクレメンテ・ピアでの勇人さん。

緩慢な斜面で、

この扇型のターンがすばらしい。

こちらは俺↓

速いからこそのラインというのが存在していて、

まき散らすスプレイの視界がワイルド&スリリング。

下は千葉北で開催した元日セッションの模様で、

まずは頭領オーニシが軽くトップターンを決めた。

↓OMF大谷さんが、

ミニノーズライダーからプレイングマンティスに乗り換えた一本目のターン。

291&4V

俺のトップターン。

この波は、

「波は想像して、念力で呼び起こすものだ?」

とやったら本当にやってきた慢心波。

カメラ係をしていたメディアじゅんも、

カメラを置いたらプレイングマンティスに飛びついた図がこれ。

俺と大西はツインスタビライザーのセッティングを好んでいて、

多くの人は、

クアッドセッティングを気に入られているという報告。

どのセッティングでも「硬いフィンでより速く」というのが、

プレイングマンティスのベストを引き出すのでしょうね。

5’4″、5’6″、5’8″の全サイズ、

各グレード再入荷しました!

https://www.nakisurf.com/brand/aviso-model.html#prayingmantis

決算セールも重なっております。

ぜひこの機会をお見逃しなく。

さてサンクレメンテ。

全てのうねりは去ってしまったようで、

薄い風波と、北西からのグランドスウェルだけが届いている。

『栄枯盛衰(えいこせいすい)』という四字熟語が浮かんだ。

『波乗りの自由化を!!!」(船木意訳)

という知的な落書き。

その下にある三つの文章の真意は

「ローカリズムはなくなれ」

というようなことが書かれている。

この壁はどこにあるかと言いますと、

ご察しの通り大混雑するトレッスルズにあります。

だから俺も含めた多くの人が、

トレッスルズでサーフするのをボイコットしているのですね。

COLEファイヤーフライを持ったフランキー・ハーウッド。

フランキーはそのトレッスルズのライフガード&ローカルであるが、

彼らはビジターに対してとても寛容。

彼は、(通ってきている)自称ローカルが、

こういった問題を起こしているのだろうねと言っていた。

どこでも同じですね。

ビーチクリーンの日は率先してゴミを拾うけど、

他の日は見て見ないふりをしていたり、

波に乗りたいからといって、

威圧して無理に乗っていく。

そういうことは正しいのか、

またはかっこいいのかと考えてみた。

ローカリズムは過去のものとなっていく。

話はがらりと変わり、

インアウトバーガーに行ってきました。

ここは1948年にオープンしたハンバーガー屋の老舗でありながら、

廉価、

そして選ばれた食材のコンビネーションの食材と、

平均14時間の長い営業時間の利便性が魅力である。

このバーガーに酔いしれているファンがたくさんいることで知られている。

欠点はいつ行っても混んでいること。

注文してから食べ終わるまで

「いったい何人の人がオーダーしたのか?」

完成した際に呼び出されるオーダーナンバーで調べてみると、

30分で100人を超えた。(ラグーナヒルズ、エルトロ店)

俺は自分流の究極バーガーを模索している。

「グリルドチーズ、withグリルドオニオン、エキストラトマト。

ハンバーガー・プロテインスタイル、withグリルドオニオン、エキストラトマト」

と細かく注文してみた。

グリルドチーズを開き、

レタスで肉を包んだプロテインスタイルをはさむと、

俺だけの究極のハンバーガーとなった。

要は肉抜きのグリルドチーズと、

バンズ(パン)抜きのバーガーを両方トマト増量ということ。

野菜たっぷり、焼いたタマネギの風味の向こうに肉の旨味が隠されていて、

少し硬めのバンズと溶けたチーズ味が渾然となって、

「アメリカで一番おいしいファーストフーズはこれ」

と断言できるほどの味であります。

フレンチフライ(ポテト)は、

ぜひノーソルト(塩抜き)で食べてみてください。

日本で大流行したじゃがポックル(カルビー)のできたて味がやってきます。

このインアウトバーガーは、

およそ考えられる限りのオプションが注文できる。

タマネギを入れるor入れない、またはグリル(焼いたもの)

エキストラトースト(バンズ=パンをもっと焼く)

エキストラトマト、ピクルス、レタスだったり、

刻んだチリも入るという。

アニマルスタイル(焼きタマネギと特製ソース増量)

というものまである。

肉好きの人には、

2X2とか4X4という注文方法もあって、

これは左の数字が肉の枚数、そして右はチーズの枚数。

以前はクリスチャンが10X10を食べていたが、

最近はマックスが4ということになったそうだ。

(クリスチャン談)

日本でも吉野家の牛丼が似ていて、

つゆだく&ぬき、ねぎだく&ぬき、

トロだく&ぬき、ツメシロ、アツシロ、

つゆだくだく、つゆだくだくだく、

あたま(肉部分だけ)の大盛と来ると、

まさに老舗(吉野家は1899年創業とあった)ということもあって、

インアウトバーガーを彷彿とする裏メニューであります。

和と洋の違いがあるが、肉料理ということも同一ですね。

それではまた週末がやってきました。

どうぞすばらしい日をお楽しみください。

今日も来てくださってありがとうございました!