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naki's blog

技術ではなく、ただ波を愛するということ_(1014文字)

サーフボード。

昔はボートを製作するのと同じクロスで作っていたのだそうで、

その目の粗さと重さが魅力でありました。

サーフボードはこのくらい傷ついていたほうがリアルでいい。

例え水が入って黄ばんでいたとしても

それが個々のキャラクターなのだと感じるようになってきた。

サーフボードって生きものみたいです。

機会があって、

ドナルドのことを文字にしました。

単語を連ねて彼のことを表現していくわけだけど、

もうここにいない人のことを書くのは、

ちょっぴりと喪失したような気持ちになった。

彼はもうここにいないということを知っているが、

写真の中にはしっかりとたっぷりと生きていた。

こうして何気ない仕草の中に

「真のサーファーならではの表現」

というのがあり、

それこそがスタイルなのだとよくわかった。

ドナルドはプロサーファーとして、

そしてボードビルダーとしてこの時代を生きたのですね。

ブラ師匠とペリカンの接近遭遇。

月曜日が楽しみな一人です。

それはマンデーブログがあるからなのですが、

今週は何だろうか?

わくわくしながらページを開く。

このブログには示唆があったり、

教訓があるのが常だけど、

今週は、

「手中の波をしっかりと乗れば良かった」

ということでした。

https://www.nakisurf.com/blog/showroom/archives/56911

「今を生きよ」

とは、人生で大事なことのひとつですが、

得た波をしっかりと大切に乗ることによって、

波周りが良くなったり、運がついたりすることは、

波に乗っている私たちがよく知ることです。

つまりマンデーブログの良さは、

波乗りを深く愛する人が書くすばらしさなのでしょうね。

よく波乗りの話をすると、

「(技術が)上手、下手」

ということを主題に持ってくる人が多いけど、

実際に大事なのは、

「ものすごく好きか、まあまあ」

という浸かり方なんだと思う。

俺は「超ものすごく好き」なので、

同じ好きさ加減の人の文章、写真、

または絵やボードデザインに触れると、

歓びがあふれてくるのでしょう。

文章の形にもさまざまありますが、

サーフィングはしないけど、

取材してそれは見事な誌面にするライターもいますが、

結局そんな文章を読むと、

「波を愛していない」

ということがすぐにわかってしまうものです。

逆に前出したドナルドのふざけたポーズでさえも、

波乗りを愛していると一瞬で感じられる。

不思議です。


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