こんばんは、
Tシャツのデザインをしていたらすっかりこんな時間になってしまいました。
本日ギリギリの更新です。
こんな白黒フォトをスクリーンで表現しようとしていて、
縦位置にして全面もいいのかも、と迷いはじめてしまった。
これからスクリーン屋でアドバイスを聞いてきます。
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さて、サンクレメンテは南西うねりが大きくなってきて、
ビーチは全てクローズアウト。
サンオノフレレフト、トレッスルズ、
ストランズ岬が超混雑といういつもの情報。
いつもの日没セッションを一時間早めて向かったのは、
先週末キャッチサーフミートで地形が良かったトレイルズ2。
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/46312
セットはクローズアウトぽいが、
インサイドは形の良いブレイクだった。
ライアン・イングルが自信満々に持ってきたのは、
1980年代のレプリカモデル『NATIONリック・ケイン』
5’9″ x 19-1/4″ x 2-1/4″ 81 beers
ライアンの身長体重が180cm、82kg。
デッキパッドを昔のアストロデッキ風に切り抜いて使用しているほどの懲りようです。
ロゴの下には
“Ultra-Lite Competition Model”(笑)
とあって、
まだコンテストに対して憧憬があった時代のフレーズそのままが封入されていた。
ライアンはご存じNATION/CANVASのシェイパーで、
グレイトサーファーでもあります。
この夕波セッションには、
彼と丘の上のベンチで待ち合わせたのだが、
「どうしましょうか?」
と聞くと、
「俺はどこでもいいデス」
と即答したライアン。
普通こういうハードでわりとジャンク系のコンディションだと、
なんだかんだ言って他ブレイクに行きたくなるのが通常のサーファーなのに
初志貫徹のライアンはすばらしいと彼を讃える。
どこまでも、
というか見える範囲は誰もいなかったトレイルズ。
とすると、周囲5kmは俺たちだけ。
他のブレイクはもう少し小さくてまとまっているが、
激烈に混んでいることにくらべると、
ここは純粋にサーフィングを楽しめる場所だね、
と沖で話していた。
ライアンのゲームプランはミドルサイズの波に乗ること。
形の良いライトをジャンジャンバリバリと乗っていった。
往年のOPプロを彷彿させるトップターン。
さすがライアン、
ボードとのマッチングをわかってます。
インサイドのハッキング。
いいね!
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ジャンボセットを待ちつづけた俺の一本目。
CANVASポンパドール・スクエア改ラウンド。
https://www.nakisurf.com/brand/canvas/detail-pomp-squared.html
5’2″ x 19-1/2″ x 2-1/4″
ツインスタビライザー
このサイズになるともちろんクローズアウトしてしまう。
だけど、
長く高い斜面を滑り降りてくるのはひさしぶりなので、
それは楽しいのです。
これは2本目、
オープンフェイスになったので、
ボトムターンのGに酔いしれた。
まるでバイクで高速ターンしているようでした。
木村さんはお元気だろうか?
とキックアウトした後でアズサ山を想いました。
クローズアウト後は、
それ以上進みたくないのと、
リーシュをしているので、
好きなように任意ワイプアウト。
これはオーリージャンプの飛び込み系。
こういうのは日常ではなかなかできないので、
ある意味サーフィングというか、
水遊びの醍醐味であります。
滝壺に飛び込むような爽やかさ。
トレイルズのアウトサイドでサーフするのは初めてで、
海底が複雑なのか、
波の下部が渦を巻くようによれていたのが印象的だった。
大西がパドルアウト。
カーブボール5’3″Keahana
沖でライアンと一緒に波を待つ。
全く人がいないので、
誰かいると波が崩れる前後位置がわかるのです。
大西の一本目。
ライアンと同じくミドルサイズを選んでいた。
ドノバンみたいなボトムターン。
291
ライアン終了。
ひとりになってしまった大西は、
セットを待たずに終了。
「ひとりになると、あんなに怖いとは知りませんでした」
という大西にノースハワイはいつもひとりだったので、
その怖さを伝えると、深く共感してくれいました。
「大きな魚が横で跳ねただけで驚きました」
サーフィングとは、
大自然の中でするものだと再確認できた。
「夕陽写真を撮りたいから駐車場で」
とふたりに伝え、
このセッションのはじまりのベンチを撮ってみた。
夕陽に照らされる俺のボード。
視界には誰も見えず、
誰にも乗られない波がいつまでも崩れていた。
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