こんにちは、
暑さは和らぎましたか?
これは1963年のサンオノフレだという。
この時代から今もサーフしている人たちがたくさんいて、
「昔はどうだったのですか?」
と聞くと、
「今と全く同じだよ。違うのは車とサーフボードだけ」
と口を揃えて言う。
ルールもマナーも同じなのだそうで、
みんな仲良く楽しく
波は分け合って
というスローガンのすばらしいサーフスポットがサンオノフレ。
そんなこともあり、
去年のBEAMSトーキョーカルチャート個展では、
このサンオノフレの歓びをメインビジュアルとして、
題名を『ハッピーグライド』としたのです。
ハッピーグライドの聖地サンオノフレ。
幾度も陽は昇り、陽が沈み、
今日も笑顔で波に乗るサーファーたち。
あの愛しい時代のボードを積んでやってくるジョニー。
波も変わらないのだから、
それは1963年そのままのサーフィング世界があるのだろう。
こんなハッピーな気持ちのTシャツが着たい。
ということから始まって、
「サンオノフレのハッピーグライドTシャツを製作する」
というプロジェクトとなった。
写真なので熱転写プリントを考えたが、
通気が悪く、
ぺたぺたと張り付くのはNGなので、
シルクスクリーンとした。
次にあまりプリント主張したくないので、
白黒でほんのり表現することにした。
まずは白地に黒と考えたが、
白いTシャツはたくさん持っているので、
逆転の発想と、
夏ももう終わるということで黒地に白と決めた。
スクリーンを作って、まずは自分の分を刷った。
NAKISURFアパレルをお持ちの方ならご存じのように
私たちはブランクス(素材)はこだわっているのです。
Alternative Apparel(オルタナティブ・アパレル)のデザイナーライン。
柔らかく薄いコットン地の感触が気に入っている。
厚手にするのだったらアメリカンアパレル。
薄地ならオルタナティブと使い分けているのです。
スクイージを手前に引いて、
”ワンパス”という一度だけインクを落とす手法で、
スクリーンを持ち上げると、
YES!
できました!
思った通りのやさしき主張のハッピープリントとなりました。
ネックタグプリントには、
“RIDE, RIDE, RIDE”と、
サンオノフレの波乗りのイメージと、
「サンクレメンテの晴れた日に刷りました」と入れる。
完成しました!
うれしいのでたくさん刷ろうと思ったが、
夏も終わりなので、
以前開催した48時間限定での完全受注製作を考えております。
https://www.nakisurf.com/accessories/nakisurf-originals.html#limited
待てよ、73(なみ)ということで73時間限定もいいな、
などとアイディアがふくらんでいます。
これからスタッフたちがウエブページを作りますね。
どうぞよろしくお願いします。
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閑話。
突然浮かんだスティンガー・ピンテイルのアイディア。
ここには名匠シェイパーがたくさんいるので、
こういうイメージ画を作ると完成に近づきやすいのです。
汚し系のスロッピーティント、ワイドラップ、
シングルフィン、テーパーレイル。
このボードがあれば、
長いラインで滑走する提案ができます。
斜面が終わって泡になっても走り続ける歓び。
コンテストサーフィングの反極にある美しきグライド。
これは鳥のように羽ばたきたい人に。
新しい週ですね、
どうぞすばらしい週としてください。
やさしい時代に生きるように今を過ごしたいと思いました。
それではまた明日ここで。
今日もお越しくださってありがとうございました。
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