最近やけに夕陽がきれいに思えるのは、
冬がやってきたからだろうか?
夜が来る前の絢爛。
ロッキーショアのパーフェクション。
いつも思うのだが、
このパーフェクションは、
冬のご褒美だと思う。
ロッキーショアは、
暖かい夏には全くその片鱗すら見せないブレイク。
冬にしか食べられない、
いや乗ることができないおいしい珍味であります。
もちろんだが、
波は冷凍保存もできないので、
やはりこの時期にサーフするしかありません。
かなりハードなので、
体もそれなりにしておかなくてはならない。
暴飲暴食はこの波を想って、ストップをかけていこう。
□
そして本日。
赤いボードはタイちゃん(タイラー・ウオーレン)が、
俺のモデルを創ってくれたのです。
美しいボードです。
左からギャラクティックレーザー、
タイちゃんの俺モデル、
そしてニュートゥモロー2014。
新作ボード群に乗ることができる歓び。
グラブルズの地形がいいので、
バレルセッションとなりました。
ギャラクティックレーザー。
強制ボトムストールと、
バレルセッティング。
なぜか津軽海峡冬景色のメロディが浮かんだ。
で、サーファーへの替え歌が即興でできました。
「ソルトクリーク冬景色」
♪
ソルトクリークの芝生坂降りた時から
グラブルズはバレル波
北うねりに乗る人たちは誰も無口で
波鳴りだけをきいている
私もひとりネイショーンに乗り
うれしそうなペリカン見つめマンライでした
ああぁ〜〜ソルトクリーク冬景色
♪(拍手)
ごらんあれがダナポイント サンクレメンテの
隣町は冬波届く場所
硬いワックスをゴリゴリ塗って 冷たいブーツを
履いてネックエントリーのウエット着る
待ってて波よ〜私が乗るまで〜
風の音が胸をゆする 乗れとばかりに
ああぁ〜ソルトクリーク冬景色
待ってて波よ〜私が乗るまで〜
風の音が胸をゆする 乗れとばかりに
ああぁ〜ソルトクリーク冬景色
そのメロディのままNATION工場に行き、
みんなにこの歌詞を紹介したいのだが、
演歌の良さをUSAロックンロールの人たちに伝えるのは、
かなりむずかしいことに気づいた。
日本人で良かった。
石川さゆりさんバンザイ!
ボヘミアンラミネートのCANVASバターゾーン。
これから華麗な色をまとうのです。
サンクレメンテはかなり乾燥しているので、
グラッシングには最適な気候が続いています。
□
王子邸南で夕陽波写真を撮っていたら、
南から優雅にイルカが泳いできた。
できることなら接近遭遇したく、
俺も沖に泳いでいくのだが、
イルカの泳ぎはやはり速く、
かなり遠くで通り過ぎていったのはいつものこと。
呆然と沖で浮いていると、
なんとそのイルカは少し先で浮いていた。
そっと全力で泳いでいくと、
イルカはこうして夕陽に顔を上げていました。
それはまるで何かに祈っているようで、
俺は息を止めて、
祈るようにシャッターを切った。
しばし時は止まり、無音となって、
夕陽が拡がる広い海にじんわりと感動していた。
不思議なことだけど、
こんなこともあるのですね。
この作品名を”the Praying Dolphin”として、
インスタグラム経由FBに投稿して、
やさしい気持ちのまま一日を送っています。
■