Happy Birthday Tyler!
何年もそうしているのだけど、
タイラーは自分の誕生日をフォードアーズで祝っている。
たくさんのサーフボードを自分のバンに積んでやってきて、
一日中サーフするというスタイル。
この素朴さが彼の良さで、
いまどきこんなにサーフィングに対して純朴な青年はいないと思う。
アンディ(・デイビス)もこのお祝いセッションに
「朝行くよ〜」
とエンシニータスから来るそうで、
クリスちゃん(クリスチャン・ワック)は、
「午後から夕方にかけて行きます」
ということだが、
私の午後は、
アーバインとウエストミンスターでアポイントメントがあったので、
午前の部に参加することにした。
到着するとふたりはすでにサーフしていた。
どうやらフィンレスでやっているようだ。
望遠レンズを出して、
タイちゃんのバースデー・ライディング写真をパシャリ。
タイラーのフィンレスグライドは、
滑降というより飛翔しているように見える。
アンディも短いボードでこのスライダー。
楽しそう。
(車内スペースの関係で)
スーパーソープを持ってきた私。
それでパドルアウトすると、
「一度崩れて消えていき、緩い斜面が残る」
というフォードアーズ斜面にそれはたのしくグライドできた。
ロングボードでなくても乗れるのがすごい。
それを見たタイラーが「取り替えましょう」
というので、俺はフィンレス、彼がスーパーソープ。
創作者であるタイラーが乗ると、
ストリンガーに入ったカーボンファイバーと、
Sクロスマッチングのしなり具合がよろしいようで、
「これは歴代ソープの中で一番調子が良いです」
とフォルムとテイルのキックを確認して大喜びしていた。
ただ、試作だったトゥーステイルの食い込みだけが気になるようで、
何度もそのロッカーやフィン周りの曲線を確かめていた。
俺はというと、
フィンレスだと思っていたボードに高さ5cm程度の2枚のフィンを発見し、
そのささやかで小さな翼のありがたさを感じた左右グライド。
そしてウナギクネクネの幸せだった。
「ウナクネ」って語感がいいですね。
タイラーバンの前に置かれた誇らしきスーパーソープ。
これは、
バーオブソープ
ダブルダブル
シンミント
というソープ家系の末弟です。
石鹸と命名するのがタイちゃん流。
「How are you!」
クリスちゃん一家のコーリーがやってきた。
なんでもトレッスルズを見て、
あまりの良くなさにがっかりとして、
そのままこの電動自転車でサンオノフレまで来たという。
この自転車なら遠いようで近いのでしょうね。
CANVAS試作のポイントファイブを積んでいました。
アンディも海から上がってきた。
アンディ・デイビス。
詳しい人なら軽くおわかりになるでしょうが、
そうです、あのFreeのアンディ・デイビスです。
彼の作品をあるアーティストが模写して、
彼女が超有名となったのはいまや公然の秘密。
アンディはそのことについては気にもしていないけど、
タイラーたちはかなり憤慨しています。
アンディたちは、
ドノバンを従えたFree時代、
つまり1990年代からこんなアートを創造してきました。
アメリカ人はオリジナルにこだわり、
模作を嫌うので、
こんなこと(みんな憤慨)になっているのですね。
なるほど各地のフェスティバルで、
彼女とアンディ一派が一緒に展示されたことはなかったのは、
そんな理由なのかもしれませんね。
今年のグリーンルーム・フェスティバル10周年記念には来るのかなあ。
Instagram:
@andydavisdesigns
そのアンディのインスタグラムから。
彼の奥さん用のバーソープが完成したようです。
最高ですね。
お誕生日おめでとうございます。
彼はまだ28歳。
絵を描いて、シェイプして、
デザインも、そして美しいサーフィングができる。
なんともすばらしいサーフ人生です。
私がちょうど彼の歳のときに、
アメリカに永住してきたことを思い返すと、
感慨深いです。
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さてさて!
@theseea
ゴールデンウイークです!
疲れている人はゆっくりとお休みください。
湘南に住んでいたときは、
GW後半の海がやたらと空いていたことを思い出しました。
お仕事の人もすてきな春を楽しんでください。
NAKISURFはGWもニコリン営業しております。
ハッピーグライドをぜひ!
試乗ボードもたくさんありますし、
スタッフたちがお手伝いいたします。
新しくサーフィングを始めたい方もぜひです。
簡単ですが、お教えします。
それではまた明日ここで。
今日もありがとうございました。
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